ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第九話 戦車の塗装は奇抜です!

 

 

 

練習試合を申し込んで、練習場に行くと

 

 

「………何だあれ?」

 

 

ペーターが見たのは『バレー部復活!!』と書かれた八九式、まぁこれはまだ良いが、問題はピンク色になったM3、日本の歴史にありそうな色にされた三突、そして金ぴかの38tだった

 

 

『なぁケルツ、これは何だ?』

 

 

『さぁ………いつの間にかこんな色になってた』

 

 

『………先が思いやられるぞ』

 

 

「あぁ!M3が!八九式が!三突が!38tが!何か別のものに!あんまりです!」

 

 

秋山は戦車好きだから、この色を見るのは少し納得いってないのだろうな

 

 

「むぅ!私たちも色変えれば良かったじゃん!」

 

 

「迷彩としては全く使い物にならなさそうだけどな」

 

 

「右に同じです」

 

 

「そうですよね!西川殿!岩本殿!」

 

 

「ふふっ………」

 

 

「どうしたのみぽりん?」

 

 

「とても楽しそうだなって。戦車で楽しいと思ったの初めて!」

 

 

確かに、こう言うのはとても楽しそうだな。練習試合前なのにこんな色で大丈夫なのか怪しいがな

 

 

「そう言えば那須殿の戦車は色を変えていないのですか?」

 

 

「あぁ。ジャーマングレーが少し錆びていたからな。塗り直した」

 

 

改めて塗り直したティーガーⅡ(H)。237号車、車体にはドイツ軍の象徴バルケンクロイツ、砲身にはキルマーク、これこそあの時乗っていた時とちょっと違うが、同じだった。皆、"ステファン"と名付けた。

 

 

「おお!ジャーマングレー!バルケンクロイツも!?流石那須殿!よく分かっております!」

 

 

「は、はは………」

 

 

秋山はようやくまともな物を見れたような顔で見る。まぁ………まともか。Ⅳ号Dは普通だ。安心した

 

 

そしてこのまま訓練へと入った。擬態能力0だ………

 

 

 

 

「今日の訓練ご苦労だった」

 

 

『お疲れさまでした!!』

 

 

空も夕日に光っている。こんな程度では私達は疲れない。元軍人としてのプライドがある

 

 

「え~、急ではあるが、今度の日曜日に練習試合を行う事になった、相手は聖グロリアーナ女学院!!」

 

 

河島の言葉に騒ぎだした皆だが、秋山だけは難しい顔をした。もう分かってるんだろうな

 

 

「どうしたの?」

 

 

「聖グロリアーナ女学院は全国大会で準優勝したことがある強豪です……」

 

 

「準優勝!?」

 

 

戦車道4強の一つだからな。当然強いだろうな

 

 

『試合をやらせて良いんですか?まだ、未熟練者が多いのに』

 

 

『シュローダー、まだ負けたと決まった訳じゃない。負けると思うのなら、敵をあっと驚かす作戦を考え、敵を倒す』

 

 

『………その通りです』

 

 

「場所は近日寄る港………大洗町で日曜日の10時に試合開始のため朝六時に学校に集合!」

 

 

だが、それに絶望する方が一名居た

 

 

「……やめる」

 

 

「はい?」

 

 

「やっぱり戦車道やめる」

 

 

「もうですか!?」

 

 

「麻子は朝が弱いんだよ……」

 

 

麻子って朝が弱いんだったな。日本人はこんな感じな人も居るのかと感心した。だが

 

 

「追い打ちを掛けるようで悪いが、6時集合と言っても、起きるのはその一時間前だ」

 

 

「」

 

 

麻子は気が抜けたようになるがすぐに戻り

 

 

「人には出来ることと出来ないことがある! 短い間だったが世話になった!」

 

 

すると、シュローダーが

 

 

「本当にそれで良いのですか?」

 

 

「何?」

 

 

シュローダーこう言うのは得意だ

 

 

「貴女の決めたことを否定するつもりはない。しかし貴女は………単位が足りないと」

 

 

「そうだよ麻子!それに麻子が居なくなったら誰が運転するのよ!それに良いの?単位!!」

 

 

麻子の顔が強張る。

 

 

「このままじゃ進級できないよ!? 私たちのこと先輩って呼ぶようになっちゃうから! 私のこと沙織先輩って言ってみ!!」

 

 

「うっ………さ、さおり………せん………」

 

 

苦しそうに言う麻子。武部はさらに追い打ちを掛けるように言う

 

 

「それにさ、ちゃんと卒業しないとおばあちゃん物凄く怒るよ?」

 

 

「お、おばぁ!?」

 

 

麻子は暫く考え………

 

 

「………分かった………やる………」

 

 

了承した。

 

 

「大丈夫だ。武部達と一緒に起こしに行くから」

 

 

「すまない………那須さん………」

 

 

麻子脱退はなんとか防げた。後は、帰って明日に備えて寝るだけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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