「ふわぁ………ん?おやもうこんな時間………起きないと」
まだ4時半ではあったが、この時間に起きなければならなかった。
「さて………さっさと準備するか」
制服を着て、寮を出る。まだ少し暗かった
「ここか………」
ここが麻子が住んでいる家だ。後十分………こりゃ起きてはくれんな。インターホン押したけど誰も出てくれないし………まだ寝てるなと思っていると
「あ、友梨奈も来てたんだ」
武部が走ってやってきた
「インターホン押しても反応無し。まだ寝てる」
「はぁ~やっぱりか~………」
武部はガックリと肩を落として言う
「とにかく中に入らないと………」
「合鍵でも持ってるのか?」
「うん。麻子から渡されてるの。こう言う時の為にね」
「成る程………」
「さ、入って。多分寝室に居ると思うから」
「お邪魔しまーす………」
階段を昇っていき、とある部屋の扉を開けると、布団にくるまっている麻子が居た
「やっぱりな」
「も~!麻子起きてよ~!試合なんだから!!」
「ねむい……」
「単位はいいの!?」
「よくない……」
「だったら起きてよー!」
「不可能なものは無理………」
寝る時は力が強いみたいだな麻子は………どうするか
「麻子、起床時間だぞ。起きろー!」
「………ん?」
結構至近距離で見たいてたからな、直ぐに目が合った
「おはよう。眠れたか?」
「ん………このまま寝させてくれ………」
「駄目だ」
「………ケチ」
「友梨奈の言う通りダメだよ麻子。今日は試合なんだから」
「む~」
麻子が唸ると外からラッパの音がした。窓を開けると秋山がラッパを吹いていた。良い朝じゃないか
「おはようございます冷泉殿!」
そして履帯音が聞こえたと思うとⅣ号戦車が現れた。起こすのに戦車を投入するのか
「みほが………?」
「うん、私が携帯で呼んだんだ。たぶんてこずると思ってたから」
………まぁどうするかは想像するだけでも分かるが。短砲身が上を向き
ドォーン!!
発砲した。勿論空砲である
「なんだ!?」
「どうしたの!?」
と、近所の人たちが騒ぎ始めた。まあそりゃそうだろう。
「すいません!空砲です!」
キューポラから顔を出したみほ。そして
「やれやれ………那須さんに起こされた上にラッパに砲撃………これは起きないと………」
目を擦りながら言った。
「冷泉さん。おはようございます。」
「「おはようございます!!」」
みほと五十鈴は麻子に気付き挨拶をする。そして麻子は着替えを持ってパジャマのままⅣ号に乗る
「あ、友梨奈さんも一緒に乗っていく?」
「いや、問題無い。もうすぐ来る」
すると、Ⅳ号の後ろからティーガーⅡが現れた。
「友梨奈、来たぞ」
「舞野、柚奈、三代、朝からお疲れ様だ」
「良いって事です。それに、早起きするのも健康に良いので」
「早すぎたけどね………」
「じゃあ行こう。試合会場に」
ティーガーⅡに乗り込む。ティーガーⅠとは違ってデカいから俊敏に乗り込むことは出来ないが
朝から戦車の音が聞こえてなぁ………朝からすまない
「で、服装はこれで良い………のか?」
あの時着ていた服装がティーガーⅡの中にあった。ケルツのは………まぁ軽い服装だけど
「にしても、久々です。この格好をするのは」
「戦争じゃないだけ平和さこの世界は」
その時
「………デカい」
「これが聖グロリアーナ女学院の学園艦………」
自分達の学園艦よりもデカいことに驚いていた