黄金樹の麓から   作:シショ

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第5節

 

 昼休みを挟んで午後の授業。準備を終えて待機する間話題に上がったのは、失踪疑惑のあるダリウス=グレンヴィルについてだった。

 マリアはグレンヴィルの腕を射抜いたことで一時期無視されていた。それ自体は仕方のないことだと思っていたが、失踪したともなれば話は変わってくる。元々性格に難があって敵を作りやすい人物だったらしいが、あの時点で最も険悪だったのはマリアだ。

 

(こちらに矛先が向くようなことがなければ良いけれど)

 

 万が一マリアがグレンヴィルを殺したなどという疑いを掛けられれば、シェラたちに迷惑が掛かる。それだけは何としてでも避けなければならない。

 

「おや、皆揃ってるね。感心感心」

 

 教員が中々来ないのを良いことに教室がざわつき始めたその時、生徒たちの頭上から声が振ってきた。ぎょっとして視線を向けると、そこには一人の男性が金の縦巻き髪を垂らして天井に立っていた。

 

「──父様!?」

「おじさま!」

 

 マリアの隣と、少し離れた場所からほとんど同時に声が上がった。見ればシェラの親戚だという少女──コーンウォリスが喜色を浮かべて天井を見上げていた。

 

「そうさ、君のパパだよ! ちょっと見ない間に、また綺麗になったんじゃないかい?」

 

 その言葉と共にシェラは熱い抱擁を受けた。隣に座っていたマリアが少し引いていると、シェラがぐいと男を突き放す。

 

「公私を弁えてくださいませ! そもそも、今までどこをほっつき歩いていたんですの!?」

「このところ忙しくて、それはもう色々とね。寂しい思いをさせてごめんよ」

「あたくしより先に詫びる相手がいるでしょう!」

 

 そう言ってシェラがナナオとマリアを手で指し示すと、男は襟を正して二人の方を向いた。

 

「半年ぶりだね、二人とも。楽しくやってるかい?」

「お陰様で。そちらも壮健のようでなによりでござる」

「友人たちのおかげで、なんとか」

 

 何気なく口にした言葉であったがシェラが驚いたように口元に手を当てるのを見て、頬が熱くなってくる。遠くから向けられた興味ありげな視線も相まって、気恥ずかしさもひとしおだった。

 

「頼れる仲間を見つけられたなら良かったよ。──あぁ、Ms.コーンウォリスも元気そうで何よりだ」

 

 その様子を見て満足気に頷いた男は、遠目に自分を見つめていた少女に声を掛けると、教壇に立った。そこから教室内をざっと見渡して、口を開く。

 

「さて、まずは自己紹介といこうか。僕はセオドール=マクファーレン。キンバリーの非常勤講師で担当科目は特に無い。この授業も数回分の間に合わせだけれど、よろしく頼むよ」

 

 笑顔で放たれた気さくな挨拶に気の抜けたような雰囲気が漂い始めた頃、一人の生徒が質問を投げた。

 

「あの、マクファーレン先生の担当が終わったら、またグレンヴィル先生が戻って来るということでしょうか」

 

 セオドールはその質問に溜息をついてから答える。

 

「ダリウス君が生きていればね。ただ、僕はもう彼の顔を見ることは無いと思っている。この世界で長く生きてるとね、何となく分かっちゃうんだ」

 

 笑みを抑えての発言に教室は静まり返ったが、当の本人はヒラヒラと軽い調子で片手を振って見せる。

 

「まぁ、代わりの人材はとっくに校長が手配している筈だ。次の先生もすごい錬金術師だということは僕が保証するから、しばらくは我慢してくれ」

 

 セオドールはそこでその話題を打ち切った。しかしマリアは視界の端で、オリバーが少しだけ気を緩ませたのに気がついた。そう言えばオリバーはグレンヴィルに目を掛けられていたけれど、本当は嫌だったのだろうか。

 

「じゃあ、授業を始めよう。今日の課題は『ゲラゲラ茸の解毒薬』? うーん」

 

 しばらく教科書を見つめたまま何か考え込んでいたセオドールは何度か頷いて、こう言い放った。

 

「よし、こうしよう。今回は君たちが調合した薬を僕がその場で飲んで評価する。もちろん丁寧なコメント付きだ。──さぁ、始め!」

 

 教壇から降りたセオドールはざわつく教室内を歩き始める。マリアが材料を手に取って調合を始めても、未だに喋り続けている。

 

「大して難しい調合でもないし、僕のお喋りに付き合ってくれ。あ、この中に『東方探訪録』を読んでくれた生徒はいるかい?」

 

 シェラに見守られながら危なげない手付きでゲラゲラ茸を切っていると、ピートが手を挙げて口を開く。

 

「いま十二巻をじっくり──」

「全巻読みました!」

 

 誰かの声と被ってしまったようだが、セオドールはこちらに近づいて来た。

 

「素晴らしい!名前を聞いても?」

「ピート=レストンです!」

「ピート君か、ようし憶えたぞ! 今度おみやげを持ってきてあげよう!」

 

 ピートは土産に釣られた訳ではないだろうが、一層奮起して調合を進めていく。その様子を横目で見ていたマリアは危うく指を切りかけ、慌ててナイフを持つ手を止めた。

 

「しかし、あのシリーズは旅先の風俗を知るには相応しくない。何分ノリと勢いで書いているものでね、今回の旅でも色々と修正点が見つかってしまった」

 

 話の内容が気になったマリアは一旦作業の手を止めてそちらに耳を傾けようとしたが、二の腕に軽い衝撃を感じて恐る恐るそちらを向く。案の定眉を顰めたシェラが、「作業に集中しなさい」と小声で注意してきた。

 

(後でシェラから聞こう)

 

 マリアはセオドールの話を聞き流すことを決めて調合を再開した。幸い材料はほとんど劣化していなかった。

 

「よしよし、次のおみやげはソバにしてあげよう」

「……出来ましたわ」

 

 シェラが薬をビーカーに注いで、未だに話し続けるセオドールのもとへ持って行く。相変わらず手際が良いと感心していると、薬を含んだセオドールの口から大量の泡が溢れ出す。

 

「ごぼあッ!?」

「失礼、泡立草(バブルグラス)を入れ過ぎましたわ。授業と関係無い無駄話のせいで手が滑ったようですわね」

「ごぼ……! い、愛しい娘よ、これはとても手が滑ったという量じゃないんだが!?」

 

 娘としてはきちんと授業をして欲しかったのだろうか。塩水を作りながらマリアがそちらを見ていると、セオドールの背後で手が上がった。

 

「拙者も出来たでござる!」

「ふぅ……ようし二杯目だ!」

 

 何やらオリバーが制止しようとしていたが、お構いなしに一気飲みする。その瞬間、セオドールの目から涙が濁流のように溢れ出る。

 

「ぎゃあっ! 目が! ──これは酷い! 泣き泣き玉葱(クライオニオン)のアクがまるで抜けていないぞ!」

「すり潰した後に塩水で洗わないからだ! 工程を勝手に省略するなとあれほど言っただろう!」

 

 もはや何かの芸のように見えてきた。これなら婦花(ダリア)たちも笑ってくれるのではないだろうか。

 オリバーはナナオに注意しながら別の薬を調合し、セオドールに手渡した。それを鼻から吸い込むと涙が勢いを失っていく。

 

「ズビ……ありがとう、君。思ったよりもキツいぞこれ。ええと、あと何杯飲むんだっけか」

「たったの三十八杯ですわ」

「死んでしまう!」

 

 自業自得だろう。

 最終工程に入ったマリアは騒ぎの中心から手元に視線を移した。しかしそのタイミングで、一人の少女が手を挙げた。どうやら先程ピートと声が被ったのと同じ人らしい。

 

「お、おじさま! 私も出来ました!」

「ん? ああ、はいはい」

 

 聞こえてきた声におや、と首を傾げる。さっきまでとはまるで別人のようだ。評価の仕方も事務的で、マリアが完成品をビーカーに注ぐ頃にはセオドールはこちらに足を向けていた。

 

「先生、ボクも出来ました!」

「おぉ、ピート君か!これは期待が高まるぞ!」

 

 ピートが得意分野でミスをすることは無いだろうと思ってはいるが、今までの流れが流れのため一応懐の聖印に触れて【王たる癒し】を準備しておく。

 

「これまた良い出来だ!Ms.コーンウォリスのものに負けてない!君はとても良く勉強しているね!」

「こ、光栄です!」

 

 どうやら杞憂だったようだ。しかしマリアが安心してビーカーを運ぼうとすると、異様な光景が目に入って来た。

 大層機嫌が良さそうにしていたセオドールの顔から見る見る内に笑顔が失われ、終いにはがくりと俯いてしまったのだ。

 

「せ、先生?」

 

 身長の関係でちょうど顔を覗き込む形になったピートが恐る恐る声を掛けると、セオドールは音もなく膝を着くと床に倒れ込んだ。

 

「…………生きるってなんて苦しいんだ……もう、これは、死……?」

「、まずい! 過剰摂取(オーバードーズ)による急性の鬱症状だ! 早く対抗薬を飲ませないと!」

「本当に馬鹿ですの!? どんな薬も過ぎれば毒になるに決まっているでしょうに!」

 

 マリアはすぐさま対処に掛かろうとした二人の間をすり抜けてセオドールの側に寄り、胸の辺りに聖印を押し当てる。

 

王たる癒し

 

 淡い金色の光が手の隙間から溢れ、体の表面に広がっていく。そうしていると十秒も経たない内にセオドールはむくりと起き上がった。

 

「──おや。マリア、君が薬の効果を消したのかい?」

「あぁ」

「いやぁ、助かったよ。次からはきちんと対抗薬を用意しないとね。おっと、その前に」

 

 セオドールは床に座り込んだままマリアの手元からビーカーを取ると、躊躇いなく呷る。そして数秒味わってから一息に飲み込んだ。

 

「少し味にムラがあるけど及第点だ。今後も頑張りなさい。──さぁ、授業はまだまだ続くぞぅ! どんどん持って来るといい!」

 

 勢いよく立ち上がりまた教室内を歩き始めたセオドールに生徒たちは困惑していたが、少しずつ作業に戻っていく。

 その様子を眺めていたマリアは、シェラに声を掛けられて自分の席に戻った。

 

「あの短時間で薬の影響を打ち消すなんて、とんでもない技術ですわね」

「ん……まぁ、そっちが本分だから」

「そう言えば、さっきの光は自分に使えないんですの?」

 

 質問の意図が分からず、迷いつつも使えると言ったマリアにシェラは微妙な表情を浮かべた。

 

「ミリガン先輩の薬もそれで消せたのでは?」

「うん? ……あ」

 

 もはや思い出したくもないミリガンの麻酔薬。あの時はとにかく気持ちを紛らわせようと必死だったが、祈祷で消してしまえばあんな思いをせずに済んだのではないだろうか。

 まるで今気づきましたと言わんばかりのマリアの態度にシェラは大きくため息をつくと、小さな体を強く抱き締めた。

 

「本当に、危なっかしくて目が離せませんわ」

 

 やらかした自覚のあるマリアには、シェラの腕の中で縮こまることしか出来なかった。

 

◆◆◆

 

 七人が次の教室に向かって歩いていると、後ろから足音が追い付いてくる。最後尾に居たマリアとシェラが振り返ると、そこにはリュディアが立っていた。

 

「どうかした?」

「次、剣術の授業でしょ?マリアと組むから近くに居た方が良いと思って」

「……あぁ、アテ(・・)はマリアだったのですね」

 

 ふと前を向くと、自然に会話を始めた三人をオリバーたちが驚いたように見つめていた。一度顔を見合わせて、オリバーが戸惑いを隠せないまま口を開く。

 

「ええと、君は……」

「リュディア=ムーングラム。あんたたちの邪魔にはならないようにするから、気にしなくていいよ」

 

 マリアはそのつっけんどんな態度に不満を覚えて、数秒考えた後にリュディアの手を取る。

 

「ちょっ、」

「そういう態度を取ると、嫌われる」

「そうですわ。マリアを守りたいなら、誤解されるような言動は避けた方がよろしいのではなくて?」

 

 反対側からも手を握られて、リュディアはすっかり気が動転してしまっているようだった。その様子を見たオリバーの瞳から疑いの色が薄れていく。

 手を振り払うことも出来ずに声にならない声を漏らしていたリュディアは、ぼそりとなにかを呟いた。

 

「リュディア?」

「うん……さっきのは、あたしが悪い…………ごめん」

「え? うん」

 

 ぐったりと項垂れたリュディアに、オリバーは少し引いているようだ。それでも律儀に返事をするあたり、やはり真面目なのだろう。マリアには、とてもではないが真似できない。

 

「そろそろ行きますわよ。ほら、リュディアも来なさい」

「……うん」

 

 ここまで気落ちするようなことではなかったと思うのだが、もしかすると何かあったのかもしれない。よく見ると、青白い顔にうっすらと隈が浮かんでいるように見える。

 マリアはとぼとぼと歩くリュディアの背中に、少し背伸びをして手を伸ばした。そのまま歩く速度に合わせてゆっくりと擦ると、リュディアの目が見開かれた。

 

「気分、悪い?」

「いや……気を遣わせてごめん。あたし、従者なのに」

「ん……従者じゃなくてもいい」

「え」

 

 表情の抜け落ちた顔を見て、マリアはまた何かやってしまったかと慌てて言葉を続ける。

 

「違、その、友達、とか? 一緒に過ごしてくれるだけでも、嬉しいから」

 

 ぴたり、と完全にリュディアの足が止まった。じっと見おろされてマリアの焦りが最高潮に達しようとした時、その視界を手が遮った。さらさらとした髪の感触を楽しむように撫でながら、リュディアは薄く微笑む。

 

「(あの子に怒られるかなぁ……ま、良いか)……ありがとう、マリア。そう言ってくれて嬉しいよ」

「うん? それなら、良かった」

 

 よく分からないまま頷いたマリアは、シェラに呼び掛けられたのを良いことに掌の下から抜け出した。リュディアもマリアに続いて歩き出す。

 こんな所で立ち止まっては居られないのだから。

 

◆◆◆

 

「では始めよう。今日から総合戦に入っていく。それに伴って、経験者と初心者を適宜合流させていく。格上との立ち合いは学びの機会だと受け取ってくれ」

 

 その前置きと共に全員の杖剣に不殺の呪いが掛けられる。そして次々と生徒の名前が呼ばれ、その中にはピートとコーンウォリスのものもあった。

 

「お前の親戚、だよな?」

「えぇ。……今のピートには厳しい相手ですわ」

 

 前に進み出たピートの背中を視線で追ったガイがそう聞くと、シェラは真剣な眼差しで試合の行く末を見つめていた。

 

「──始め!」

 

 ガーランドの合図でピートが踏み込み、

 

「がっ!?」

 

 動きを完全に捉えられて刺突が胸元に突き刺さった。仰向けに倒れ込んだピートに対し、コーンウォリスは険しい表情で起き上がるのを待つ。

 

「立ちなさい。まだまだ時間は残っているわ」

 

 立ち上がったピートがその勢いのまま攻めたてるのを悠然と受け流し、足払いで体勢を崩す。掛かり気味だったピートはそれだけで転倒してしまった。

 ムキになって三度斬り掛かろうとしたピートに、ガイから声が飛ぶ。

 

「ピート! 冷静になれ、総合戦だぞ!」

 

 ピートはハッとした顔で距離を取るが、コーンウォリスにとってはその行動は悪手以外の何物でもなかった。

 

「普通人上りのあなたが、呪文戦で私に勝てるとでも?」

 

 その言葉には反応せず、ピートは何度も雷撃を放つ。しかしコーンウォリスは最低限の動きでそれらを躱し、返しの一撃を放った。

 

「あ──ぐ……!」

 

 まともに食らって崩れ落ちたピートは、それでも痺れる手足をなんとか動かそうとする。床の上で藻掻き続ける様子を見て、コーンウォリスが苛立つように言い放つ。

 

「これで私とあなたの差が分かったでしょう。何が全巻読みました、よ。ちょっと褒められたぐらいで良い気にならないで!」

 

 その言葉に、マリアは違和感を覚えた。ここまで怒りを顕にするほどピートの態度が目につくとは思えない。そもそもこの二人はほぼ初対面の筈である。それがこうも敵対心を湧かせるようになるだろうか。

 そうしている内にも、ピートは容赦なく打ちのめされていく。剣でも魔法でも上を行くコーンウォリス相手では、本来ピートに勝ち目は無い。しかし、

 

「まだ勝機はある」

「え?」

 

 オリバーが小さく呟くと同時にシェラもその言葉に頷いた。心配一色に染まったカティを抑えながら、オリバーが続ける。

 

「Ms.コーンウォリスのピートへの侮りは隙になる」

 

 何度か呪文を撃ち合い辟易した様子のコーンウォリス目掛けて、ピートが全力で床を蹴る。

 

雷光疾りて(トニトウルス)

 

 コーンウォリスが咄嗟に撃った雷撃も、思いっ切り前のめりになったことで頭上を掠めるに留まった。そして床に手を着いて体を支え、咄嗟に後退したコーンウォリスに刺突を繰り出し、

 

「──ッ──」

「……くそッ……!」

 

 ほんの僅かの差で胸元に届かなかった剣先を、コーンウォリスは愕然とした目で見つめた。その視線はピートからシェラに移り、ギシリと奥歯を噛み締める。

 

「ミシェーラの入れ知恵?」

「…………」

 

 押し黙るピートの沈黙を肯定と受け止めて、コーンウォリスは踵を返した。

 

「……本当にむかつくわ、あんたたち……!」

 

 その後ガーランドの声によって試合は終わり、マリアたちは最後まで攻め続けて息も絶え絶えになったピートを迎え入れた。

 オリバーが労いを込めて背中に手を当てると、ピートの両目からぼろぼろと涙が零れ落ちる。

 

「一本も、とれなかった……!」

 

 悔しいと涙を流せるなら、それは糧となる。

 ガイとカティに励まされるピートを横目に、マリアは一歩下がって上に視線を向けた。

 

「どうだった?今の試合」

「油断はしてたけど、かなり鍛えてる。実際に戦うとなれば……まぁやれないことはないかな」

 

 リュディアはそう言って面倒くさそうに頭を掻いた。右腰には見覚えのない長杖を提げている。

 

「それは?」

「ん?……あぁ、これはね」

 

 リュディアは透明に近い、薄青色の輝石が目立つその杖を指で撫でる。

 

「お守り」

 

 

 

 




【リュディアの輝石杖】

カーリア騎士、リュディアが師から受け継いだ杖
蒼銀による装飾が為されている

輝石の魔術を僅かに強化するほか、
装備者の魔力と冷気に対する耐性を上げる

カーリアには見られない装飾が
その出自を示すと噂される
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