仮面ライダーナスカ I come to米花町   作:ボルメテウスさん

30 / 30
事件の全貌

そこは、ゲームが全て終わった空間。

ゲームをクリアしたプレイヤーの1人である、江戸川コナンは、今回の1件であるノアズアークと対面していた。

 

「それで、最後のは一体何なんだ?あれは、幾ら何でも、クリアは無理だろ」

「・・・このゲームには、本来、あのウイルスはなかったんだ。けど、あれは、後から組み込まれたんだ」

「後からだって?」

 

それに対して、コナンは驚きを隠せなかった。

 

「彼もまた、あの組織のメンバーだったんだね」

「っ」

 

同時に、コナンが振り返れば、そこには、今回の1件で、怪盗ルパンとして現れ、チェンソー・ドーパントとの戦いでは、ドーパントとなって、助けた霧彦がいた。

 

「あなたは」

「私かい?私は、そうだなぁ、今はとある怪盗に取り憑いている幽霊とでも言っておこう。今回、この事件に遭遇したのは偶然であったんだ」

「どういう事なんだ?」

「いやぁ、彼は結構、無理矢理な形で、このゲームの中に入れたんだよ」

「それで、僕が彼を受け入れられるようにしたんだ。あのウイルスに対抗出来るのは、同じ力を持つ、彼しかいかなかったら」

「・・・つまり、あんたは、仮面ライダーが変身に使っているアイテムに取り憑いてる奴と言う事か?」

「まぁ、元持ち主だね」

 

それと共に、霧彦は、画面の外を見せる。

 

「まだ、舞台は終わっていないからね」

 

同時に、それは映し出されていた。

映し出された空間は、ホテルの廊下であり、必死に逃げていた人物。

 

「こうなったら」

 

彼は、既にこの状況を脱しないと悟っていた。

だからこそ、彼の捜査を行っていた者達を始末しようとした。

その時だった。

 

「そこまでだぜ」

 

鳴り響く声。

同時に、現れたのは二人組。

 

「貴様はっ」

「あんたを検索して、ようやく理解したぜ、まさかあんたがあいつらの仲間だったなんてな」

「シンドラーカンパニー社長、だけど、それは表の顔。本当の顔は、財団Xに所属する一人。それがあんただろ、トマス・シンドラー」

 

そう、二人は名乗ると同時に、シンドラー社長は苦虫を噛んだ表情をする。

 

「まさか、そこまでバレていたとはな」

「本当に苦労したぜ、あんた、最初からノアズアークを捕えようと考えていたんだな」

「あのウイルスも、全てはノアズアークを捕える為。それが、子供達の犠牲になろうと、構わずに」

「だとしたら、なんだ」

「ノアズアークを手に入れて、どうするつもりだ!」

「決まっているだろ、ガイアメモリの為だ」

「なにっ」

 

そこから出た言葉に、コナンはさすがに驚きを隠せなかった。

 

「ガイアメモリは、かつて一人の少年が、地球の本棚と繋がる事で造り出す事が出来た。財団でも、同じ事が出来るかどうか、何度も実験を行った。だが、結果は失敗に終わった」

「それが、なぜノアズアークと」

「ノアズアークの元になったヒロキは、その少年と同じぐらいのシンクロ率を出していた。ヒロキのクローンとも言えるノアズアークを捕えれば、再びガイアメモリを生産する事が出来る!今回は、それで失敗に終わってしまったがな」

「ガイアメモリを、再び作らせてたまるかよ」

「だとしても、今のお前に、止められるか!」『ニードル!』

 

鳴り響く音声。

それと共に、シンドラー社長の姿は、大きく変わる。

身体のあらゆる個所が針で覆われており、まさしく針のドーパントと言える存在がそこに立っていた。

 

「止めて見せるよ、彼女がな」

「私頼みかい!」

 

そう、恰好をつけた影だったが、それに対して、ヒサメは思わず突っ込んでしまう。

 

「だって、今、ナスカメモリは、全部ゲームの中にあるんだから」

「あぁ、もぅ、せっかく恰好良かったのに、分かったわよ」『ズー』

 

そのまま、呆れながら、ヒサメは懐から取り出したドライバーを、そのまま腰に回し、ズーメモリを起動させる。

 

「変身!」『ズー!』

 

鳴り響く音声と共に、ヒサメはその姿を、仮面ライダーズーへと変身させる。

 

「さぁ、あなたのお宝、頂くよ!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。