黄金樹の麓から   作:シショ

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第2節

 

 薄っすらと霧が立ち込める沼地の一角。大小様々なゴミが散乱した区画があった。そこは三層より下から戻ってくる生徒が不要な荷物を放棄していく場所であり、腐臭が辺りに漂っている。

 すると唐突に、ごみ溜めと化したその場所の一部がボコリと内側から膨れ上がる。凄まじい熱量と共に汚泥が吹き上がり、中から小さな影が飛び出した。

 

「っ、うっ」

 

 着地と共に嘔吐くような声を上げたのはマリアだった。左手の聖印からちろちろと黄色い炎を立ち上らせたまま、四つん這いになって喉元に指を入れた。

 

「げ、ぐぅ……げぽっ」

 

 眠っている間に散々胃の中に溜まった泥を吐き出して、ぐらぐらと揺れる視界に目を閉ざす。次に目を開けた時には目眩は治まっていた。口の中は生臭いような味がするが、軽く触ってみた感じ胃には残ってなさそうだ。

 

「……ピート?」

 

 辺りを見渡すが、人どころか生き物の気配が無い。かなりの距離を運ばれたらしい。薄暗い洞窟のような場所で、天井に光る苔のようなものが張り付いている。少なくとも一層では無さそうだ。

 そして遠くから聞こえた爆発音に思わず腰に手をやって、杖剣が無くなっていることに気づいた。

 

「え、」

 

 マリアは臭いも気にせず今出てきた穴に入って、泥の中に手を突っ込む。自分が埋まっていた辺りを探ってみるが何も出て来ない。腕を竜のものに変化させてより広い範囲を掘り返しても、影も形もない。

 

「っ、天地よ返れ(イウエルスム)…………無い」

 

 泥の塊を浮かべて移し替えるが、それでも見つからない。あの剣に並々ならぬ愛着を抱いていたマリアの心に、少しずつ不安が積み重なっていく。

 

「……諦め、る。うん」

 

 そしてピートを探さなければ。

 マリアは何度か振り返りながらも、歩を進めた。

 

◆◆◆

 

 二層へ下ったリュディアたちを出迎えたのは、鬱蒼と生い茂る植物たちだった。濃い緑の匂いを鼻先に叩きつけられ、リュディアは眉間にシワを寄せた。

 遠くから鳴き声が聞こえる中、四人はミリガンの指揮の下に歩き出す。

 

「──この果実なんて、いかにも美味しそうだろう?」

 

 ミリガンが徐ろに背の低い樹木に実った果実へ手を伸ばすと、途端に中心から二つに割れて噛み付いて来た。がちがちという、おおよそ果物から聞くことは無いだろう音に、リュディアの顔が引き攣った。

 

「と、こんな具合さ。指を持って行かれることもあるから、何かに触る時は利き手じゃない方でね」

 

 ひらひらと果実を挑発するミリガンを見て、マリアが無警戒に手を伸ばして指を食いちぎられる様子が目に浮かぶ。やはり一人にはしておけない、とリュディアの足が早まった。

 

「む、ではこれは食べられないのでござるか?」

「いや、食べられるよ。生徒の指を大分食べてるだろうけど、それでも良ければ」

「……ナナオ、もう少しマシなものを探さないか」

 

 腹を空かせたナナオを嗜めるも、既に二層に入って五時間は経っていることを考慮し、オリバーは一つ提案した。

 

「ミリガン先輩、そろそろ食事にしませんか」

「ふむ、まぁしばらく歩き詰めだからね。先は長いし、少し休憩しようか」

 

 リュディアは休憩などしている暇は無いと言いかけたが、案内役のミリガンが先に行ってしまったため、渋々四人を追い掛けた。

 そして森の中でも適度に開けた場所の草を刈り、ガイが持たせたという器化植物(ツールプラント)を使って簡易的な椅子を作った。器化植物(ツールプラント)を見るのはこれが初めてだったが、詳細は図書館で確認済みだ。

 

「しっかり休みなさい。勿論食事は摂ってからね」

 

 そう言うと、ミリガンは鞄の中から棒状の行動食を取り出した。オリバーたちが長方形の包みを取り出すのを横目に、リュディアも干し肉を齧る。薬液に漬けていないため特別な効用は無いが、香辛料の味が疲労した体に染み渡る。

 

「リュディア、君も食べるか」

「ん、良いの?」

「あぁ。元々リュディアの分もと言われ……」

「……何?」

 

 目を合わせた途端にオリバーが固まった。それを不審に思ったシェラが声を掛けると、少し迷ってから口を開く。

 

「いや……気づいていないかも知れないが、瞳の色が、」

「あ、まぁ、うん」

「おや、本当だ。少し左目が青みがかっているね」

 

 一応髪を流して隠れるようにしていたのだが、つい忘れていた。ミリガンの言葉にナナオやシェラもこちらを向いて、不思議がったり不安げな表情を浮かべたりしている。

 

「それは、どうしたんだ?」

「気にしなくていいよ、多分戻るだろうし。そんなことよりこれ、貰うよ」

 

 オリバーから焼き菓子──これもガイの手作りだという──を受け取りマリアのために懐に仕舞っていると、妙な魔力を感じた。その方向に顔を向けると同時に、ナナオがさっと立ち上がる。

 

「ナナオ」

「うむ。何か、気配が」

 

 少しだけ探ってみるも、特に引っ掛かるものは無かった。しかし何者かがこちらに注意を向けていたことは事実。リュディアたちはすぐに器化植物(ツールプラント)を片付けて、そこを発つことを決めた。

 尚、瞳の色については誤魔化されてはくれなかったようだ。後で聞かせてもらうと、オリバーからしっかり釘を刺されてしまった。

 

◆◆◆

 

 休憩後、しばらく歩き続けたリュディアたちの前にそれは現れた。初めは崖か壁だと思ったそれは、巨大な樹であるようだった。幹も枝も根も絡み合って、とてつもなく大きなからだを作っている。

 

「二層の関門、巨大樹(イルミンスール)だ。外では絶滅寸前でね、しっかり見ておくと良い」

 

 巨大樹(イルミンスール)というのは、確か巨獣種(ベヘモト)の死骸の上にしか芽吹かないとかいうあれだろうか。エルフ魔術を調べていた時に見掛けたが、まさかこんなにも巨大だとは。

 

(黄金樹と同等か……?)

 

 枯れて久しい黄金樹を思い返していると、頭上から甲高い鳴き声が降ってきた。見上げれば膜を張ったような翼と長い尾を持った、爬虫類のような鳥が羽ばたいていた。

 

「来たね。小型だけどずる賢い奴らで、強そうな相手には漁夫の利狙いで付き纏うのさ」

「ではあれらはずっとついて来ると?」

「まぁ、そうなる。近くの様子によって行動が変わるから、見張り代わりだと思えば良い」

 

 冗談めかしてそう言いつつ、ミリガンは巨大樹の枝に足を掛けた。ここからは登っていくようだ。……大き過ぎて、木登りという感じは全くしないが。

 それからは周囲に気を配りながら枝の上を進んだ。高低差がある時は箒や魔法を使い、それ以外は徒歩だ。しばらく進んで余裕が出てきた辺りでシェラが口を開いた。

 

「……今更なのですが、あの太陽はどうなっていますの?」

 

 見上げた先には二層に入ってから地上を照らし続ける太陽があった。ここに来てからしばらく経つが、一向に動く様子が無い。

 

「大歴以前の遺産──今では再現困難な魔法技術の一つさ。ただ解析自体は終わっていて、魔力源の目星もついている。正体までは私も知らないけど」

 

 人工物、ということか。それを言ったらこの迷宮自体がそうなのだろうが、狭間の地でもこの規模の物はなかなか見ない。話に聞くファルムアズラなどが同じような規模なのかもしれない。

 話に区切りがついた辺りでまた道が荒れてきた。オリバーは足場を加工して飛び上がるのを見て、見よう見まねで登っていく。それでも届かない時は、天井に張り付いた時と同じ要領で幹を垂直に走る。魔力の消費が激しいので多用は出来ないが。

 

「……だいぶ寄って来たね」

 

 無心で登っていると、不意にミリガンが立ち止まった。少し乱れた呼吸を落ち着かせながら周りを探ると、枝という枝から動物の気配が感じられる。

 

「杖剣は抜かないように。彼らを刺激すると面倒だ」

 

 そのままゆっくりと進んで行くミリガンの後ろに付いて行く。多くの気配に囲まれながら移動すると、急に視界が開けた。

 大小さまざまな枝が絡み合い、樹海の中に「島」のような場所を作り出しているのだ。その中央に組み上げられた塊から、大きな影が這い出てくる。

 

「決して恐れを見せてはいけないよ。──こいつが巨大樹の西の支配者だ」

 

 日の光の下に姿を晒したそれは、規格外に大きい毛むくじゃらの亜人だった。四メートル半はある巨躯に対してやたらと長い腕で体を支えている。その気になれば二足歩行も出来そうな見た目だ。

 

「どうしたんだい西の。いつもなら数人で通り抜ける程度、気にもしないだろうに」

 

 旧知の人間に対するような口調で話しかけるミリガンの後ろから、その魔獣を観察する。あちこちの体毛が抜け落ち、肉がえぐられている箇所もある。極めつけに、手足の指が何本か欠けていた。

 ミリガンもそれに気づいたのだろう。リュディアたちに警告を投げかける。

 

「構えなさい四人とも。穏便に、とはいかないみたいだ」

「──待たれよ、ミリガン殿」

 

 リュディアたちが臨戦態勢に入ろうとしたその時、ナナオから待ったの声が上がった。そしてナナオは魔獣の方へと歩み寄っていく。

 

「我ら、友を助けに向かう旅の途上にござる。一刻を争う故に、貴殿の領地を横切る無礼は承知下され」

 

 刀を置いてのその行動に周囲が騒がしくなる。しかし目の前の魔獣はそれを一鳴きで鎮めると、ナナオに顔を近づけてフンフンと鼻を鳴らした。見かねたシェラが杖剣を抜こうとしたが、オリバーに止められている。

 

「刃を振りかざして開く道は本意にござらん。──どうか」

 

 しばらく見つめ合い、やがて魔獣が身を翻した。辺りの気配も合わせて散り、リュディアたちだけが残された。刀を拾い上げたナナオにオリバーが駆け寄る。

 

「何をしたんだ、ナナオ」

「以前カティに聞いたのでござるが、獣に寄った魔法生物は相手の魔力と臭いで敵意の有無を測るとか。故に敵意の無さを伝えたくば、穏やかな心持ち向き合うべし、と」

「いやはや、実に興味深い。君たちには驚かされてばかりだね。さ、行こう」

 

 ミリガンが道の先を指さし、また歩き出す。

 魔獣の巣を通り過ぎ「島」も終わりに差し掛かろうとした時、背後で大きな音が響き、頭上で旋回していた鳥竜が飛び去って行く。間髪入れずに巣から魔獣が飛び出し、わき目も振らずに駆け抜けていく。

 

「向こうで何か起こったね」

 

 魔獣と一定の距離を保ちながらミリガンが走り出した。リュディアも仕方なくそれに続き「島」の端から現状を見やる。するとそこには魔獣よりもさらに二回り大きな合成獣(キメラ)がいた。甲虫の首から蟷螂の上半身が生えたような形をしており、体のそこかしこに何本も針が伸びている。

 魔獣があの図体からは考えられないような速度で木々の間を駆け回り攻撃を加えるが効いている様子は無く、それどころか接近の度に体から血煙を吹き上げている。

 

「針を発射している……?」

 

 オリバーの言葉に接触の瞬間を注視すると、確かに合成獣(キメラ)の体表から細いものが射出されている。見た目の数があまり変わらないということは、飛ばした側から再生しているのかもしれない。

 

「今のうちに進んだ方が、」

「いや、背後を突かれることになる。西のはもう限界だ」

 

 いつまでも見ている訳にはいかないとミリガンを急かしたが、機を逸したようだ。手負いだった魔獣は合成獣(キメラ)からの攻撃によって膝を着き、一撃で首を断たれた。

 

「困ったことになったね。先住者を倒したことで、あれがここ一帯の縄張りを乗っ取った。迂回出来なくもないけれど、相応に時間は掛かる。どうする?」

「無視できないならさっさと倒す」

「リュディア君はそう言うと思ったよ。三人は……いや、無用な確認だったね。いいだろう、今回私はサポートに徹するから、四人であの合成獣(キメラ)を倒すんだ」

 

 そう言って少し離れたところにミリガンが立つ。それに視線も向けず、オリバーが近づいてくる。

 

「リュディア、君にはナナオと二人で前衛を受け持ってほしい。頼めるか」

「分かった。マリアを助けるまでは指示に従うよ」

 

 オリバーはその言葉に驚いたように目を見開き、一つ頷いてから「島」に戻っていった。器化植物(ツールプラント)で壁を作るようだ。リュディアも後に続き、ナナオと並んで立つ。

 

「リュディア殿と戦うのはこれが初めてにござるな」

「そうだね。あたしは防御中心で動くけど、そっちはどうする?」

「では拙者は攻めに徹するでござる」

 

 一応役割を決めていると、オリバーから確認の声が飛んだ。それに手を上げて答え、胸元に伸びかけた手を柄に添える。切り札を切るには、まだ早い。

 

「──瞬き爆ぜよ(フラルゴ)

 

 高く打ちあがった炸裂呪文に気が付いたのか、足音と振動が迫ってくる。魔獣を喰らっていたのか口元が赤く汚れていた。ナナオと共に剣を抜いて迫ったリュディアに先制の一撃が降ってくる。危なげなくそれを回避すると針の追撃が飛んでくるが、それは盾で受け流しながら下がってナナオと交代する。

 

斬り断て(ぐらでぃお)

 

 攻撃の隙に差し込まれた呪文は、合成獣(キメラ)の足を纏めて切り払った。

 

「さすがですわ!」

「いや、」

 

 流石は多脚と言うべきか、脚の一本や二本斬り落としたところではびくともしない。そして深く切り込んだナナオに針が降り注ぐが、それはリュディアの横槍とナナオ自身の回避によって難を逃れた。

 

「やはり再生するか……捕獲用とは訳が違うな」

「姿勢を崩せないのであれば、脚狙いはリスクが上回りますわね。今後は避けなさい、ナナオ!」

 

 ナナオに注意が向いたその隙に、リュディアは輝石の刃を伸ばして鎌の中程に向け、振り抜いた。流石に一撃では斬り落とせずヒビが入る程度だったが、魔獣は警戒心を抱いたようだ。

 そこを目掛けて後方から火炎呪文と氷雪呪文が飛んできた。それらは無防備に晒された外骨格に直撃する。

 

「「瞬き爆ぜよ(フラルゴ)」」

 

 熱と冷気に曝されて脆くなった部分が、二人分の炸裂呪文を受けて弾け飛んだ。しかし体組織は露出したものの、合成獣(キメラ)が大きく後退したことで隙を突くことは叶わない。

 

「どうするの?」

「装甲の再生が遅い。俺とシェラで破損部を増やして体力を削る。二人は今まで通り前で隙を作ってほしい」

「承知!」

「分かった」

「行きますわよ!」

 

 膠着の合間にオリバーから指示が飛ぶ。

 リュディアはナナオと視線を合わせ、向かって来る合成獣(キメラ)へ駆け出した。

 

◆◆◆

 

雷光疾りて(トニトウルス)

 

 シェラの雷撃が露出した体組織を焦がし、合成獣(キメラ)の体が硬直する。そこにナナオの切断呪文が外骨格を削り、オリバーの火炎呪文とリュディアの氷塊によって崩れていく。

 

「しぶといですわね! 何発も撃ち込みましたのに……!」

「いや、効いてはいる! 針の備蓄も無いようだ。リュディア、来てくれ!」

 

 その呼びかけを受けて、ナナオが一歩前に出る。それをカバーするように駆け出したシェラとすれ違い、リュディアはオリバーの下に辿り着いた。

 

「これから三人で隙を作る。トドメを任せたい」

「あたしでいいの?」

「恐らく反撃がある。防御と攻撃を両立出来るのは君しかいない」

「了解。タイミングはこっちで合わせるから」

 

 オリバーとはそこで別れた。三人がかりでの大立ち回りを尻目にリュディアは杖を抜く。乱れた呼吸を整えて杖に魔力を込めると、リュディアの姿が薄くなり、靄のように消えた。

 

 

 

 

 

繁り伸び来たる(プロゴロツシオ)

 

 左右の鎌はシェラとナナオに向けて振るわれ、唯一残った攻撃手段である顎はオリバーが押さえた。いざ止めを、と背後を見やるが、そこにリュディアの姿は無かった。

 

(なっ……どこに、)

 

 合成獣(キメラ)が叫び声を上げて、器化植物(ツールプラント)を振り解こうと暴れ出す。しかしその体はしっかりと地面に縫い付けられており、いくら揺すろうともビクともしない。

 残り少ない魔力を賭けてオリバーが顎下に飛び込もうとした時、ギシリと器化植物(ツールプラント)の首輪が撓んだ。

 

アデューラの月の剣

 

 首に差し込まれた青白い刃が、冷気を撒き散らしながら合成獣(キメラ)頭を斬り落とした。それきり声を上げることも動くこともせず、巨体は静かに崩れ落ちた。

 

「……やりました、の?」

「これで死んでなかったらびっくりだよ」

 

 いつの間にか降りてきたリュディアが剣を鞘に収めた。オリバーが近づいて行くと、じろりと睨みつける。

 

「あたしのこと、疑ったでしょ」

「っ……それは、」

「別に良いけどね。お疲れ様」

 

 ねぎらうように肩を叩き、リュディアは一歩下がった。その行動を不思議そうに見ていたオリバーは、両脇から熱烈なハグを受けた。

 

「やりましたわ!」

「やり申したぞ!」

「あ、あぁ。ありがとう、二人とも」

 

 ぎゅうぎゅうと挟まれるオリバーを見ながら怪我の様子を確認していると、弱々しく袖を引かれる。

 

「その、リュディア、」

「お疲れ、シェラ」

 

 こんな状況でも形を保つ髪を崩さないように、優しく頭を撫でる。色の違う瞳に浮かんだ寂寥で、自分の髪色にマリアの姿を見ていると気づいたシェラは、涙が溢れそうになるのを堪えてリュディアを抱き締めた。

 

「いやはや、初戦で勝ってしまうとは。流石に驚いたよ」

 

 四人が勝利に浸っていると、拍手と共にミリガンが現れた。この合流の早さからして、案外近くで見守っていたのかもしれない。

 

「さぁ、先へ進もう。──君たちの冒険は終わってはくれないようだからね」

 

 戦いの疲れもそこそこに、五人は改めて歩き出した。




【見えざる姿】

魔術街サリアの、夜の魔術の一つ

術者の姿を見え難くする
その効果は乗騎にも及び、足を止めずに使用できる

サリアの刺客が用いたとされる
彼らは目的のためには手段を選ばない
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