さて、みなさん…。
今回は
【魁!? 私立百合ヶ崎女学院モビルスポーツ部】
第6話をお届けするのですが…
いよいよ、百合女モビルスポーツ部が、
モビルスポーツ部の廃部の撤回…
そして、モモミの退学の撤回をかけた、対外試合の勝敗の行方は如何に…!?
それでは、モビルスポーツッ!!
レディ…ゴォゥッ!!
午前10時すぎ―。
百合女モビルスポーツ部の一行は、
試合会場といっても、ただっ広い荒野である。
ガレージの設営を整備士達にまかせ、パイロットはそのままバスに乗って、ここから5キロ先にあるクラブハウスに向かう―。
クラブハウスに到着すると、
「おはようございます☆
イツキ・サクライ
です☆」
「おはようございます!!
百合ヶ崎女学院モビルスポーツ部部長のレイナ・アサクラです!!
今日は、よろしくお願いします!!」
「こちらこそ☆」
と握手するイツキとレイナ。
その後、パイロット達はクラブハウス内で、試合時の注意事項等の説明を受ける。
試合会場は、10キロ四方の荒野。
試合開始は、午後1時から。
勝利条件は、相手チームのリーダー機の撃破。
時間に余裕があれば、もう1試合行うとの事―。
◇
特設ガレージに戻ってくると、整備士達が、ノブッシの整備を入念に行っていた。
モモミは、愛機の脚部のアクチュエーターの調整をしているユウナに話しかけた。
「ユウナ先輩。
どんな感じですか?」
「バッチシだよ☆」
と、笑顔で振り返るユウナ。
モモミによって、パイロットから整備士に更迭されたユウナだったが、これが大成功だった。
ユウナは、メカニックの適性があったのだ。
ユウナが整備を手掛けるようになってから、ノブッシのレスポンスが5パーセントほど向上したのだ。
モビルスポーツの戦力の強弱は、試合の結果だけではない。
整備士達の技量がモビルスーツの性能を…
そして、試合の勝敗を左右する―。
整備士に更迭された直後のユウナとモモミの関係は良くなかったが、ユウナも自分の適性に気づいてからは、モモミとの仲も改善されてきた。
「整備をしっかりしておかないと…
私もモモミも怒られちゃう
からね★」
と冗談を言うユウナ。
「まあね…★
ホント…めんどくさい…★」
と、苦笑いするモモミ…。
モモミが『面倒くさい』と感じていること…
それはもちろん
モビルスポーツ部の監察
だ。
じつは
整備士達の仕事ぶりも監察の対象
なのだ。
整備士達もモビルスポーツ部の部員なのだから、監察の対象なのは当然である。
しかし、面倒くさくても、モビルスポーツ部の存続…
ひいては
自身の退学の撤回
のためにも…
モモミは監察するのだ…。
◇
昼食を食べ終わったあと、パイロット達はマリカとユキのもとに集まり、作戦会議を行う。
「相手チームのフォーメーションですが…
イツキ・サクライ
カレン・ミズキ
ヨツバ・ダイチ
リュウ・ヒガシ
です。
リーダー機が
と説明するユキ―。
モビルスポーツには
『主将がリーダー機をつとめる』
という
厄介なルール
のがある。
それゆえ、モビルスポーツ部の主将はたいてい、
百合女の主将のレイナのポジションは
つまり
一番前にいるため、一番敵に撃破されやすい
ポジションなのだ…。
これは
監察役権限でレイナを主将に指名したモモミの失態
ともいえるが、しかし、先代主将のユキは
だったし、現在の
主将としては不適格
だ。
戦術理解度が一番高かった、
こうなると
が、レイナをしっかりと援護してやらなければならない。
「ハルナ先輩、これを…。」
と、ハルナにUSBメモリを渡すモモミ。
「何だ、これは?」
と訊くハルナに
「『
と言うモモミ。
『
モモミがカズミとモビルスポーツで対決した時に、モモミが使った
SEビームガンを10発連続発射
する技だ。
「ユウナが泣くぞ…★」
と言うハルナ。
『
そのため、メンテナンスが大変なのだ…。
「そんなことは言っていられません。
今日、負けたら」
「そうだったな…。」
と、モモミから『
今日のこの試合に負けたら…
泣くのはユウナだけでなく…
モビルスポーツ部の部員全員が泣くことになる…。
やがて…
『これより
対
百合ヶ崎女学院モビルスポーツ部
の試合を開始いたします。』
というアナウンスが流れた。
「総員、戦闘開始!!」
という、マリカの号令一下…
モモミ
レイナ
ハルナ
サリナ
が、ノブッシに乗り込む―。
「システムチェック…
モモミ、オールグリーン!!」
と、レイナ、マリカ、ユキに報せるモモミ。
〈各機、発進!!》
という、マリカからの号令一下…
「レイナ・アサクラッ!!
行くぞッ!!」
「モモミ・カッシュ!!
行っくよ~☆」
「ハルナ・レーゼン!!
出るぞッ!!」
「サリナ・アマギ!!
出ます!!」
百合女モビルスポーツ部のノブッシが発進していった―。