練習試合は終わった。勿論、我々の勝利で
「にしても………こっぴどくやられたなこっちも」
舞野がレッカー車によって運ばれていく戦車を見る。ティーガーⅡは2ポンド砲を食らったが無傷だった。
「あの聖グロリアーナに勝てるなんて………」
「戦車道強豪校の一角ですからね聖グロリアーナは」
秋山の発言に三代が言う。三代………ハートマンも変わってきていた。前居た頃よりも………すると
「あなたが隊長さんですわね?」
ダージリン達がやってきた。
「あ、はい」
「あなた、お名前は?」
「あ………、西住みほです」
「もしかして西住流の………?随分、まほさんと違うのね………でも、今日の試合楽しかったですわ。特に友梨奈さん」
「はい?」
「貴女達のデータもちゃんと取らせていただきました………今度は負けませんわ」
「………プッ、ハハハ!!………面白い。データだけでは人は測れないぞ?私達は何時でも相手になろう」
お互いそう言うと、ダージリンは招待状を手渡す
「これは?」
「我が聖グロリアーナのお茶会の招待状ですわ。親睦と言う意味も込めて。どうかしら?」
「………分かった。………会長、『あんこう踊り』とやらはどうなったのか?」
「あぁ~その事なんだけどね那須ちゃん。那須ちゃん以外のチームやられちゃったじゃない?だから那須ちゃんのチーム以外であんこう踊りすることになったよ~」
『………え?』
今この場に居る全員(ステファンチーム除いて)の声がハモった。勝てばあんこう踊りとやらが無しになったのはどうなのかと
「え!?でも、友梨奈さん達は残って………」
「私達が残らなかったら意味ないじゃん?だから、やろう!あんこう踊り!」
((((鬼だ(な)(ですね)………))))
尚、ステファンチーム以外全員あんこう踊りをやったみたいだ。
そして終わり
「もお、お嫁に行けない!」
「仕方ありません!」
「恥ずかいと思えば余計に恥ずかしくなります!」
「てか友梨奈達何処!?」
友梨奈達は居なかった。その頃友梨奈達はと言うと
「これは………屈辱的ですね」
「酷い踊りだな。こりゃ嫁に行けんな」
「「同感です」」
尚この三人は嫁に行く気は全く無い模様(元男達)。女子力?ナニソレオイシイノカ?(舞野談)
「てか、ペーター何処行った?」
「あのお嬢様達の所へ行きました」
「………意外と女たらしなんだなあいつ」
こうやって軽口を言えるのもペーターとケルツの仲なのだ。
「女たらし………とても慕える車長です!ミューラー車長は!」
「ハハハ………あいつは、嘘ついたことはない。あの時以外は………な」
一方友梨奈は親睦の意味でお茶会へ参加していた。自分の服装を心配していたがオレンジペコから『大丈夫ですよ』と言われて『ありがとう』と返すと何故か顔を赤くしていた。何故だ?
「さあ、召し上がってください。我が聖グロリアーナの特製紅茶とサンドウィッチとスコーンです。蜂蜜とジャムもありますので、好きな食べ方でどうぞ」
「………では遠慮なく」
紅茶を飲んだりする。そう言えばイギリス戦車って湯沸し器が搭載されてると聞いたことがあるな。そこで紅茶を飲んだりすると。どっかの作戦で鹵獲したチャーチルⅢにも搭載されていたらしい
「とても美味しいです。このスコーンにサンドウィッチも」
「お気に召しました?」
「えぇ」
茶菓子を食べたりして時間を潰した。
「友梨奈さんは何故戦車道を?」
急に聞いてきたダージリン。
「そうですね………戦車道に無縁の高校に入ったつもりがまさかなぁ………いきなり復活するって言われて。でも目的が分からないんだよな………」
「那須さん、貴女達の戦車道の経験は?」
「戦車道は中学の時、無理やり隊長をやらされた。あの中学、良い戦車は持っては居たが………腕の問題だな」
「そんなに悪かったんですか?」
「まぁ………使っていたのはこ、コメット?と赤軍のTー34ー85、M4A4(SA50)………だった。強いのは強かった。統率力は低かった。とても」
「あら、コメットを持っていましたの?その中学は?」
「17ポンド砲の威力は本物だった。ティーガーがぶち抜かれる訳か………そろそろ時間か?」
「あら、もうこんな時間ですの?オレンジペコ、お客様がお引き取りになられるわ。お土産を渡して」
「はい。こちら『グロリアーナせんべい』をご用意しておきました」
………せんべいが人気なのか?
「今日はありがとう。試合を受けて貰い、お茶会に招待して貰った上にお土産まで貰って。では、Verabschiedung」
「またいらして下さい」
「機会があったら」
と言って友梨奈は去っていった。