さて、どの様なボスなのか?
すみません。更新が遅れましたね。今まで無理して毎日更新したので、熱を出してしまい休んでしまいました。
無理せずに更新を続けたいと思います。
ビャクランを攻略組に迎え入れた攻略組は第5層のボス部屋の前に着いた。
血盟騎士団の団長であるヒースクリフが攻略組のプレイヤーに代表として言う。
「今回のボスの名前はロイヤルナイト・ヘルクレス・エンゼラー。
βテストでは第6層までしか登れなかったと聞いただろう。
このロイヤルナイトはβテスターだったボンゴレの副リーダーであるキリト君の話によると、かなりの強敵だそうだ。
キリト君。ここからは君にボスの説明を任せる。」
ヒースクリフがキリトに今回のボスの説明をさせる。
「今回のボスである、ロイヤルナイト・ヘルクレス・エンゼラーは、俺を含めたβテスターがβテストの時に戦った最後のボスでも有る。
コイツを倒した後にはβテストプレイの期間が2日になっていた。その為、βテストでまともに登れたのが第6層までだった。
このロイヤルナイトは正直言うと、βテスト時代で最強クラスのボスとして降臨した。」
キリトの言葉にディアベルが頷く。
「確かにロイヤルナイトは強かった。βテストの時は何度も敗れて、何度目かの戦いで、やっとの事で勝てた相手だ。
βテストでは敗れても復活できたが、このデスゲームではそういかない。HPが0になったら、復活出来ずに現実でも死ぬ。
コイツの相手をする事は本当に命懸けの戦いになると思う。」
「ディアベルが言う様にロイヤルナイトとは命懸けの戦いになると思う。
ロイヤルナイトは強力な切れ味を持つ剣が右腕と一体化している上に片手剣のソードスキルまでも使ってくる。
それに左腕には強固な盾を装備している為、威力が低い攻撃は簡単に防がれる。
しかも、一番厄介なのが翼を持っているから、空中を自在に飛び回る事なんだ。
それが原因でβテストの時には苦戦を余儀無くされたんだ・・・」
ロイヤルナイトは空を飛ぶ騎士型モンスターなのか。空を飛ぶというなら、俺が超死ぬ気モードで戦うしかないな。
この場の誰もが、今の話を聞いて息を飲む中でビャクランは、
「モグモグ。うん。ヒビキちゃんが作ってくれたサーターアンダギーは美味しいね!」
「うん。誉めてくれるのは自分は嬉しいぞ。でも今、言うべきの事では無いと思うぞ・・・」
「ハハハ。ヒビキちゃん。そんな事は言わないでよ。僕は素直な感想を述べているだけさ!
そうそう、ハルカちゃんが作ったケーキも美味しかったし、ヤヨイちゃんの作ったゼリーも美味しかったよ。
後で二人にもお礼を言わないとね!」
このビャクランの空気を読まない発言で攻略組のプレイヤーが唖然とし、そんなビャクランにアスナが、
「ねえ、あなたは何で今、関係無い事をでしゃばるの!あなた、ふざけているの?それとも、やる気が無いの?
やる気が無いなら、攻略組から外れて出ていって!」
「そんな事、言わないでよ。アスナちゃん!僕は何時でも何処でも真面目だってば!」
「嘘おっしゃい!私には、あなたがふざけているだけのお気楽プレイヤーにしか見えないわ!
ボス戦を暇潰し程度に考えて攻略に参加している訳じゃないでしょ!」
「うん。その通りだよ!僕にとっては暇潰しの対象だね!」
「何ですって!ボス戦を暇潰し程度に考えているなんて、頭がどうかしてるわ!」
「そんな事は無いよ。だって、僕がSAOをプレイした理由がそもそも、暇潰しの為だしね。
君だって、元々はこれをゲームだと思っていたからプレイしたんでしょ。」
「確かにそうだったわね。でも、これがこの様なデスゲームだと最初から解っていれば、私はこのゲームをやらなかったわ!」
「うん。アスナちゃんの言う通り、誰もが最初からデスゲームだと解っていれば、SAOをやらなかっただろうね。
でも、もう今はデスゲームの中にいるんだ。どうせなら、デスゲームの中とは言え、思い切り楽しむ方が良いと思うんだ。僕の中ではね!
アスナちゃんは仮にも、その様な考え方は出来ないのかな?」
「出来る訳無いでしょ!あなたは何なんですか!そんなにお気楽に物事を考えられるなんて、頭がどうかしてるんじゃないですか?
このゲームを楽しむ余裕なんて有りませんよ!このSAOで時間が経つという事は、その分だけ現実での時間を無駄にしているんですよ!」
「う~ん、アスナちゃん。その考えを別の意味で考えられないかな?
例えば、このSAOの中でも時が流れて進んでいるとかね。」
「あなたの言いたい事は、それだけですか?」
「今は僕が言いたい事が解らなくてもいいよ。でも、何時かは解る時が来ると僕は信じているよ。」
ビャクランとアスナの会話が終わったと思ったキリトが今回の作戦を言う。
「急に話が攻略から離れてしまったけど、改めて俺が今回の作戦を説明する。
ロイヤルナイトは空中を飛び回る為、プレイヤーが攻撃を当てるタイミングが制限されてしまう。
しかも、ロイヤルナイトは自身の翼から羽を弾として撃つ攻撃もしてくる。
ロイヤルナイトを空中に留めると危険だ。だから、まずは奴の翼を攻撃して空中から引きずり落とすしかない!
その為には、ツナ。お前の力が必要だ。お前が空中にいるロイヤルナイトに攻撃して翼を破損状態にさせてほしい!
これは空を飛ぶ事ができるツナにしか頼めないんだ。」
キリトが俺に空を飛び、ロイヤルナイトの翼を破損させる作戦を頼んだ。俺はその作戦に賛成する。
「わかったよ、キリト。その作戦でいこう!」
ここでビャクランが、
「その作戦なんだけど、僕もツナ君と一緒にロイヤルナイトの翼を破損させるお手伝いをするよ。
なんせ、僕も飛べるからね!」
「ビャクラン。お前もツナ同様に飛べるのか?」
「うん。飛べるよ。ツナ君とは違う方法だけどね。」
さらにヤマモトが、
「実はよぉ、俺も飛べるには飛べるんだぜ。だから、その作戦はツナとビャクランに俺の三人が引き受けるぜ!」
「ヤマモトも飛べたのか・・・」
ここでヒースクリフが、
「キリト君。その作戦には私も加えたまえ。私も空を移動する手段が有るからね!」
「団長。飛べたんですか!?」
「アスナ君。私の場合は飛んでもらうと言うのが正解だけどね。」
ヒースクリフの言っている意味が解らないがヒースクリフも作戦に加わるらしい。
ヒースクリフが頃合いと判断したのか、号令を送る。
「それでは只今より、第5層のボス攻略を開始する。キリト君の作戦通りに私とツナ君にビャクラン君にヤマモト君でロイヤルナイトの翼を攻撃して地上に落とすとする。それではボス部屋へと突入するとしよう。」
ヒースクリフの合図と共にボス部屋の扉を開けて、攻略組のプレイヤー達は突入した。
ボス部屋に入ると、銀色の鎧を纏った巨大な金髪をした天使の様なモンスターが俺達、攻略組のプレイヤーを見下ろしている。
右腕は黄金の剣と一体化しており、左腕には黄金の大盾を装備している。ロイヤルナイトがプレイヤーを翻弄するかの様に空中を飛び回る。
俺は死炎結晶を握り、超死ぬ気モードになると、Xグローブから炎を噴射させて飛び立った。
「じゃあ、僕も行こうか。」
俺に続いてビャクランが背中から、翼を出して飛び立つ。それを見た攻略組のプレイヤーが驚く。
「「なんだ?アイツ、背中から翼を出して飛びやがった!?」」
攻略組のプレイヤーが驚くのは当たり前だろう。
なんせ、人の背中から翼を出して飛ぶのは、さすがに驚くと思う。茅場はビャクランには翼を出せる様にしたらしい。
「おっし、俺もいくか。出てこい、次郎!」
ヤマモトが匣から雨犬の次郎を呼び出すと、次郎が自分の体に装備された小刀2本をヤマモトに渡した。
ヤマモトは小刀から雨属性の炎をジェット噴射させて、空中浮遊を行う。
「ヤマモト君はあの様に飛ぶんだ・・・じゃあ、団長はどうなんだろう?」
アスナがヒースクリフがどの様に空中に飛び立つのか気になる様だ。
「アスナ君、安心したまえ。今すぐに私の空中戦を行う方法をお見せするよ!」
ヒースクリフがそう言うとリングに炎を灯した。あの炎は俺とビャクランと同じ大空の炎だ!
ヒースクリフがリングの炎を匣に注入すると、匣が開口される。
「出てきたまえ、私の相棒である匣。ディンよ。」
「グイーーン!!」
ヒースクリフの匣から出てきたのは血盟騎士団のイメージである赤い鎧を身に付けた馬だ。
しかも、あの馬はディーノさんが未来で使っていた天馬とは違うタイプのモノだった。
ディーノさんの天馬とは違い、最初からヒースクリフの馬には翼が生えていた。それに頭には角が生えている。
まるで、おとぎ話に出てくるユニコーンとペガサスをくっ付けた感じの馬だった。
ヒースクリフが攻略組のプレイヤーの疑問を感じたのか、答え始める。
「おっと、ディンを皆にお見せするには今日が初めてだったね。この匣の名前は天空神馬(スレイプニル・デイ・チエーリ)だ。
この匣は、どうやら北米神話の神の王であるオーディンの馬であるスレイプニルをイメージして作られた匣の様でね、私はこの匣にオーディンの名前を借りて、ディンと名付けたのだよ。
私はディンの上に跨がり、ディン飛び立つ事で私もそのまま空中で戦えるという訳だ。」
なるほど、ヒースクリフが先ほど言った、正しくは飛んでもらうというのは、この事だったのか!
ヒースクリフがディンに跨がりと、ディンがヒースクリフを乗せながら飛翔する。
「さて、私とボンゴレのメンバー3人でロイヤルナイトの翼を攻撃して地上に落とさねばならないが、ロイヤルナイトは空中戦が得意なボスである以上は私達も油断しない様にせねばならない。翼への攻撃に専念し過ぎて、逆に地上に落とされる事は無い様にしたまえ。」
ヒースクリフの言う事はごもっともだ。自分達が逆に落とされる様では、このボス戦には勝てないも同然と言える。
俺達4人はロイヤルナイトに攻撃を仕掛けた。先ず、ヤマモトが一気に接近して時雨蒼燕流攻式一の型[車軸の雨]を繰り出して、ロイヤルナイトの翼に雨属性の炎を纏った曲刀で突きを喰らわせた。
「おっと。コイツは思ったより頑丈な翼だな。こりゃ、簡単には翼を破壊出来ねえぜ。」
ヤマモトが言う様にロイヤルナイトの翼には余りダメージが通らず、バランスを崩しもしなかった。
ロイヤルナイトが俺に目掛けて直進してくる。俺はロイヤルナイトの攻撃を迎え撃ち、カウンターを繰り出す事にした。
ロイヤルナイトがソードスキル[スター・Q・プロミネンス]を繰り出してきた。俺はその攻撃を避ける為に後ろに後退し、ロイヤルナイトがソードスキルの発動後に起きる硬直時間を見逃さずに、俺は死ぬ気スキル「イクス・ストリーム」をロイヤルナイトに放つ。
ロイヤルナイトが炎の渦に飲み込まれたが、直ぐに炎の渦を振り払った。ロイヤルナイトのHPはちょっぴりしか減らなかった。翼へのダメージも少ない様だ。
俺が使える死ぬ気スキルは[イクス・ストリーム]の他には[零地点突破・改]と[零地点突破・初代エディション]の三つのみだ。
零地点突破系は死ぬ気の炎を使う相手にのみ有効だ。死ぬ気の炎を扱うのは基本的にはプレイヤーの為、これらのスキルは対プレイヤー用のスキルと言える。第1層のイルファング・ザ・コボルトロードの様に死ぬ気の炎を扱うモンスターも存在するが、今回のロイヤルナイトには意味が無いスキルも同然だった。
俺の死ぬ気スキルでの唯一の攻撃手段である[イクス・ストリーム]が効かない以上は片手剣のソードスキルを使うしか無い。
俺は剣に炎を付与させ、片手剣のソードスキル[ホリゾンタル・スクエア]をロイヤルナイトの翼に目掛けて放った。
だが、ロイヤルナイトはそんな俺をあざ笑うかの様に攻撃を回避し、俺にカウンターを繰り出す。
「ぐわああぁ!?」
俺はロイヤルナイトの剣によって、空中から叩き落とされ地面に激突した。俺のHPがレッドゾーンに陥り、ゴクデラ君が俺に駆け寄って来た。
「だ、大丈夫ッスか!! 十代目!」
「あ、ああ。大丈夫だ・・・」
俺はゴクデラ君に大丈夫だと伝えて、俺は回復結晶を使い、HPを回復した。
「俺はもう一度、行ってくる。ゴクデラ、俺が空中でロイヤルナイトを出来る限り、地上の近くまで引き寄せる。
その瞬間にお前の技でアイツの翼を破壊しろ!お前の技に奴の翼に大ダメージを与えるモノが有る筈だ!」
「十代目、俺があの技で奴の翼を破壊すりゃあ、いいんッスね!分かりました、十代目。ご無事を祈ります。
チャンスが来た時はおまかせください!」
俺は再度、空中に飛び立ちロイヤルナイトの近くまで戻ってきた。
ヒースクリフがディンに乗りながら、剣でロイヤルナイトの翼を攻撃していた。
ビャクランが戻ってきた俺に話し掛けてきた。
「ツナ君。ヒースクリフが自分達が空中から叩き落とされたりしない様にと言ってたのに、あっさりと叩き落とされたりしないでよ。」
「悪かったな。でも、地上に叩き落とされた時に新たな作戦が閃いた。」
「へえ。どんな作戦なんだい?」
俺はビャクランに俺の提案した作戦を話した。
「なるほどね。ヤマモト君とヒースクリフも今の話は聞こえていたよね?」
「ああ、聞こえていたぜ。」
「もちろん、今の話は聞こえていたよ。キリト君の考えた作戦とは違うやり方になるが、ツナ君の作戦の方が効率的かもしれないね。
いいだろう。私がロイヤルナイトの攻撃を防ぐ。その間に君達はロイヤルナイトを地上に出来る限り、近付けたまえ。」
ヒースクリフがロイヤルナイトの周りを飛び回り注意を惹きつつ、攻撃を盾で防いでいる。
この間に俺達はロイヤルナイトを地上に近付かせる為に、攻撃を仕掛ける。
俺がXグローブの炎をジェット噴射させて、ロイヤルナイトの目にキックを喰らわせた。
ロイヤルナイトは目が攻撃された事で一時的に視覚が一部機能しなくなった。
ビャクランがリングから炎を出して、匣に注入した。出てきたのは、やはり白龍だ。
「さあ、白龍。ロイヤルナイトの翼に目掛けて攻撃を頼むよ。」
白龍がロイヤルナイトに襲い掛かるが、ロイヤルナイトの左腕に有る盾により白龍の攻撃が防がれて弾かれてしまった。
だが、ロイヤルナイトが視覚の一部が機能しなくなっていた事で、もう一方の攻撃には気付かずに対処が出来なかった様だ。
「へへっ! これでロイヤルナイトは地上に大分、近づく筈だぜ!」
今、ヤマモトは地上にいる。実は、ビャクランが白龍で攻撃を仕掛けた時にヤマモトがロイヤルナイトの翼に目掛けて、小刀を投げたのだ。
小刀の刃は雨属性の炎で出来たモノである為に、ロイヤルナイトの翼が雨属性の鎮静によって少しずつ羽ばたく力が弱くなり、地上の近くまで降下したのだ。ヤマモトは小刀を投げた時に、地上に物凄いスピードで落ちそうになったが、次郎が新たな小刀を投げたので、それを上手くキャッチして小刀でホバーしたので、高所落下でのダメージは無い。
「ヤマモト。テメエにしちゃ、上出来だ。」
ゴクデラ君が不本意であるらしいが、ヤマモトを褒めた。
「だが、ヤマモトの小刀で翼の羽ばたく力が弱まっても直ぐに回復してしまう。これでは、完全に空中浮遊を封じていない・・・」
キリトが雨属性の鎮静で翼の羽ばたく力を弱めた事に満足していない。もちろん、他の攻略組のプレイヤーもだ。
「キリト。お前に一つ言っておくぜ。ヤマモトの狙いが雨属性の鎮静で翼の羽ばたく力を一時的に弱める為に小刀を使ったんじゃねえ。
ロイヤルナイトを俺の近くに引き寄せる為に、雨属性の鎮静で徐々に降下させていたんだ!」
ゴクデラ君の発言で攻略組のプレイヤーがどう意味だと思ったらしい。
「見ていろ。これが十代目が俺を信じて、ヤマモトが雨属性の鎮静で降下させたロイヤルナイトの翼を破壊する手段だ!」
ゴクデラ君が匣に炎を注ぐと様々な匣が新しく出現した。
「ゴクデラの匣から、さらに匣が・・・」
「これが俺の匣。SISTEMA C.A.I.(スィステーマ シー エー アイ)だ!
先ず、開口する匣はフレイムアローだ!」
ゴクデラ君がリングに嵐属性の炎を出すと匣に注入して、フレイムアローを出して装備した。
「武器系の匣か。ソレでロイヤルナイトの翼を破壊するのか?」
「いや、キリト。俺の匣はパズルの匣だ。」
「パズルの匣?」
「このSISTEMA C.A.I.は様々な属性の炎を扱う事で真価を発揮する匣だ!」
「でも、匣を開けるにも自分の炎の属性は一つだけしか無いんでしょ?
だから、これは他の人の力が無いと使えない匣って事じゃ・・・」
「アスナ。それは勘違いだ。自分が使えるリングの炎が一つだけとは限らねえ。
中には2つ以上の属性を持つ奴だっている。ただし、それは稀なケースだからな。」
「つまり、俺には雲以外にも使える属性のリング及び匣が有るという事か?」
「キリトに雲以外の属性が流れているかは知らねえが、まあ、そう言う事だな。
もしかしたら、攻略組のメンバーにも2つ以上の属性を持つ奴がいるかもしれねえ。
だが、2つ以上の属性を持つ奴がいたとしてもだ、使える属性の炎では強いモノと弱いモノが別れているから、2つ以上の属性を持つ奴はどれが自分の中で一番強い属性なのかを見極めな!
今、言った事で解ったと思うが俺にはこのパズルの匣を扱う為に必要な属性が5つ共に揃っている。
俺は嵐属性の炎が一番強い属性でありながら、雨属性、晴れ属性、雲属性、雷属性の5つの属性の炎を扱える。
ただし、嵐属性以外の4つはEランクのリングしか使えない程だけどな。」
ゴクデラ君が自分の匣の説明を終えると、雲属性の炎を出して匣に注入した。
「ゴクデラ。それは何だ?まるで何かのカートリッジみたいだな。まさか!!」
「そう、そのまさかだキリト。俺のフレイムアローは様々な属性のカートリッジを差し込む事でそれぞれの属性と嵐属性の炎が融合した弾を発射する射撃武器だ。」
ゴクデラ君が雲属性のカートリッジをフレイムアローに差し込むんだ。
「いくぜ!嵐+雲。フレイムインフレーション!」
ゴクデラ君が雲属性と嵐属性の融合弾であるフレイムインフレーションをロイヤルナイトの翼に目掛けて発射した。
最初は一発の弾にしか見えないが、雲属性の特性である増殖によって、弾が増殖し、最終的な総合ダメージが大きい技だ。
雲属性の増殖に嵐属性の特性である分解が混ざる事で、かなりのダメージが期待できる。
もし、これでもロイヤルナイトの翼を破壊出来ない様では、かなり苦しい戦いとなるだろう。
フレイムインフレーションでロイヤルナイトの翼は完全に破壊され、二度と空を羽ばたく事が出来なくなった。
「よっし!十代目、俺がロイヤルナイトの翼を破壊しました。これで地上戦に持ち込めます!」
「わかった。いくぞ、ヒースクリフ、ビャクラン、ヤマモト。
ロイヤルナイトとの戦いに決着を付けに!」
俺が地上に降りると、後からヒースクリフ、ビャクラン、ヤマモトの3人が続いて降りてきた。
ヒースクリフが攻略組のメンバーに発言する。
「これでロイヤルナイトは翼をもがれ、二度と空を羽ばたく事が出来なくなった。
だが、ロイヤルナイトには、まだ剣と盾が残っている。それに、翼が無くともボスである以上は油断できない。
皆、油断せずにこのボス戦を勝利で終わらせよう!」
ヒースクリフの言うとおりだ。ロイヤルナイトは翼が無い以上は飛びはしないが、強敵である事には間違いない。
俺達、攻略組のプレイヤーとロイヤルナイト・ヘルクレス・エンゼラーとの戦いはこれからだ!
今回はロイヤルナイトの翼を破壊したところで終了します。次回はロイヤルナイトとの地上戦となります。
ついでに、今回の話で出たヒースクリフの匣はリメイク前ではツナが使っていたモノです。
さすがに、ナッツがいる以上はオリジナル匣をツナに使わせる必要が無いなと判断しました結果、ヒースクリフの匣となりました。