ボンゴレ十代目のSAO   作:ロナード

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今回は第1層のボス戦です。
さあ、ツナ達がどう戦うのかを見定めよ!


第5話 第1層ボス攻略戦 VSイルファング・ザ・コボルト ロード

俺とゴクデラ君にヤマモト、キリト、そしてアスナのパーティーはダンジョンの中をディアベルのパーティーに他のパーティーと一緒に付いていき、出てくるモンスターを撃退しながら進んで行く。こうやって進んでいる内に俺のレベルは11に成った。ゴクデラ君にヤマモトも同じレベルには成った筈だ。

そして、ボス部屋の前にたどり着くと、ディアベルが口を開く。

 

「ここがボス部屋だ。いいか、昨日の俺が言った様に最後まで油断せずに戦おう。

そして、必ず全員生きてボスを倒すぜ!」

 

このディアベルの言葉で、ボス攻略に参加するプレイヤーが『おおよ!』と返事を返してやる気が充填された。

 

「それではボス部屋に突入する。いいか、絶対に誰も死ぬんじゃないぞ!」

 

ディアベルの合図と共に俺を含めた攻略組はボス部屋へと突入した。

 

 

 

「ウグオォォ!!」

 

あれが、イルファング・ザ・コボルトロードか。なんていう大きさなんだ・・・

俺のパーティーは、コボルトロードの配下であるルイン・コボルト・センチネルの撃退が役目だ。

ディアベルのパーティーは最前線でコボルトロードに攻撃し、他のパーティーはディアベルのパーティーのサポートがメインでチャンスが有れば、コボルトロードに攻撃するという作戦だ。

 

「十代目。これって、俺達に唯の雑魚掃除を担当させて、ディアベルの奴がおいしい思いをするという魂胆にしか思えないんッスけど・・・」

 

「ゴクデラ君。ディアベルを悪く言うのは止して、俺達は俺達の役目であるセンチネルの討伐をしようよ。

センチネルを全て倒した後には、どのみちコボルトロードと戦う事になるんだから。」

 

「そうッスね。さっさと、センチネルを全滅させてコボルトロードをぶっ潰しましょう!」

 

ゴクデラ君がふて腐れていたが、やる気になった様なのでセンチネルの討伐を開始した。

 

「来やがったか。てめえみたいな雑魚に構ってられねえんだよ!

行くぜ、俺の槍のソードスキルで果てな!」

 

ゴクデラ君は槍のソードスキル[ツイン・スラスト]を使い、センチネルに槍での二連突きを喰らわせる。

センチネルは大ダメージを受けながらも、耐え抜いた様だ。

 

「チッ!雑魚の割にはしぶてえじゃねえか。今度こそ、果てな!」

 

ゴクデラ君は追い討ちで槍のソードスキル[ソニック・チャージ]を繰り出した。

センチネルは今度こそは耐えきれずにポリゴン状の粒子となり散った。

 

ヤマモトもセンチネルに攻撃を仕掛けた。

 

「悪いんだが、相手する以上は手を抜かないぜ!」

 

ヤマモトは曲刀のソードスキル[ファラント・フルムーン]を繰り出した。これは4HITのスキルの為、ダメージ比率が高くセンチネルはポリゴン状の粒子となり消えた。

 

ここで俺にもセンチネルが襲い掛かってきた。俺はそれを迎え撃つ為にまずはリングに炎を灯した。その炎を匣(ボックス)に注入して、ナッツを呼び出した。

 

「ナッツ頼むよ。」

 

「ガウ!・・・グルル、ガオオォォ!!」

 

ナッツが吠えるとセンチネルは大空属性の特性である調和によりボス部屋の床と調和して石化したところを俺が片手剣のソードスキル[ヴォーパル・ストライク]を繰り出して、センチネルに喰らわせた。石化していたセンチネルが砕けてポリゴン状の粒子となった。

 

「す、凄い・・・ツナ君は本当に強かったんだ!?

リングに匣。この2つの力は本当に強力な上に、大空属性の特性である調和ってこういう事が出来るなんて・・・」

 

アスナが俺の戦いを見て驚いている。その瞬間をセンチネルは見逃す訳が無く、アスナの後ろから襲い掛かる。

 

「おい!何ボーッとしてるんだ!」

 

キリトがアスナに襲い掛かってきたセンチネルに剣で攻撃して退かせた。

 

「別にボーッとしてないわよ!! で、でも。い、一応ありがとうと言っておくわ・・・」

 

「どういたしまして。お前は素直じゃねえな。そんなんじゃ、あまり人に好かれないぞ。」

 

「悪かったわね・・・」

 

「まあ、俺も人の事を言えたりしねえけどな。さて、ツナに続いて俺もリングと匣を使うか。」

 

キリトはリングに炎を灯した。色は紫色。雲の属性の様だ。キリトは匣に炎を注入した。すると出てきたのは小型サイズの竜巻だった。

その雲の炎で出来た小型の竜巻はセンチネルに命中するとセンチネルは吹き飛び、ポリゴン状の粒子となる。

 

「紫竜巻(バイオレット・トルナーデ)だ。見ての通りに雲属性の匣で、紫色の竜巻が相手を巻き込む匣だ。

熟練度が低いからなのか、ミニサイズだけどな。でも、熟練度を上げれば大きな竜巻になるんだと思う。

後はリングのランクも有るんだと思うがな。これがEランクでは無い1ランク上のDランクなら威力も違うんだろうな・・・」

 

キリトは紫竜巻の威力を何とか上げたい様だ。俺とゴクデラ君にヤマモトがDランクのリングを持っていると聞いたら、ショックを受けてもおかしくは無いかも・・・

 

「何か私だけが何もやってない様に見えるから、そろそろ倒させて貰うわよ!」

 

アスナはセンチネルに細剣のソードスキル[オーバーラジェーション]を繰り出す。しかも、この技は序盤でおかしいと思える程にHIT数が理不尽である。そのHIT数はなんと10HIT!センチネルに対してでは無くとも、ボス相手でも十分過ぎる程にダメージを与えられるソードスキルだ。

この時のアスナが俺には鬼の様に見えた。センチネルは体の色んな箇所に細剣を刺されて、ポリゴン状の粒子となり消えた。

今のアスナの攻撃を見たプレイヤーは、

 

((こ、こええぇぇ・・・))

 

と、思っただろう。それほどにアスナの戦いには気迫を感じさせた。

 

 

 

 

ディアベルのパーティーはコボルトロードにスイッチを上手く使いながら、ダメージを確実に与え続けている。

コボルトロードのHPは残り半分のイエローゾーンに入った。

 

「よし、このままの調子で戦い続ければ、このボス戦は勝てる!みんな、気を抜くなよ!」

 

ディアベルの言葉にプレイヤー達の士気が上がる。この調子なら犠牲者0で勝てるかもしれない。もちろん、ディアベルが言った様に最後まで油断しない事が大切だが。

俺のパーティーの役目であるセンチネルの討伐もそろそろ終わりそうだ。終わり次第にディアベルのパーティーの援護に回ろう。

俺がそう思った時だった。

 

「グゥウォオオオオ!!」

 

コボルトロードが突如、雄叫びを挙げた。その瞬間に残り僅かになっていたセンチネルの数が、新たにセンチネルが現れて増えた。

しかも、最初にいた数より多い!

 

「なっ!? こんな事はβテストの時には無かったぞ!?」

 

キリトがそう言った。なるほど、正式SAOでの新たな仕様か。おそらく、センチネルの数が残り僅かになるか、コボルトロードのHPがイエローゾーンに入った時にセンチネルが補充される仕様なのだろう。この出来事をきっかけにディアベルが新たに指示を出した。

 

「俺のパーティーは今まで通りのコボルトロードに攻撃する。キバオウさんのパーティーとトウマ君のパーティーはツナ君のパーティーに協力してセンチネルの討伐に当たってくれ!他のパーティーは俺のパーティーの援護を引き続き頼む!」

 

「ディアベルはん、任せておきなはれ!」

 

「ディアベル。アンタの指示通りにツナ達のパーティーと協力してセンチネルを討伐するぜ!」

 

「さて、俺達は引き続きディアベルの援護だ。行くぞ、お前ら!」

 

「おうよ!エギルのおっさん!」

 

それぞれのパーティーがディアベルの指示を聞いて動き出す。

 

「ツナ。あの時の借りを返せるかは分からないが、俺達もセンチネルの討伐に力を貸すぜ!」

 

「トウマ、ありがとう。さあ、共に戦おう!」

 

トウマのパーティーがセンチネル達に攻撃を仕掛ける。トウマは両手剣。ショウタは短剣。ホクトは両手斧とそれぞれがソードスキルを放った。トウマのパーティーにいた他のメンバーも続いてセンチネルを攻撃する。

 

「さて、ワイらも稼いするんや!」

 

キバオウのパーティーもセンチネルの討伐に当たり、センチネルに攻撃を仕掛けた。

トウマのパーティーにキバオウのパーティーがセンチネルの討伐に入った事により、増援のセンチネルは数を減らしていく。

 

ディアベルはリングから青い炎、雨属性の炎を匣に注入するとアメンボが数匹出現して、コボルトロードの足下に近付くと、コボルトロードの足に雨の炎が掛かり、その特性の鎮静により動きが鈍り、隙が生まれる。

 

「これが俺の匣、雨ンボ(レイン・ウォーカー)だ。このアメンボに触れた瞬間に雨属性の鎮静によって、被験者の動きを鈍らせる。

さあ、今の内に一斉に攻撃するぞ!」

 

ディアベルの合図でコボルトロードにディアベルのパーティーは一斉攻撃を仕掛けた。

俺達もセンチネルの大群を全て撃破したので、トウマやキバオウのパーティーと共にディアベルのパーティーへの加勢に入ろうとした瞬間、

コボルトロードのHPが4分の1になり、レッドゾーンに入った。

 

「ディアベル。アイツの指示通りに戦った結果、犠牲者0でボス戦が終わりそうだな。」

 

「そうやな、トウマはん。ワイらもディアベルはんに力を貸して、さっさとボス戦を終わらせましょうか。」

 

トウマとキバオウの言う通りだな。ディアベルの作戦通りに戦いった事によって、犠牲者を出さずにこのボス戦が終わりそうだな。

レッドゾーンに入ったという事は、コボルトロードが武器を持ち替えるという事だ。

よし、このまま油断せずに戦えば・・・

 

「よし。皆、よくやった。後は俺がやる!全員下がれ!」

 

ディアベルの口から信じられない言葉が出た。後は自分がやるから、全員下がれだって!?

コボルトロードのHPが残り僅かとはいえ、ディアベルが1人だけで戦うのは無謀だ!!

 

「十代目、アイツはアホなんっすか!大事な事なんで、もう一度、言います。アイツはアホなんっすか!」

 

「そんな訳無いわ!と言いたいんやけど、ワイもゴクデラはんと同じ意見や・・・」

 

「俺も二人と同意見だ・・・」

 

ディアベルのまさかの無謀な行動に、ゴクデラ君とキバオウにトウマはあきれ果てている様だ。

確か、ディアベルのアメンボによって、動きが鈍くはなっているんだよな・・・

でも、そろそろ効果が薄まる頃だ。ディアベルもそれは解っている筈だ。

なのに、一体何故、最後まで油断せずに戦おうと言ったディアベルが、あんな無謀な行動に出たんだ・・・

その時、キリトがディアベルの表情を見て何かに気付いたらしい。

 

「ディアベルの奴。アイツはLA(ラストアタック)ボーナスを狙っている様だな・・・」

 

「何なんや?そのLAボーナスちゅうのは?」

 

「ボス戦で最後にボスにトドメの一撃をしたプレイヤーに与えられる報酬の事だ。

ボス戦毎に一人しか手に入らない分、強力な装備が手に入るんだ。ディアベルはその事を知っていたんだ。」

 

「じゃあ、ディアベルの奴はβテスターなのか!?」

 

「そうだな。どうやらディアベルはどうしてもLAボーナスが欲しいらしい・・・」

 

ディアベル。気持ちは分からなくも無いが何故、そこまでLAボーナスに拘っているんだ・・・

ディアベルがコボルトロードに向かった時、コボルトロードが持っていた斧と盾を投げ捨てた。

ここでタルワールに持ち替えるのかと誰もが思っていた。

 

 

コボルトロードは背中から、四角い箱を取り出した。あの箱は、

 

「おい、ディアベル!ソイツが持ち替えるのはタルワールなんかじゃないぞ!」

 

ディアベルがキリトの言葉を聞き、動きを止めた。その時にコボルトロードは指にリングをはめると赤い炎をリングに灯した。

嵐属性の炎だ。コボルトロードが匣に炎を注入した。出てきたのは嵐属性の炎が付いた鎌だった。

あれは未来で野猿や太猿が使っていた黒鎌(ダークサイス)か!

コボルトロードが黒鎌でディアベルに斬りかかった。ディアベルは黒鎌をマトモに喰らってしまい、ディアベルの右腕が吹き飛んでしまった上にHPがレッドゾーンに入ってしまった。

 

「し、しまった・・・」

 

ディアベルが右腕の損失と自身のHPを確認して、コボルトロードから離れる事を決めた様だ。右腕が吹き飛んでしまっても、ここはデジタルの世界であるお陰で痛みを感じない上に、時間が経てば損失した腕も戻ってくるのが幸いだがコボルトロードがディアベルにトドメをさす為に追い討ちを仕掛けようとした。

その時、ディアベル自身とこの場の全プレイヤーがディアベルの死を覚悟しただろう。

だが、ディアベルに追い討ちを仕掛けたコボルトロードの鎌を俺が受け止めていたのだ。

 

「つ、ツナ君なのかい?」

 

「そうだ。ディアベル、お前は何故、いきなり無謀にもLAボーナスを取る為に一人で戦おうとした?」

 

「俺はβテスターだった。だけど、初心者を見捨てる事は出来なかった。俺が初心者を指導して慕われた時に決めたんだ。

俺がみんなを守るって。だからこそ、命を掛けてでもLAボーナスを取って皆を守れる強さが欲しかったんだ・・・」

 

「だが、死んでしまったら、もう何も出来ないだろ。ディアベル、お前のやろうとした事を責めるつもりは無い。

でも、命を掛けていい瞬間は今では無い!そうだろ?」

 

「ツナ君の言う通りだね。分かった、俺が本当に命を掛けていい瞬間は今では無いね。」

 

「その通りだ!ディアベル。下がってろ!コイツの相手は俺がする!」

 

「わかった。後は君に任せるよ!」

 

そうだ。俺は死炎結晶を使って超死ぬ気モードになり、急いでディアベルの前に出て、コボルトロードの鎌を受け止めた。

ディアベルが後ろに下がった事を確認すると俺はXグローブに炎を灯す。

 

「来い、デカブツ!お前の相手は俺だ!」

 

「グゥゥオオオオ!!」

 

コボルトロードが俺を鎌で斬ろうと鎌で横凪ぎをするが、俺はXグローブを使い上昇して避ける。

 

「えっ?な、何なんや、あれは・・・」

 

「まさか、ツナ君が飛んでいるの!?」

 

「アスナの言う通りだな。あれは一体どういう事なんだ。ゴクデラ、ヤマモト。俺とクラインと別れた後に何が有ったんだ・・・」

 

「ワリイな、キリト。それは説明しにくいんでな勘弁な。」

 

「ただ、言える事は、あれこそが十代目の力だ!」

 

 

 

 

 

 

俺は飛び回りながら、コボルトロードを牽制しながら攻撃を仕掛ける。

俺は飛びながら、剣に炎を付与して威力を上げた片手剣のソードスキル[スラント]を繰り出す。

コボルトロードに大きなダメージを与えた。

 

「り、リングの炎は匣を開ける以外にも使えたのか!?」

 

「そうだぜ、キリト。リングはただ匣を開ける為の鍵じゃないって事さ!

武器にリングの炎を付与して威力を上げられるんだぜ!」

 

 

 

俺はナッツを呼び出して、コボルトロードに向かって吠えさせた。

 

「グルル、ガオォォォ!」

 

「ウガァァァ!!」

 

「流石はボスモンスターか。完全に石化はしない様だな。」

 

大空属性の調和により、コボルトロードの脚が石化して身動きが取れない様にした。

 

「凄いな。あれが動物型の匣の力か・・・

俺も紫竜巻だけではなくて、動物型の匣が欲しいな。」

 

「あんさんは動物型の匣の力しか見てないみたいやが、ワイとしてはめんこい動物型の匣が欲しいわな。」

 

「俺も欲しいな。動物型の匣・・・」

 

「ディアベル。アンタはアメンボを持っているだろ?」

 

「アメンボは虫だよ。虫では無くて、他の動物型が欲しいんだって・・・」

 

 

 

 

 

俺が飛び回りながら、コボルトロードの攻撃を避け続けていたが、コボルトロードが鎌の炎を俺に向かって飛ばした。

その炎が俺に当たり、砂煙が舞った。

 

「そんなツナ君!?」

 

「クソ、俺は出るぞ。ツナを助けないと・・・」

 

「そ、そうね。ツナ君を助けに・・・」

 

「おい、キリトにアスナ!てめえらは動くんじゃねえ!」

 

「何故だ!お前はツナの右腕を気取ってながら、動けない弱虫なのか!」

 

「んな訳が有るか!十代目は無事だ。」

 

「「えっ!?」」

 

 

 

 

 

俺は砂煙の中から姿を現すと、コボルトロードの顔面にXグローブの炎のジェット噴射でスピードを上げた蹴りを入れた。

 

「つ、ツナ君。」

 

「無事だったのか・・・」

 

「当たり前だ!十代目が簡単にくたばる訳がねえ!」

 

「それにツナ君の炎が大きくなっている。どういう事?」

 

 

 

俺はコボルトロードが飛ばした炎が当たる直前に死ぬ気スキルの1つである[零地点突破・改]を使い、ダメージを無効にしただけでは無く、その炎を俺の力として吸収した。これで、より大きな炎となりコボルトロードは自分の足を追い詰める事をやってしまった訳だ。

 

「そろそろ、決着をつけさせてもらう!」

 

俺はコボルトロードの回りを往復して、死ぬ気スキルの攻撃技[イクス・ストリーム]を使った。

コボルトロードは炎の竜巻の中に飲み込まれた様に炎に包まれた。

そして、コボルトロードのHPが無くなり、バリィン!と大きな音を出してポリゴン状の粒子となり散った。

 

「お、終わったんだ・・・」

 

俺は超死ぬ気モードを解除し、ナッツも匣に戻してから地面に横たわった。

すると、ディアベルを含めたプレイヤー達が俺の下に駆け寄った。

 

「ツナ君。君が俺を助けてくれなかったら、俺は死んでいたよ。君の言う通りに無謀な事をしたよ。」

 

「ディアベル。分かってくれたなら、いいよ。」

 

「ツナはん。あんさんの力を見せてもらったわ。確かにβテスターを責める理由も無いわ。リングと匣は本当にβテスターに追い付ける程の代物や。それとディアベルはんを助けてくれて感謝するわ。」

 

「ツナ。俺達と765プロの奴らを助けてくれた時には匣の力しか見せなかったが、まだそんな力を隠していたとはな。

アンタは本当に凄いよ。こんな言葉しか思いつけねえが、アンタが今回のボス攻略に参加してくれて良かったと思う!」

 

「そうだな。ツナ、俺はお前さんの事を気に入ったぜ!この俺、エギルは何時かはアイングラッドに自分の店を出そうと思う。

店を開いたら、お前さんを先ず最初のお客様として呼びたいと思う。」

 

「ツナ。お前は強いな。俺とは本当に対象的な奴だよ。あの時、俺はお前を置いて行った事を後悔したが、お前はそんな事を気にせずに俺と触れてくれた。お前こそ、本当に強い奴だよ。こんな俺で良ければ、これからも俺をツナの助けになりたいんだ。」

 

「キリト。もちろんだよ!これからも宜しく頼むよ!」

 

「よし、十代目を称えて十代目を胴上げだ!」

 

「「「おおおおっ!!」」」

 

「ちょっと、ゴクデラ君・・・」

 

「皆でツナ君を胴上げしよう!」

 

「ちょっと、ディアベル!それに、エギルやキリト。ジュピターの三人にキバオウもちょっと、止めて・・・」

 

「「「わっしょい、わっしょい!!」」」

 

「止めてぇぇぇ!!」

 

 

 

 

 

 

 

皆が俺を胴上げし終わった後に、俺が獲得したLAボーナスを誰が貰うのかを尋ねた結果、

 

「本当に俺が貰っていいのかな?ディアベルはLAボーナスを欲しがっていただろ?」

 

「いいんだよ、ツナ君。それは君が俺を助けて勝ち取った物だよ。だから、ツナ君が貰ってくれたら嬉しいよ!

皆もいいよね?」

 

ディアベルの言葉に誰もが頷いた。

 

「じゃあ、俺が貰うよ。」

 

俺はLAボーナスである防具、パーカー・オブ・オレンジを装備した。見た目は俺が未来で戦った時に着ていたパーカーに似ている。

防具としてのステータスが見た目からは予想できない程の高さだった。

皆は俺がパーカー・オブ・オレンジを装備したところを見ると、似合う似合うと言ってた。

 

 

 

 

ボス戦が終了したので第2層に進める様になったが、皆がまだガヤガヤと騒いでいる中、アスナの姿が見当たらなかったので周りを見ると、アスナが先に行こうとしていたのか階段付近にいたので声を掛ける。

 

「アスナ。どこに行く気だい?」

 

「見れば分かるでしょ。第2層に行くところよ。私は早く現実に帰る為に戦っているの。

私は君みたいに、周りをよく見たりは出来ないわ。だから、私は私のやり方でいくわ!」

 

俺とアスナが会話していた事に気付いたのかキリトが割り込んだ。

 

「おっと、お話してる中、いきなりすまない。お前は早く現実に帰る為に戦うって言うが、それは唯の焦りだ。

そんなに焦ると自分の首を締める事になるぜ!」

 

キリトがこう言うと、アスナがローブから顔を初めて見せた。アスナの顔は正直に言うと美人だと思う。

 

「私はあなた達の様に、この世界で落ち着くなんて出来ないわ。

でも、少しはその忠告に耳を向けるわ。」

 

「そうか。少しは耳を傾けるなら聞いてくれ!俺はソロで活動するのは止めて、ツナとゴクデラにヤマモトと一緒に行動しようと思う。

アスナ。もし、集団を纏める誰かがお前を誘ったら、ソイツと一緒にSAOを攻略しな!

俺が言うのは、それだけだ。」

 

「アスナ。君が俺とキリトの事をどう思っているかは分からないけど、俺とキリトはアスナの事は仲間だと思っているから!」

 

俺とキリトの言葉を聞いたアスナは、

 

「全く、ツナ君とキリト君は二人供揃ってお人好しね!」

 

そう言ってアスナは第2層に行く。

 

 

 

 

 

 

今回のボス戦で俺はディアベルやキバオウにエギルといったプレイヤーとの信頼関係が出来た。

俺はこのSAOで会った奴を全員守りたい。SAOで出会った仲間を死なせずにクリアして現実に帰るんだ。

それが出来なきゃ、俺は死んでも死にきれねえ!




今回のボス戦ではLAボーナスは原作と違いツナが貰いました。
パーカー・オブ・オレンジはリボーンのDSのフレイムランブル 燃えよ未来での超死ぬ気ツナが着ていた服です。
後、ディアベルやキリトが使った匣は上記同様にフレイムランブルから採用しました。

ツナの死ぬ気スキルとして使える技は現時点では今回出てきた二つだけです。

次回は第3層に話がいきます。ツナ達がギルドを立ち上げます。
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