ボンゴレ十代目のSAO   作:ロナード

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さて、私の原点回帰の小説です。

知ってる人も知らない人も楽しんで読んでくれたら幸いです!


SAO編
第1話 ソードアート・オンライン


俺は沢田綱吉。認めたくはないが、イタリアの最大規模のマフィアであるボンゴレファミリーの十代目ボス候補である中学3年生だ。

俺は11月に入ったある日に、何時も通りにリボーンにしごかれていた。

 

「よし。今日の俺のストレス解消は終了だぞ。休んでいいぞ、ツナ!」

 

「お前のストレス解消に俺を使うなーーーー!!」

 

今回はリボーンのストレス解消に使われただけだった様だ。酷いぞ、俺をドラム缶に無理矢理、押し込んで険しい山の斜面で転がしやがって・・・

俺でも自分がこうして無事にいる事に驚いている。

最近、思ったんだが俺の身体はリボーンの無茶苦茶な指導のせいで人間を越えた耐久力を持つ身体になった気がする。

そんな事を思いながら、家に戻ると俺宛てに荷物が届いた。差出人は不明だった。名前が一切書かれてなかったからだ。

でも、その荷物の中身がどうしても気になってしまったので、受けとる事にした。

 

 

 

俺は自分の部屋に入って荷物を開けると中には、ナーブギアと呼ばれるヘッドギア型の新世代のゲーム機とそのソフトである『ソードアート・オンライン』、通称SAOだった。そのナーブギアとSAOのソフトが三つも有った。中には手紙が入っていたので読んだ。

 

『初めまして。沢田綱吉君。いきなり、差出人不明の荷物が届いて戸惑ったと思うが、あくまでも私なりの演出だよ。私の名前は茅場昌彦だ。ナーブギアの開発者だよ。ついでにSAOのソフトも私が開発した物だよ。沢田綱吉君。君は選ばれたのだよ。私が特別にナーブギアとSAOのソフトを送る抽選にね。今回はサービスで君の友達用に二つ余分にナーブギアとソフトを提供させてもらったよ。さあ、綱吉君。君のお友達と共に是非ともSAOを楽しんでほしい。後、一言書いとこう。これはゲームで有っても遊びでは無い!それでは失礼。待っているよ、私が作り出した世界でね。

by 茅場昌彦』

 

茅場昌彦。天才と呼ばれている物理学者でも有るゲーム機ナーブギアの開発者。俺も雑誌でそんな記事を読んだ事が有り知っている程の有名人だ。そんな茅場から俺宛てにナーブギアと本日より発売されたSAOが届けられるとは夢みたいだ。まさか、リボーンの仕業かと思い、リボーンに確認したところ、

 

「俺は別に茅場とは知り合いでもねえし、互いに顔を合わせた事も一度もねえぞ。それに俺がナーブギアとソフトをくれる程にお人好しな訳無いだろ。まあ、ラッキーだと思っておけばいいんじゃねえのか?」

 

という事なので、何故か知らないが茅場は俺宛てにナーブギアとSAOのソフトを送った事になるな。俺は何かに応募した覚えは無いし、何か嫌な予感もしたが、唯のゲームだし、別に変な事は起きないと思い獄寺君と山本にナーブギアとSAOのソフトを渡して一緒にプレイする事にした。

 

「それでは十代目。俺は自分の家でログインしたいと思いますので失礼します。じゃあ、俺だと分かりやすいアバターにしときますんで、SAOで会いましょう。」

 

「ツナ。俺も俺ん家でやるわ。って事でゲームの中で待っているぜ!」

 

獄寺君と山本にナーブギアとソフトを渡した後に直ぐに自宅の自室に戻って、ナーブギアを被ってSAOにログインした。

 

 

 

 

 

俺はアバターの姿を現実とあまり変わらない茶髪の短髪にして、アバター名はツナにした。これが一番、獄寺君と山本に直ぐに俺だと分かる様にする為だ。パスワードは2727にしておこう。どうせ、俺のアバターを使う様なハッカーはいないだろうし・・・

武器は片手剣にしておこう。バランスが良いと説明書に書いて有ったしね。

アバターを作った俺はSAOにログインした。

 

 

 

 

 

 

ツナがSAOにログインした頃、リボーンに手紙が届いた。差出人はヴェルデだった。

 

「何だ?ヴェルデの奴は、ええと何々、『実は、茅場昌彦に●●●と●の情報を詳しく教える代わりにナーブギアの設計図を貰ったんだが、茅場昌彦が●●●と●の情報を得た今、何をするかは私は知らん。だが、これだけは言えるな。あくまでも私の推測だが茅場はSAOとやらで何かしらの行動を起こすかもしれん。注意しとくのだな。』だと!?

ヴェルデの野郎、今さら遅いぞ・・・

ツナ。俺はSAOが唯のゲームだと祈るしかねえが、もしも、SAOが危険なゲームに成った時は分かっているよな?

ファミリー、獄寺と山本と共に力を合わせて戦うんだぞ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら、俺は無事にSAOにログインできたらしい。今、俺は大きな街に居る。俺の視界に始まりの街という文字が浮かんできた。この街の名前らしい。まるで大都会の様な広さの街だ!

ここが本当にゲームの中だとは思えなかった。茅場昌彦は本当に凄いゲームを作ったと思い、尊敬する程に感銘を受けた。

さてと、獄寺君と山本もSAOにログインした頃だと思うし、二人を探すとしよう。

うーん、アバターが一人一人違うからな、直ぐに獄寺君と山本だと分かる様なアバターな訳無いよね・・・

と思っていたんだけど、直ぐに獄寺君と山本だと分かるアバターが見つかった。俺は二人に確認を取る為に話しかける。

 

「ねえ。君たちは獄寺君と山本かな?」

 

「おおっ!? 十代目、そうッスよ。俺ッス!アバター名はゴクデラです。俺だと分かる様にアバターを現実の俺とほぼ同じ姿にして、名前もゴクデラにして良かったッス!」

 

「ははっ! よお、ツナ。お前はちょっと髪が短いだけで現実とほとんど同じだな。まあ、俺と獄寺も人の事を言えねえけどさ。

俺のアバター名はヤマモトな。」

 

「ゴクデラ君もヤマモトも結局はあまり見た目が変わらないし、呼び方も変わらないみたいだね。俺のアバター名はツナだよ。

何か現実とあまり変わらないけど、SAOの中でもよろしくね。ゴクデラ君とヤマモト!」

 

「ええ!十代目、SAOの中でも俺は十代目を呼ぶ時は十代目ッス!」

 

ゴクデラ君はどの道、SAOの中でも俺を十代目と呼ぶのか・・・

 

 

 

 

 

「なあ、ところでどうするツナ、ゴクデラ?」

 

「どうするって?そりゃあRPGなんだ。街の外に出てモンスターをぶっ倒すのが当たり前だろうが!

と言いてえところだが、先ずはこのゲームでの戦闘方法であるソードスキルを扱える様になるのが先だな。」

 

「ゴクデラ君の言うとおりだね。ソードスキルを扱える様になった方が良いかも。

誰か教えてくれそうな人を探そうか。」

 

俺とゴクデラ君とヤマモトはソードスキルの扱いを教えてくれる人を探す。ソードスキルの扱いに慣れているのはおそらく、βテストに参加したプレイヤー、通称βテスターだけだろう。今日から正式サービスが開始されたSAOではβテスターの方が詳しいだろうし、ソードスキルの扱いも慣れている筈だ。

と、言っても誰がβテスターなのかは見ただけでは分からないしな・・・

ん、あそこにあまりにも理解出来ない趣味悪なバンダナを巻いたプレイヤーが勇者の様なアバターのプレイヤーにレクチャーをしてくれと頼んでいたのを見た。おそらく、あの勇者の様なアバターである彼はβテスターで間違い無いだろう。

俺は彼に頼んでみる事にした。

 

「あのー、すみません。あなたはβテスターでしょうか?」

 

「ん?あ、ああ。確かに俺はβテスターだ。俺に何か用でも?」

 

「実は悪いんだけど、俺と俺の友達二人にもそこのバンダナの人と同じようにレクチャーをしてほしいんだけど、ダメかな・・・」

 

「すまない。俺は人と会話するのが苦手でな・・・

複数の人に教えるのは無理だと思う。すまないな・・・」

 

この人は人と話すのが苦手なのか。なんか昔の俺みたいだな・・・

仕方ない、他のβテスターを探すとするか。

 

「ちょっと、待ちな!」

 

俺が去ろうとすると、バンダナを巻いた方のプレイヤーに呼び止められた。

 

「なあ、キリト。俺は別に詳しく教えて貰わなくてもいいからさ、この人とその友達にもレクチャーしてやれって。

なんせ、ソードスキルの扱いを軽く教えてくれるだけでいいんだからさ。複数の人と会話するのが苦手でも、学校の授業の様に全員に要点を教える事はできるだろ。だからさ、この人とその友達にも教えてやってくれ!」

 

「そうだな。ソードスキルの扱いを軽く教えるだけなら、平気かもしれないな。あなたとその友達にもソードスキルの扱いを教えてやるよ。

紹介は遅れたな。俺の名前はキリトだ。」

 

「俺の名前はクラインだ。よろしく頼むぜ。おっと、お前さんの名前は?」

 

「俺の名前はツナです。じゃあ、俺の友達を呼んできますね!」

 

俺はゴクデラ君とヤマモトを呼んできて、キリトとクラインに紹介した。

 

「確か、キリトとクラインだったけ?俺の名前はヤマモトな。よろしく頼むぜ!」

 

「俺の名前はゴクデラだ。十代目の右腕だ!」

 

ゴクデラとヤマモトの自己紹介を終えたので街の外のフィールドに移動する事となった。

 

「おい、その前に聞きたいんだけどよ。」

 

「何、クライン?」

 

「ゴクデラはツナの事を十代目と呼んでいたけど、どういう意味だ?」

 

「ソコはあまり触れないでほしい・・・」

 

「そ、そうか。何か気になるんだけどよ。まあ、いいか。」

 

 

 

俺達はフィールドに出て、キリトの指導通りに動くとソードスキルが発動してモンスターを倒していく。

俺は片手剣のソードスキル[ソニック・リープ]を繰り出して、巨大な蜂のモンスターであるホーネットを倒す。

 

「飲み込みが早いな。やるじゃないかツナ!」

 

「そんな事無いよ。キリトの指導が上手いお陰だよ。」

 

「よせって。俺はそんなに大した奴じゃないって。」

 

キリトはこう言うが、キリトの指導は本当に要点が絞られており分かりやすかった。ゴクデラ君とヤマモトもキリトの指導通りに動いてソードスキルを直ぐに発動できた。でも、一人だけ発動できない人がいた・・・

 

「なあ、キリト。ソードスキルが一切発動しないんだけど・・・」

 

クラインだった。何で、こんな分かりやすい指導を受けている中、何故クラインはソードスキルを発動できないんだ・・・

 

「ははっ! クライン、よかったら俺も教えるぜ!ほら、同じ武器の曲刀だしな。俺が教えた方が上手くいくかもしれないぜ。」

 

「そ、そうか。ヤマモト、頼むぜ。どうやったら、ソードスキルが発動したんだ?」

 

「そりゃあな。シュッパとスッスとやってババーンって感じだ!」

 

「はい?全然、理解不能なんですけど・・・」

 

「簡単だって。とにかく、ズバズバとサッサとバンバンって感じさ。ほら、何となく分かるだろ?」

 

「全然、分からねえよ!!!」

 

クライン、お前の気持ちはよく分かるぞ。俺もプールでヤマモトの超が付く程のド感覚指導で混乱したからな・・・

ヤマモトの指導じゃ、ソードスキルが発動するのに余計な時間がかかるぞ・・・

 

「おい、ヤマモト!! てめえは引っ込んでろ! 俺がクラインに教えてやるからよ!」

 

「おお!ゴクデラか。お前の武器は槍だけど、まあ分かりやすい指導をしてくれりゃあ誰でもいいか。

ゴクデラ、どうやったら上手くソードスキルが発動するんだ?」

 

「簡単だ。まずは発動のモーションを取る為の構えの角度がずれているのが問題かもな。

他には武器の握り方や体格による~~~~」<話が長いので省く

 

「えっ?」

 

出た。ゴクデラ君の理論指導。これはこれで話が長い上に理解するのにも時間がかかる・・・

ゴクデラ君の理論指導もヤマモトの超ド感覚指導も分かる者がいる方が珍しいかもしれない。

 

「おいおい、ゴクデラ。理屈だけじゃ、分からないって。感覚を掴んだ方が良いと思うぜ!」

 

「うるせえ!野球バカ!お前の訳が分からん感覚指導よりも、まずは理論を頭に叩き込んだ方がいいんだよ!」

 

いや、どちらも分からないと思う。しばらくして、ゴクデラ君とヤマモトは、

 

「いいか、クライン。まずは発動モーションの構えで重要な角度は~~」

「クライン。いいか、ソードスキルはズバッとやってビュンとやる感じで~~」

 

「分かる訳ねえ・・・」

 

クラインに理論指導と超ド感覚指導の二つが一辺にきた。クラインは二人の指導についていけずに、理解出来ずに頭が爆発して倒れた。

 

 

 

 

その後はキリトが詳しく教える事によってクラインはソードスキルを発動して青い猪のモンスターであるフレンジーボアを倒す事に成功したのだった。その後にクラインがフレンジーボアを中ボスだと言ったのには、俺とゴクデラ君とヤマモトにキリトは呆れたが・・・

俺はここまではSAOが楽しいゲームだと思っていた。だが、そんな思いは直ぐに打ち消される事になるとは誰もが思わなかっただろう。




今回はソードスキルのレクチャーで終わりましたが、次回はデスゲーム宣言に入ります。
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