ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第十七話 全国大会です!

 

 

 

 

「遅い………」

 

 

「夜は元気なんだからー!」

 

 

麻子は夜戦だと光りそうだな。映画のワンシーンみたいなポーズで待っていた。階段を登っていくといつものおかっぱ風紀委員が居た

 

 

「出港ギリギリよ」

 

 

「すみません」

 

 

「すまんなそど子」

 

 

「その名前で呼ばないで!」

 

 

やっぱりそど子の方が言いやすいんだ。皆そう思ってる筈だ。学園艦に登るとそこには一年生チームが居た

 

 

「西住隊長………戦車を放り出して逃げたりして、すみませんでした!」

 

 

「「「「「すみませんでした!!」」」」」

 

 

戦車から逃げ出した事に対して一同頭を下げて謝る

 

 

「先輩達カッコ良かったです!」

 

 

「直ぐ負けちゃうと思ってたのに………」

 

 

「私達も次は頑張ります!」

 

 

「絶対頑張ります!」

 

 

一年生チームは覚悟が出来ていた。みほ達は笑顔で見ていた

 

 

「これからは、作戦は西住ちゃんに任せるよ。んで、これ」

 

 

角谷は小山が持っていた箱をみほに渡す。中身はティーカップとティーセットだった。to friendと書かれた手紙だった。武部が読み上げた

 

 

『今日は、ありがとう。貴女のお姉様との試合より面白かったわ。また公式戦で戦いましょう』

 

 

と書かれていた。

 

 

「凄いです!聖グロリアーナは好敵手と認めた相手にしか紅茶を贈らないとか」

 

 

「そうなんだ」

 

 

好敵手と認めたって訳か。確かに、善戦した方じゃないか?

 

 

「昨日の敵は今日の友ですね」

 

 

「あー!待って、まだ手紙あった!」

 

 

もう一枚の手紙が添えてあった。

 

 

「『Yurina Nasu』。ゆりなん宛だよ?」

 

 

「え?私?」

 

 

私宛に何を………?

 

 

『そして、友梨奈さん。今日の試合とても楽しかったわ。公式戦、貴女と戦えることを楽しみしてますわ。次は絶対に勝ちます』

 

 

「ほほぅ………ダージリンさんからの挑戦状として受け取るよ」

 

 

「そ、そんな事書かれてたんだ………」

 

 

みほがあはは………と苦笑いしながら言う。ん?まだ続きがある………?

 

 

『もしよろしかったら我が聖グロリアーナに転校されるのも如何?わたくしとオレンジペコの電話番号とメールアドレスを書いてありますので登録お願いしますわ』

 

 

「………聖グロリアーナに転校ねぇ」

 

 

「え!そんな事書かれてたの!?」

 

 

といっても、まだ大洗の方が良いが

 

 

「友梨奈さん………行かないよね………?」

 

 

「………行きませんよ」

 

 

「その間めっちゃ気になるんですけど!?」

 

 

間なんてあったか?

 

 

「ま、公式戦は頑張れとか書いてあった。負けられないな」

 

 

「はい!勝ちたいです!」

 

 

そう言えば公式戦がどうたらこうたの言ってたな角谷は。こんな新参チームで大丈夫なのか。すると、五十鈴に声を掛けられる

 

 

「那須さん………」

 

 

「どうしました?」

 

 

「あの時は、ありがとうございました」

 

 

「何。素直に気持ちを言ったんだ。見てみたいな。五十鈴さんの生け花」

 

 

「それでしたら、一番最初に那須さんにわたくしの花を見て欲しいですけど………駄目ですか?」

 

 

「………ヤー。約束だ」

 

 

指切りを交わした。何故か顔が赤い。………何でだ?

 

 

 

 

 

―――数日後

 

 

『大洗女子学園8番!』

 

 

みほが引いたくじの番号は8番。当たったのはサンダース大学附属高校。

 

 

『イェーーイ!!』

 

 

『………あれは死にましたね』

 

 

『あぁ………死んだな。あぁやって油断するから負けるんだ。昔のドイツそっくり』

 

 

『………否定はしないです』

 

 

ケルツこと舞野は毒舌になっている。しかし相手はサンダース………名前的にアメリカみたいな高校だろうな。となると………

 

 

『ドイツの為、ここで抵抗する!!』

 

 

『マジかよ!やっちまった!ケルツ早く乗れ!行くぞ!』

 

 

『全員黙れ!』

 

 

あの時の記憶を思い出す………シュローダーがシャーマンを撃破してそこから多数のシャーマンとカリオペ相手に戦った。ステファンもよく耐えたものだ

 

 

しかし、彼女達が余裕と高を括っているのも分かる気がするがな。相手は20年前に廃止になった"無名校"だからな。

 

 

「サンダース高………」

 

 

「それって強いの?」

 

 

「優勝候補の一つです」

 

 

「えぇ………」

 

 

一方生徒会の各々は

 

 

「初戦から強豪ですね」

 

 

「どんな事が有っても負けられない………負けたら我々は」

 

 

険しい顔で言う河嶋。

 

 

「にしてもあのシャーマンと戦えるとはな。腕が鳴るぜ」

 

 

「相手は物量で押してくる。"あの時"みたいにな」

 

 

「あの時は本当に死ぬかと………」

 

 

シュローダー、お前が撃ったのが原因だぞ?撃った弾がシャーマンぶち壊してそのまま戦闘になったからな?

 

 

「ですが、サンダース生徒達は天狗になってます。それこそ好機かと」

 

 

………ハートマンの言う通りだ。命取りにならないことを祈るぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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