俺の事は知ってるかもしれないが一応紹介させてくれ。俺の名前は沢田義光、通称ヨシだ。俺はボンゴレ十代目である沢田綱吉とその妻である沢田琴音との間に生まれた息子だ。さて、自己紹介は軽く済ませた事だし、今回の話に移るとしよう。ついでに今回の話は、前のGGOでの事件より少し前の話だ。
俺は今、両親がボンゴレのドイツ支部に行ったので日本に不在の為、俺はボンゴレ十一代目の第一候補として有る問題の対処に追われている。その問題というのは、日本に今、マフィアでは無くなったボンゴレを快く思わないマフィアが潜伏しており、何かしらのテロを行う可能性が有ると考えられたので、俺はボンゴレの日本支部のアジトの自室でテロ対策に専念していた。
「まずはテロリストが潜伏している可能性が有る場所を特定して、次に犠牲者が出ない様にどう戦うかを考えないとな・・・」
「あら、ヨシ。相変わらず、物事を難しく考えるわね。もう少しだけリラックスしましょ。お茶でも飲んでね。」
俺がテロ対策を考えていると、部屋に俺の双子の妹である沢田雅が入ってきた。雅の読みはミヤビだ。くれぐれも間違えるなよ。雅はフワッとしたロングヘアーで綺麗な橙色の髪で母さんに似た顔だな。性格は周りからは包容力の有るお姉さんと思われている程、面倒見が良い世話好きな女性だが、怒ると俺でも手が付けられない・・・雅はあまり言いたく無いのだが、バストサイズがEとかなり大きめな為か、全世界からセクハラで指名手配された一人の医者に胸を揉みまくられた時はその医者を還付なきまでぶちのめしていたからな・・・その医者は匿名希望の為、名前は言わないが、その医者は雅によって全治8ヶ月の大怪我となり、特別にボンゴレが庇い、ボンゴレ日本支部の医務室で8ヶ月暮らした後、世界のどこかに去っていた。そんな雅が俺にお茶を持ってきてくれたので、俺はお茶を手に取り飲む。
「すまない雅、有り難くいただこう。」
「ふふっ。本当に相変わらず硬派なんだから。もう少し心にゆとりを持って考えてみましょ。」
「それは無理だ。少しでも軽く物事を考えてみろ。そのせいで本来なら関係も無い只の他人が巻き込まれでもしたら、どうする?誰が責任を持つのだ?もし、自分の考えた作戦で犠牲者が出てみろ。そうしたら、その責任は誰が受けるかは明白。作戦を考えた者だ。だから、俺は物事を軽く考える事だけはしたくない。」
「そうかしら?逆に物事を考え過ぎるのも危ないと思うわよ。もし、ヨシの考えた作戦を実行したとして、確実に成功する保証は無いわよ。」
「解っている。だから、様々なパターンが有る事を想定しての作戦を考えているんだ。」
「犠牲者が出ない様にしたい気持ちは解るけど、物事を深く考えるといざという時に冷静な判断が出来ないわよ。例えば、それこそ想定外の事が起きた時にとかね。」
「確かにな・・・だが、俺は自分で考えた作戦を実行させるまでだ!」
「あら?本当に頭が硬くて融通が利かないんだから・・・仕方無いわね。こうしましょ。私がヨシとは違う方法でテロ対策を考えておくわ。それでどちらの作戦が良かったのか確かめてみる事にしない?私が勝ったら、少しは頭を柔らかくしなさい。」
「勝手にテロ対策を勝負事にするな!遊びでは無いのだぞ!それに違う作戦が同時に開始したとしたら、只の邪魔だ!」
「何ですって・・・只の邪魔って聞こえたのだけど、気のせいかしら?」
「気のせいでは無い。本当の事だろ!」
「それはやってみないと解らないわ!」
「はあっ・・・雅、はっきり言わせてもらおう。俺は真面目に物事を考えているんだ!二度と口出しをするな!邪魔なだけだ!」
「また邪魔って言ったわね・・・いいわよ、好きになさい!」
「そうさせてもらう。」
「そう。そんなに私の事を邪魔に思うなら構わないわ。そうね、作戦が無事に終わるまで互いに口を聞かない事にしましょうか。」
「そうしてもらうと助かる。」
「もういいわよ!ヨシなんて知らないから!見てなさい、あなたの小さい頃の写真をネットにアップしておいとくから!」
「ちょっと待て!?その写真だけは止めろ!!」
俺は急いで雅がネットにアップした幼き頃の俺のトラウマが写った写真を削除し、二度とアップされない様に強力なブロックを掛けたのだった。
僕は兄と姉の話を部屋の扉越しから聞いていた。僕の名前は沢田光也。年齢は16歳で血液型はAB型。ボンゴレの継承には別に興味は無いし、そもそも戦い自体は避けたいし、興味が湧かないのは当たり前だろう。
それにしても、兄さんと姉さんも相変わらずだな。仕方無いか、僕は僕で念のためにテロ対策を実行しよう。兄さんの邪魔にならない様にね。後、本当は嫌だけど、兄さんが失敗した時には僕が汚れ役を引き受ける事にしよう。兄さんは物事を深く考え過ぎるし、姉さんは逆に物事を軽く考えるからね。はっきり言うと、この二人がちゃんと話し合えば一番効率が良い作戦が出来ると思えるんだけどね。まあ、僕が意見したところで今の二人は聞き入れてくれないだろうし、僕は僕で出来る事をやってみせよう。
僕は自宅に戻ると、リビングにいた妹である沢田花崗に声を掛ける。尚、花崗の読み方はミカゲだからね。変に読み間違えない様に注意しときなよ。ついでに名付け親は確か僕と姉さんが父さんで、兄さんと花崗は母さんだったかな。花崗は父さんに似た顔で、茶髪のショートヘアーだ。性格は生真面目で兄さん程ではないが、少し融通が利かない部分が有る14歳とは思えない少女だ。
「花崗、少し話が有るんだけどいいかな?」
「光也兄様ですか。何の様です?私は勉強で忙しいのです。光也兄様と違って、遊んではいられないのです!」
「待て!?花崗、お前は僕にどういうイメージを持っているんだ・・・」
「ひねくれた性格で遊んでばかりいる、ダメな兄です。」
「悪かったな・・・ひねくれた性格で・・・僕は遊んではいない!それに、ちゃんとした話だ。」
「そうですか・・・なら、話を聞くのです。ただし、ろくな話じゃなかったら、後で1日限定15個しか販売していないシュークリームを5個買ってきてもらうのです。」
「わかった。僕の話を聞いてろくな話じゃなかったら、本当にその限定15個しか販売していないシュークリームを5個買ってきてやる!」
僕は花崗に事情を説明すると、花崗は本当にまともな話だったからなのか舌打ちした・・・本当に僕に対してだけは可愛くない妹だ・・・
「解っただろ。僕は兄さんと姉さんがこのままギクシャクした状態でいるのは危ないと思う。そんな状態が続いたら、二人に付くそれぞれの守護者候補同士も衝突する可能性が高い。だから、僕はこっそりと兄さんにバレない様にテロリスト対策をして、兄さんの作戦が上手く行く様にサポートしたい。その後に姉さんと仲直りできる様に仕向けたい。その為に花崗の力を借りたいんだが・・・」
「光也兄様の癖に生意気なのです。」
「おい、そんなに僕が嫌いなのか・・・」
「嫌いじゃないのです。只、生理的に光也兄様だけは受け付けられないだけなのです。」
「一番酷い理由だな・・・実の兄を生理的に受け付けられないは無いだろ・・・」
「私は眼鏡を着けた男がオタクにしか見えないから嫌いなのです。」
「確かに僕は眼鏡を掛けてはいるが・・・その前に全世界の眼鏡を掛けている男とオタク全員に謝れ!」
「チッ。冗談なのです。私はオタクだとか眼鏡を掛けているだとかで人は嫌わないのです。只、光也兄様だけは本当に生理的に受け付けられないのです!」
「何故だ!!?」
「嘘なのです。光也兄様の反応が面白いからからかっているだけです。」
「本当に可愛くない妹だな・・・お前は・・・」
「私は本当に可愛い妹です?」
「可愛くない妹だと言ったんだ!!」
「本当に可愛い兄様です。反応が面白いから、からかって楽しい兄様を持って私は幸せなのです。」
花崗は僕の事を玩具にしているのか・・・
「そもそも、光也兄様は心配し過ぎなのです。二人の事ですし、喧嘩なんて直ぐに終わるのです。それに義光兄様に限って失敗する事は無いのです。むしろ、私達が勝手に動いた方が失敗する原因になるのです。それすら、解らないのですか?」
「悪かったよ。兄さんの事を信じればいいんだろ。」
確かに兄さんが失敗する事は無い筈だし、僕も少し焼きが回ったかな・・・
光也が花崗と話している時、義光は自分の守護者を4人呼び寄せていた。
「今、動ける守護者はお前達4人だけだ。雷の守護者であるα(アルファ)は用事が出来たと置き手紙を置いてどこかに行ったらしく、音信不通で行方が解らぬ、雲の守護者である雲雀都は父親に似て相変わらず並盛から動く気は0だ。こちらの召集に耳を傾けはしない。」
義光は少し眉間にシワを寄せながら、雷と雲の守護者は不在だと伝える。
「αは相変わらずね・・・雲雀、あの女が召集に応じる訳が無いのは明白だし、雲雀を呼ぶのだけは諦めなさいね、ヨシ。あれは最早、病気だから・・・」
と言っているのは、義光の嵐の守護者である獄寺理沙。獄寺隼人の娘であり、義光と同じ歳の幼なじみで銀髪のポニーテールで綺麗な顔立ちをしているが性格は少しきつめで有る。尚、身長は139センチと年齢にしては低めで本人はそれを気にしているので、身長の話は彼女にとっては禁句である。
「まあ、あの二人にはそれぞれの事情が有るだろうし、仕方ないよ。あたし達だけで何とかしようか。テロリストを何とかして、あたしは安心して女の子達とお茶をしに行きたいからね。」
こう言っているのは義光の雨の守護者である山本燕。山本武の娘で理沙と同じく義光とは同じ歳の幼なじみで有り、時雨蒼燕流の後継者である女剣士で、黒いロングヘアーでいつも笑顔でいる明るい女性だ。ただし、女性なのに可愛い女の子が好きという変わった部分も持ち合わせているが、実力は確かだ。
「テロリスト対策は俺達だけで行う事になるのか。まあ、何とかなるだろう。俺達は基本はヨシの作戦に従って動く。だが、もしもの時は各自で考えて動く事も大切だ。それを踏まえて作戦を伝えてくれ。」
ヨシに作戦には従って動くが、もしもの時は各自の判断で動く事も大切だと言うのは義光の晴れの守護者である桐ヶ谷達也。SAO帰還者の一人で黒の剣士と呼ばれたプレイヤーであるキリトこと、桐ヶ谷和人と同じくSAO帰還者で和人の妻であるSAOでは閃光のアスナと呼ばれた桐ヶ谷明日奈の二人を両親に持っている。少し短めの茶髪で若干女顔であり、常にポーカーフェイスで表情が読めない男である。マーシャルアーツと呼ばれる格闘技を主体とした我流の体術で戦うが、機械の操作やプログラムの設計など、工学にも通じており、様々な場面で力を発揮できる人材であり、義光が最も信用する人物である。
「何でミーは・・・ミーはそもそも守護者になりたくもなかったのに・・・何故、守護者になっているんですーか・・・」
こう守護者になった覚えは無いと駄々を捏ねているのは義光の霧の守護者である頭にターバンを巻いた男フラン。知っての通り、六道骸の弟子で幻術の腕は一人前だが、無心着な上にサボり癖が有る問題点が多い男だ。それに義光より大分年上だが、年の功を感じない。どちらが大人なのか解らない程に・・・今回の召集には理沙と達也に半ば強引に連れ出されてやって来たものだ。尚、義光の霧の守護者になった経緯は六道骸は指導や面倒を見るのを嫌になったので、ヴァリアーに強引にフランを押し付けたが、ヴァリアーの方でもフランの面倒を見るのが嫌だという事になり、その後、どういう因果か解らないが義光の霧の守護者に半ば強引に任命されたのである。
「理沙の言う通り、雲雀を呼ぶのは諦める事にするが、フラン。お前は働かなすぎだ。たまには活躍してもらおう。」
「チェ・・・舌打ちしてしまいました。年下に命令されるのって凄くムカつきます・・・」
「命令されたくなきゃ、普段からきびきびと動きなさい!」
「うるさいです。身長139センチのロリっ子の理沙ちゃん。ミーに口答えするなら、せめて140センチになってからにしやがれ!」
「ほう、私に身長の話をするとはいい度胸じゃない・・・ってか、誰がロリっ子だ!!死にたいか?このヒモ男・・・」
「落ち着け、理沙!それと、フランも挑発するな!今は身内の間で下らない喧嘩をしている暇では無い!」
「何よ!双子の妹と喧嘩して互いに口を聞かない様にしているヨシに言われる筋合いは無いわ!」
「そうですー。身長139センチの理沙ちゃんの言う通りですー。」
「悪かったな・・・雅と喧嘩した俺が言えないセリフでな。それと、フラン。何気無く、理沙をディスるのは止めろ。」
「ヨシ、お前も向きになるな。それでどうするんだ。テロリスト対策として行う作戦の内容を聞かせてくれ。」
「俺とした事がすまない達也・・・テロリスト対策として、テロリストがテロを起こす前にコチラが出向き、テロリストの捕縛を前提として殲滅する。先手必勝という訳だ。」
「う~ん。ヨシ、もう少し考えてみようか。テロリストがどこにいるか解らないのに捕縛なんて無理だよ。」
「いや燕、とっくにテロリストの潜伏先は特定している。腕が確かな情報屋から聞いた情報だ。確実に正確な場所で間違いない。」
「そうですか。じゃあ、頑張って下さい。ミーは寝て待っていますから・・・」
「フラン。お前も来い!さもないと、今月からお前の給料を半分にまで減給するが、それでもサボりたいなら好きにするといい。」
「チェ、本当に人使い荒いな・・・ベル先輩より、本当に人使い荒いな十一代目(仮)は・・・」
「確かに仮だが、俺はボンゴレの十一代目だ。だから、その任を果たすまでだ!」
「チェ、本当につまらない人ですー。これなら、ベル先輩の方がディスりがい有りましたー。」
「それでは、作戦の内容は資料に記載してある。各自、資料に目を通して作戦の内容を把握しておけ。フラン、お前もだ。」
「解ってますよー。本当に人使い荒いなこのガキ・・・」
「それでは解散する。作戦の実行は明日の夜明けだ!」
「最後は無視ですかー。本当につまらない人ですー。」
義光の作戦が明日の夜明けと共に開始される事となったのだった。
そして、夜明けと共に義光の作戦は実行され、テロリストが潜伏している廃ビルに義光は守護者達を率いて潜入した。
「それでは、作戦を実行する。まず、理沙と燕はポイントAに向かって、テロリストを引き付けて気を引いてくれ。」
「はいはい、解ってます。いちいち確認しなくても、頭に記憶してるっての。」
「理沙って本当に隼人さんと違って、ヨシの事を十一代目とか呼ばないんだね。」
「幼なじみなんだから当たり前でしょ。燕、あんたは知ってる癖にわざわざ聞くなんて、何か理由でも有るのかしら?」
「別に理由は無いよ。何となく、確認しただけだよ。」
「二人供、静かにしろ。テロリストに気付かれるだろ。続いて、フランは外に幻覚を張って一般人には普段とは何も変わらない景色にしか見えない様にカモフラージュをしてくれ。」
「あー、一番退屈な上に一番疲れる仕事じゃないですか。幻覚を出し続けるのって、結構神経を使うんですけどー。」
「そう言うな。上手くやれば、特別ボーナスぐらい出してやる。」
「金が増えればやる気出る訳じゃないですー。でも、仕方ないですねー。ここまで来たら引き返せないし、ミーが頑張ってあげますよ。」
「助かる、フラン。理沙と燕がテロリストを引き付けている間に俺と達也はテロリストがこの廃ビルに仕掛けた監視カメラや電子機器を無効化する為に電力室に向かう。それでは作戦開始!」
義光達は各自、動き出した。フランは幻覚を張って一般人には普段とは変わらない景色にしか見えない様にし、理沙と燕はテロリストを引き付ける為に多くのテロリストが潜む場所へと向かい、義光と達也は電力室に向かい電子機器を無効化する為に動いた。
理沙と燕は廃ビルのロビーに出ると、ソコには数十人もののテロリストが潜んでいた。テロリスト達は理沙と燕を見ると、マシンガンやマグナムといった武器を構えると二人に向ける。
「何だ貴様らは?」
「刀を持った女剣士と只の子供が何の様だ?」
「誰が子供だ・・・私はこう見えて17歳なんですけど!!」
「理沙、落ち着いてよ・・・あたし達はボンゴレの十一代目の守護者だよ。悪いけど君達が何か仕出かす前に片付けさせてもらうよ!」
「ボンゴレだと!?まさか、テロを起こす前に我らの方が見つかってしまうとは不覚を取ったが・・・好都合!今、この場で守護者二人を始末するチャンスだ!所詮は女と子供よ!我らの敵では無いわ!開口、嵐ハイエナ!」
テロリスト達は各自に匣を開口し、量産型の匣である嵐ハイエナと同じく量産型の雷鳥といった匣アニマルを呼び出した。更にテロリストの内、数名は携帯端末を操作していた。
「出でよ、カイザー・デーモン!コボルト・アーミーズ!」
「現れろ、リザードマン・ロード!デスサイス・マリオネット!」
「葬りされ、キラー・ギロチン!ドリル・ゴーレム!」
テロリストが操作していた携帯端末から光が灯されると、ソコから異形の怪物が姿を現す。テロリストが呼び出した怪物はALOやGGOと呼ばれるVRMMOに実在するモンスターであり、テロリストが操作している携帯端末はVRMMOのデータを現実に実体化させる事が出来る代物であり、本来なら現実ではまともに身体を動かせない人がアバターを実体化させて動ける様にする為の物だが、今の様にゲームのモンスターを呼び出して兵器として扱う事すら出来るので、使い方次第では本当に危険な物なのだ。
「ALOやGGOのモンスターを兵器として扱うなっての・・・ゲームはゲーム、現実は現実とちゃんと境界線が有るのよ!モンスターと戦うのはゲームの中だけで十分よ!」
「まあまあ、あの装置は使い方を間違えなければ本当に便利だからね。あれが無いと満足に動けない人だっているんだからね。まあ、あたしもモンスターと戦うのはゲームの中だけで十分だという意見には賛成だけどね。」
理沙と燕はゲームのモンスターを実体化させて兵器として扱うので、モンスターと戦うのはゲームの中だけで十分と互いに意見が一致する。理沙と燕は互いに半分ずつテロリストの相手をする事にした。
「さてと、私を子供扱いした事を後悔させてやるわ・・・」
理沙はどこからかマグナムを取り出すと、テロリストが呼び出したモンスターや匣アニマルをマグナムから炎の光線の様なモノを撃ち出すと、モンスターと匣アニマルは理沙が撃ち出した炎の光線に飲まれて消滅した。
「なっ!!?我らの匣と手塩に育てたモンスターが・・・只の銃弾一発で15体は消滅だと・・・」
「只の銃弾じゃないわよ。これは死ぬ気弾を戦闘用に改造した物で、私の嵐属性の炎を死ぬ気弾が吸収して強力な嵐属性の分解を持った強力な弾丸が放たれるのよ。まあ、簡単な話XANXUSの銃弾と同じ原理ね。後、私はマグナム以外にもショットガンを使うんだけど、当然ショットガンの弾も専用に改造した死ぬ気弾よ。まあ、威力が高過ぎるからショットガンだけは使いたくないんだけどね・・・」
「クソ・・・たかがロリっ子に負けるとは・・・」
「誰がロリっ子じゃぁぁあっ!!」
「ギャアアアッァア!!?」
理沙が相手をしたテロリスト達は理沙に対しての禁句を放った事で地獄を見る事になった・・・
燕は刀を抜くと、テロリスト達にこう告げる。
「ねえ、投降してくれない?投降してくれたら、平和に物事が進むんだけどどうかな?」
「投降だと?何をふざけた事をほざく!間違っても我らは投降などせぬ!」
「そう。じゃあ、仕方ないね。あたしはこう見えて手を抜く事だけは苦手なんだ。覚悟しなよ!」
燕はテロリスト達に向かって突っ込んでいくと、テロリスト達は発砲し、匣アニマルに実体化したモンスターが燕に襲い掛かってくるが、燕は銃弾を全て切り裂き、モンスターと匣アニマルを切り伏せていく。
「いくよ、あたしが作り出した時雨蒼燕流 攻守両用式 十三の型 舞い雨!」
燕が繰り出した時雨蒼燕流の攻守両用式の十三の型である舞い雨は、名前の通りに舞うかの様な動きで回転しながら刀で回りを切り裂く技で、その技はいかなる銃弾の雨をも切り裂き無力化し、その刀で切られた者は戦意すら失う程に身体も精神の方も切られるという。
「バカな・・・こんな技、どう対抗すればいいのだ・・・」
燕と戦っていたテロリスト達は戦意を喪失し、地面に倒れこんだ。
「またやちゃったよ・・・あたしは本当に手を抜く事だけは苦手なんだよ・・・これであたしと戦って自信を無くした人がまた増えたよ・・・」
燕の悩みは自分が強すぎるあまり、自分と戦った者の大半がその後も様々な分野でも自信が出せない様になったので、それを自分のせいだと思い自分を責め続けているのである。ただし、自信を喪失するのは男だけで有り、女性からはちやほやされるので、それも有ってか燕は女性だが可愛い女の子好きになったのであるが、それは燕本人は自覚していない。
理沙と燕がテロリストを引き付けるというか、既に大半を無力化させていた頃、義光と達也は電力室に浸入し、電力室のテロリストを捕縛していた。
「これで電力室にいるテロリストは全員を捕縛した筈だ。達也、電力室の電源を切れないか?」
「待っていろ。そう、急かすな。出来たぞ、これでテロリスト達は監視カメラを使えず、この廃ビルに仕掛けた電子機器も大半が機能しなくなった筈だ。」
「そうか。では、理沙と燕の二人と合流するぞ。」
義光と達也は理沙と燕の二人と合流する為に電力室を後にした。
一方、外で幻覚を張り続けているフランは・・・
「あーあ、凄く暇ですー。それに眠いし、腹も減りました。早く終わってくれないかなー。このテロリスト殲滅・・・」
只、暇だったという。
「無事か、二人供。」
「何言ってるのよ、ヨシ。こんな雑魚に苦戦する訳無いでしょ。」
「理沙、少しは素直に喜んだらどう?理沙、昔からヨシの事が・・・」
「ああっ!!?う、うるさいわね!!今は関係ないでしょ!」
「燕、何の話だ?理沙が俺の事を昔から何だって?」
「バカ!このバカヨシ!聞くんじゃないわよ!」
「わかった。理沙がそこまで向きになるという事は、俺には聞かれたくない話だろう。だから、聞きはしない。」
「このバカヨシ!もう少し粘りなさいよ!」
「聞いてほしいのか、聞かれたくないのか、一体どちらなんだ理沙・・・」
「はあっ・・・相変わらず鈍感なんだね、ヨシは・・・」
「ああ。全くだ・・・」
燕と達也は義光の鈍感さに呆れるしか無かったという。
「さて、理沙と燕がテロリストを引き付けるだけでは無く大半を無力化し捕縛してくれたからな。残りのテロリストを片付けるぞ!」
義光は合図を送ると、守護者を連れ廃ビルの上階に進んでいく。ビルの上階には目付きの悪い金髪の長髪の男が義光達を待ち伏せていた。
「クヒャヒャ!やっと来たか。待ち望んでいた。この手でボンゴレを潰すこの時を・・・」
「下らない妄想をしている時に悪いが聞かせてもらおうか。お前がテロリストのリーダーか?」
「クヒャヒャ、そうだ。俺がこのテロリスト集団を纏めし者ミューゲイン!ボンゴレを潰して裏社会の頂点になる為にテロを起こそうとしたんだよ。」
「ミョウガだか知らないけど、さっさとテロなんて止めて投降しなさい!」
「誰がミョウガだ小娘!!俺の名前はミューゲインだ!!」
ミューゲインという男が今回のテロリストを率いている者らしい。
「さあ、この俺、ミューゲインが裏社会の頂点に立つ為の第一歩としてまずはお前らを軽くやつけてやるよ!いけ、野郎共!」
「おう!覚悟しやがれ!」
ミューゲインは部下を全員呼び出すと、ミューゲインの部下達は義光達に襲い掛かっていくが・・・
「フレイム・バスター!」
「ノオオォォッウ!!?」
理沙の放つ炎の銃弾で倒される者。
「時雨蒼燕流 攻式 八の型 篠の突く雨!」
「グゲェェェッ!!?」
燕が時雨蒼燕流で斬られ倒れていく者。
「俺のマーシャルアーツを舐めてもらっては困る。」
「有り得ない程にツエェ・・・」
「化け物かよ・・・このチーター野郎が・・・」
「すまないが、これでも晴れの守護者だ。見掛けで判断して舐めてもらっては心外だな。」
達也はマーシャルアーツを駆使して、テロリストを簡単に拳と蹴りの一撃だけで一人ずつ確実に気絶させている。彼は晴れの守護者に相応しい闘いをしていた。
「見るがいい!これがボンゴレ十一世(ランディセシモ)の証たる我が武器、天炎刀!」
義光は一本の刀を抜くと、その刀身に大空の炎が灯った。これが義光の持つ武器であり、ボンゴレ十一世の証たる天炎刀と呼ばれる刀だ。
「いくぞ、インフィニッティ・スラッシュ!」
「あぼばればぁぁ!!?」
義光は天炎刀を使い、多数のテロリストを様々な角度から予測不能の動きで切り裂いていくと、テロリスト達は倒れていく。義光はゆっくりと天炎刀を納刀する。
「安心しろ、峰打ちだ。死にはせん。それよりも、『あぼばればぁぁ』っていう悲鳴は何なんだ・・・」
義光は一瞬、聞いた事も無い悲鳴を聞いたので少し戸惑った様子だったが、ミューゲインの部下を全員倒した事を確認するとミューゲインを睨み付ける。
「これでお前の仲間は全滅だが・・・お前はどうする?」
「何を言っているんだよ!!勿論、戦う!っていう訳にはいかないに決まっているだろ!!お前達の実力を軽く見ていた事が解ったし、ここは逃げるが勝ちよ!!」
「待て!お前、ここを飛び降りて逃げようにも・・・」
「クヒャヒャ、去らばだ・・・イッデェェェエッ!!?」
「だから、言ったのだ・・・ここは12階だぞ・・・」
15階建ての廃ビルの12階から飛び降りたミューゲインは無事ではなく、着地に失敗し、足の骨が折れて逃げられなくなり、その後に簡単に義光達に捕縛された。義光とその仲間達と捕縛されたテロリスト達はミューゲインが飛び降りて逃げようとしたのを見て只、唖然したという・・・
俺達はミューゲイン率いるテロリスト達を全員捕縛し、無事に帰還した。本当に何だったんだ・・・最後のアレは・・・あんなバカがよく、テロリスト達を纏める立場になれたものだ。とにかく不思議でしょうがないぞ。生きていて良かったがな・・・ミューゲイン、只のバカだったがな。俺がボンゴレの日本支部アジトに帰ってくると、雅が出迎えてきた。
「ヨシ、無事に帰ってきたみたいね・・・」
「雅か・・・すまないな。」
「えっ?」
「お前は俺を気づかってくれたのに、ピリピリしていた俺はお前に酷い事を言ってしまったな。本当にすまないな雅。」
「別に構わないから。私も向きになっていたからお互い様よ。」
「そう言ってもらうと助かるな。」
「ふふっ。そうそう、私と仲直りした事を知らせるついでに光也に花崗もあなたの事を心配していたから連絡ぐらいはしておきなさい。」
「そうか。なら、後でそうさせてもらう。」
雅は俺との話を終えた後、用事が有るらしく、どこかに向かった様だ。そう言えば、今日は・・・そうだな。たまには、こういうのも悪くは無いな。俺は準備をしてから理沙の家に向かった。
「おい、理沙。渡したい物が有るのだが今いいか?」
「何よ?疲れているんだから、少しは寝かせなさいよ!」
「悪いな。直ぐに終わる用事だ。お前にこれを渡したいだけだ。」
俺はポケットから袋に包んだクッキーを理沙に手渡した。
「何これ、クッキー?」
「ああ。今日はホワイトデーだからな。先月のお返しに俺の独学で作ったクッキーだ。」
「独学で作ったのが怖いけど・・・仕方ないから受け取ってあげるわよ。」
「そうしてほしい。それと先月のチョコは美味しかったぞ。」
「ふん。勘違いしないでよ!あれは、そう義理よ!義理!手作りだけど、只の余り!失敗作だからね!」
「ははっ。義理なのは解っている。このクッキーも只の社交辞令だ。他にもクッキーを渡す相手がいるしな。だから、そんなに向きになるな。」
「はあっ!?もう知らないわよ!!このバカ!!バカヨシ!!はよ、どっか行け!!」
理沙はそう言った後に家の扉を強く閉めた。そんなに怒らなくとも、義理チョコだという事は解っているのだが・・・何故、そこまで向きになる?俺は理沙の気持ちは解らないが、後にしよう。他にも、先月に義理チョコを貰った学校の女子生徒にもクッキーを配らないとな。
その頃、雅は達也と一緒に公園のベンチに座りながら会話をしていた。
「本当にありがとうね。ヨシが無事でいるのはあなたのお陰よ、達也。」
「いや、当然の事をしたまでだ。ヨシは俺の親友でも有るし、それに好きな女性の兄でも有るからな。」
「もう達也ったら・・・照れるじゃない。」
「ははっ、すまないな雅。お前の為に今日はホワイトデーだしな。先月のチョコのお返しに赤い薔薇の花束と手作りのスコーンを持ってきた。受け取ってほしい。」
「ありがとう達也。嬉しいわ。喜んで受け取ってあげるわ。それに赤い薔薇の花言葉を知っていて渡したのよね?」
「勿論だ。赤い薔薇の花言葉は・・・」
「ふふっ。知ってるから言わなくていいわよ。さあ、デートを楽しみましょ。」
「そうだな。ところでヨシにいつ話す?俺とお前が恋人だという事に・・・普通気付く筈なんだが・・・」
「そうね・・・ヨシの場合は口にしない限り、永遠に解らなさそうで不安だし、気付きそうに無かったら伝える事にしましょうか・・・」
そして、ヨシは光也と花崗の二人に顔を見せる為に自宅に戻ると、光也と花崗に出迎えられる。
「兄さん、無事だったみたいだし、姉さんと仲直りしてくれた様だしホッとしたよ。」
「だから、言ったのです。義光兄様に限って失敗する訳が無いのです。それに雅姉様と仲の修復も出来た様ですし、光也兄様は心配し過ぎなのです。」
「そう言うな、花崗。光也だって俺の事を心配してくれたんだろ。本当に心配を掛けさせてしまった様だな。」
「いや、そんな事無いよ。僕はボンゴレの継承とか興味は無いし、戦い自体も避けたい。でも、僕は思うんだ。兄さんが帰ってこない日が来るんじゃないかと思ってしまうんだ。だから、僕の事も頼りにしてほしいんだ!」
「解っているさ、光也。お前の気持ちは受け取った。だから、お前の事を頼りにするかもしれないから、いつ呼ばれてもいい様にしておいてくれ。」
俺は光也と花崗とこの様な会話をして、その後に俺はボンゴレの日本支部のアジトに向かって、ボンゴレ十一代目としての仕事を務めたのだった・・・あっ。フランの事忘れていた・・・
「酷いですー。ミーの存在忘れて置き去りにして帰るなんて最低ですー。絶対に不幸になる呪いでもかけてやる・・・あの十一代目(仮)めが・・・」
そして、ALOの中で今、黒龍皇バハムートを討伐する前に前に話した時に出会ったシノブを連れ、俺がALOでリーダーを務める死炎戦士団のギルドホームに入った。
「シノブ、ここが俺がリーダーを務めるギルド、死炎戦士団のギルドホームだ!」
「凄く広いッスね!」
「あら、ヨシ。その男がシノブっていうヤツね。」
「ああ。そうだぞ、リサ。紹介しよう、彼女の名前はリサ。現実では俺の幼なじみで、ALOでは見ての通り、火妖精サラマンダーだ。」
「宜しくッス。リサ・・さん。」
「ちょっと!!今、明らかに間が有ったわよね?どういう事か聞かせてもらおうじゃない!!」
「す、すまないッス!身長が低めでてっきり年下かと・・・」
「やっぱり、身長だけで判断しやがったわね!!」
「ヒイッ!!?ご、ごめんなさいッス!!?本当に申し訳ないと思っているッス!!?」
「リサ。それくらいにしてやれ。シノブが怖がっているだろ・・・」
俺はシノブを思い切り締め上げていたリサを止めた後に、死炎戦士団のメンバーにシノブを紹介した。その後に俺は仲間達を連れて黒龍皇バハムートを討伐しに向かったのだった。今回の話はここまでだ。黒龍皇バハムートを倒せたかどうかは秘密だ!
いかがでしたか?どうも、今回はSAOの要素が僅かしか無かったですね。現実での戦いとなると、リボーン要素が多くなりがちですね。
それでは、今回の登場キャラクターのデータを年齢と誕生日に血液型だけ載せます。
沢田義光は血液型だけ教えます。A型です。
沢田雅 年齢は17歳。誕生日は11月11日、双子なので義光と同じです。血液型はO型。
沢田光也 年齢は16歳。誕生日は3月8日。血液型はAB型。
沢田花崗 年齢は14歳。誕生日は9月6日。血液型はB型。
獄寺理沙 年齢は17歳。誕生日は11月27日。血液型はB型。
山本燕 年齢は17歳。 誕生日は4月5日。血液型はO型。
桐ヶ谷達也 年齢は17歳。 誕生日は7月28日。血液型はAB型かな?SAOキャラの血液型さえ解れば・・・
それでは次回は本編に戻ります。