魁!? 私立百合ヶ崎女学院モビルスポーツ部   作:星龜

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入学して、いきなり査問会にかけられる件


 

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さて、みなさん…。

 

今回は

【魁!? 私立百合ヶ崎女学院モビルスポーツ部】

第2話をお届けするのですが…

 

いやはや、第2話にして、いきなり波乱に満ちた展開となりました★

 

『入学願書に虚偽の内容を記載した』

として、モモミは

中央委員会の査問会

にかけられてしまうのです★

 

はたして、モモミは自身の潔白を証明できるのか―!?

 

 

それでは、モビルスポーツッ!!

レディ…ゴォゥッ!!

 

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(モビルスポーツをやりたくて百合女に入学したのに…

モビルスポーツ部は廃部…。

しかも、わけわかんない理由で査問会って…★)

と、悶々とした気持ちで、誰もいない体育館に、1人来るモモミ。

 

館内の時計を見たら、8時28分。

 

(1秒でも遅れたら出席拒否って…。)

と、あきれ気味にため息をつくモモミ。

 

時計の長針が動き、8時29分になった時…

 

赤い制服を着た生徒

が、3人来た。

 

左にいる、メガネをかけた生徒が

「1年2組 モモミ・カッシュ

間違いないか?」

と訊いてきたので

 

「はい。」

と答えるモモミ。

 

「これを付けろ。」

と、モモミにアイマスクを渡すメガネ。

 

「何?

見られてマズいモノなの?」

と、半笑いで訊くモモミだったが

 

「聞こえなかったのか?

付けろと言っている。」

と言うメガネ。

 

「嫌だと言えば?」

と言うモモミに

 

こうなる…ッ!!

と、メガネは

モモミの鳩尾(みぞおち)を殴った―!!

 

 

(いった)ぁ…★」

と、下腹部の鈍痛で、モモミは意識を取り戻した。

 

(この痛みは…

そっか…

さっきのメガネが、私のお腹を殴った痛みだ…。)

と察するモモミ。

 

目を開けたが、周囲は真っ暗で、何も見えない…

 

いや…

 

目の周りの感触から、どうやら、アイマスクを付けられているようだ。

 

さらに、椅子に座らされ、両手を後ろで縛られる。

 

「気がついたか?」

という声が、正面から聞こえた。

 

「誰!?」

と訊くモモミへの返答代わりに

 

「それでは、モモミ・カッシュの査問会を始める。」

という声が、正面から聞こえた。

 

「査問会?

つまり、あなた達が中央委員会?」

と訊くモモミを無視して

 

「モモミ・カッシュ。

当校の入学を志望した動機を答えよ。」

と訊いてくる、正面からの声。

 

「ちょっとは、こっちの話も聞きなさいよ…!!

こんなこと、冗談でも許されないわよ!!」

とモモミは叫ぶが

 

「もう一度訊く。

モモミ・カッシュ。

当校の入学を志望した動機を答えよ。」

と、モモミの叫びなど意に介さない、正面からの声。

 

これ以上言ってもムダだと悟ったモモミは、あきれつつも

「全国大会の常連である、百合女のモビルスポーツ部に入部したかったからです。」

と答える。

 

「つまり…

当校において、勉学に励む意思は無かったということだな?」

と訊かれたので

 

「そんなわけないでしょ。

ちゃんと勉強しないと、卒業できないし…。」

と答えるモモミ。

 

「でも、願書には、当校志望の動機として

モビルスポーツ部に入部すると明記されてる

よ?」

と、別の人物が発言した。

 

声がした方向は左側だ。

 

「何なのよ!?

アンタ達にとって、生徒の入学志望の動機は、願書に書かれたことが全てだとでも言いたいわけ?」

と言うモモミに

 

当然

でしょう。

もし、違うというのであれば、貴女は

願書に虚偽の内容を記載した

ということになります。

それって

立派な詐欺罪

なんですよ?」

という声が、右側から聞こえた。

 

ウソでしょ!?

と驚くモモミ。

 

「当然だろう。

入学願書は公文書でもある

なのだぞ。」

という声が、正面から聞こえた。

 

「た…たしかに、私の百合女の入学動機は、モビルスポーツ部への入部よ。

だからといって、学校の授業を疎かにするわけないじゃない!!」

と言うモモミ。

 

「では、なぜ、そのように書かなかった?」

と言う、正面の人物。

 

「それは…。」

と、言いよどむモモミ。

 

「学生の本分は、勉学に努めることだ。

部活動に精を出すことではない。」

という声が、正面から聞こえた。

 

「じゃ、何のためのモビルスポーツ部なんですか?」

と訊くモモミ。

 

「部活動も授業の一環だ。

しかし、志望動機の内容から、カッシュは

他の授業を受けるつもりは無かった

ということだ。」

という声が、正面から聞こえた。

 

「だから、違うって言ってるじゃない!!」

とモモミは叫ぶが

 

「さっきも言ったように、入学願書は公文書だ。

記入欄には、正確な記述が必要だ。

記載の内容が、相手に正確に伝わらなければならない。」

という声が、正面から聞こえた。

 

(何なのよ、コイツら…!!

てゆうか、何でコイツらが、私の入学願書の内容を知ってるのよ…!?)

と、だんだん、モモミも肚が据わってきた。

 

「あのさ…

さっきから黙って聞いてりゃ、何なのよ!!

人様の書いた願書の中身のアラ探しして楽しい?」

と言い放つモモミ。

 

「お前は、自分の立場がわかってないみたいだな。

こっちは、願書に虚偽の内容を記載をして当校に不当入学したとして、お前を詐欺罪で告発できるのだぞ。」

という声が、右側から聞こえた。

 

「やれるもんなら、やってみなさいよ★」

とモモミが叫ぶと

 

「貴様…何様のつもりだッ!!」

と、正面から怒鳴り声が聞こえた。

 

「キョギキョギうるさいわね!!

私、願書にウソなんて書いてないもん!!

私が百合女に入学した動機は、願書に書いた通り、モビルスポーツ部に入るためよ!!」

と叫ぶモモミ。

 

「そうか…。

なら、当委員会は

モモミ・カッシュを、当校には相応しくない人物として、退学処分

とする。」

という声が、正面から聞こえた。

 

「退学処分って何よ?

そんな権限が、私と同じ、この学校の生徒でしかないアンタ達のどこにあるのよ!?」

と叫ぶモモミに

 

「私達、中央委員会は

お前の願書の内容を閲覧する権利もあれば、お前に退学を言い渡す権利もある。」

という声が、正面から聞こえた。

 

(ゑっ!?

ちょっと待って…。

何よ、それ…!?

ここって、こんなヤバい学校だったの?)

と、驚愕するモモミ。

 

しかし

(これなら、むしろ、退学(クビ)になった方がマシかも…。

でも、それじゃ、私は負け犬だ…!!

こんな、わけわかんない連中に、私の夢を壊されてたまるか!!)

と、意を決したモモミは

 

そんなに私を退学させたいのなら、私とモビルスポーツで勝負しろ!!

と叫んだが

 

「そんな権限は、お前には無い。」

という声が、正面から聞こえた。

 

それを聞いたモモミは

「なるほど☆

モビルスポーツで、一般生徒に負けるのが怖いのね☆」

と、挑発した。

 

何だと…!?

と、正面から聞こえた声に、わずかながら、焦りが感じられた。

 

どうやら、モモミの挑発が効いたらしい。

 

さらに…

 

私は、カッシュの提案を支持します。」

という声が、右側から聞こえた。

 

思わず、右を向くモモミ。

 

「査問会にかけられているにも関わらず、己の立場をわきまえていないカッシュの態度は問題ですが…

しかし、ここまでモビルスポーツにこだわるのは、よほどの自信があるからでしょう。

ならば、モビルスポーツの対戦をもって、退学させましょう。」

と言う、右側にいる人物。

 

「面白そうだね☆

私も、このカッシュって娘、気に入ったわ☆

査問会で私らに啖呵切った生徒って、この娘が初めてだし☆」

という声が、左側から聞こえた。

 

「お…お前達…!?」

という焦った声が、正面から聞こえた。

 

右側と左側にいる人物の、まさかの造反に、正面にいる人物は面くらっているようだ。

 

正面にいる人物の焦っている顔を想像し、思わず吹き出してしまうモモミ。

 

何がおかしいッ!!

という怒鳴り声が、正面から聞こえた。

 

「調子に乗らないでください。

私は、あくまで貴女の提案を支持しただけで、貴女の味方をしているわけではないのですよ。」

という声が、右側から聞こえた。

 

しかし…

 

「ま、私も、ひさびさに体を動かしたいので…

カッシュと対戦させていただきたい

のですが…。」

と、右側にいる人物が、正面にいる人物に尋ねた。

 

「負ければ、どうなるのか、わかっているのだろうな?」

という声が、正面から聞こえた。

 

「私が負けるとでも思っているのですか?」

と反論する、右側の人物。

 

そして

「モモミ・カッシュ。

(わたくし)

カズミ・ウラガ

 

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が、貴女のお相手をつとめさせていただきます…!!」

という声が、右側から聞こえた―。

 

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