ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第二十五話 ピンチです!

 

 

 

 

 

逃げるフラッグ車、追いかける大洗の戦車隊。

 

 

「良いぞー!」

 

 

「行け行けー!」

 

 

サンダースと言う強豪高に、前までは無名校だった大洗が優位に立っているからか、観客席からそんな声が聞こえる

 

 

 

 

 

 

「こ、このタフなシャーマンがやられるわけないわ!な、何せ!5万輌も造られたと言う大ベストセラーだもの!丈夫で壊れにくいし、おまけに居住性も、断然高い!馬鹿でも扱える程操縦が簡単で、馬鹿でも分かるマニュアル付きよ!」

 

 

「お言葉ですが、自慢になってませんよ!!」

 

 

「五月蝿いわよぉ!!」

 

 

理不尽だ。と砲手は思った

 

 

「なんで私達が、あんなにもショボくれた戦車に追いかけ回されなきゃいけないのよ!?」

 

 

M4A1の砲塔が回転する中、アリサは喚き散らす

 

 

「其所、右!私達の学校は、アンタ達のような連中とは格が違うのよ!撃てぇ!!」

 

 

主砲は火を吹くが、かわされてしまう

 

 

「なんなのよ、あの戦車!的にすらならないじゃない!当たればイチコロなのに!修正、右に3度!!」

 

 

砲手の子は泣きそうになりながら砲の修正をする

 

 

「ホントに何なのよあの子達は!?こんな場所にノコノコやって来て、どうせ直ぐ廃校になる癖に!さっさと潰れちゃえば良いのよ!」

 

 

「……ハア~」

 

 

このシャーマン搭乗員アリサを除く全員が諦めムードを漂わせていた

 

 

 

 

 

その頃、ステファンこと王虎さんチームはアリサが何かを叫んでるのを見た

 

 

「『何を言ってるんだ?』」

 

 

「『さぁ………分かりません。自棄にでもなったのでしょうか?』」

 

 

シュローダーがそう言う。実際自棄に叫んでるみたいだったが。そうしていると、みほからの無線が聞こえる

 

 

『敵フラッグ車との距離、徐々に縮まっています!現在の距離は、約600メートルです!60秒後、順次発砲を許可します!』

 

 

暫く進み、再びみほからの無線が

 

 

『前方に上り坂です!迂回しながら進んで、目標に接近してください!』

 

 

他のメンバーから返事が聞こえた

 

 

「『ハートマン、装填は出来たか?』」

 

 

「『えぇ………!丁度!』」

 

 

「『何かあった時に備えろ。………そろそろ敵本隊が来るかもしれん』」

 

 

ペーターはそう呟いた

 

 

 

 

一方、逃走を続けている、シャーマンM4A1では

 

 

「なんでタカシはあの子が好きなの?どうして私の気持ちに、気づかないのよぉーっ!!」

 

 

アリサの精神は折れつつあった。いや、半分折れてるようなものであった。全員が思ったこと

 

 

(駄目だこりゃ………)と。皆が思ったであろう

 

 

その時、草原地帯一帯に突如として、凄まじい砲撃音が響き渡る

 

 

「『チッ………来やがった。英国の長鼻野郎が』」

 

 

ケルツが言うとおり、撃ったのはシャーマンVCファイアフライ。

 

 

「5両だけ………?」

 

 

小高い丘で白煙を上げるファイアフライと向かってくる4両のシャーマンの姿があった

 

 

「距離は約5000メートル。ファイアフライの有効射程は3000メートル、まだ余裕があります!」

 

 

みほはそう言うが

 

 

「『あのファイアフライをどうにかしなければ、こっちは只の的だな』」

 

 

「『ケルツ、出来るだけジグザグ走行。煙幕装置起動!敵の視界を遮る!』」

 

 

ハートマンが煙幕装置のレバーを下ろし、煙幕弾が飛び、地面で破裂。煙に包まれた。が、サンダースが優位に立ちそうであった

 

 

 

 

「来たぁぁぁぁーーーーッ!!!」

 

 

援軍の到着を知ったアリサは、さっきのとは嘘かのように元気になった

 

 

「よっしゃあっ!!こうなったら100倍返しで反撃開始よ!撃てぇッ!」

 

 

すっかり調子を取り戻したアリサの指示が飛び、援軍に便乗してM4A1も砲撃を始める。

 

 

そうして、今度は大洗の戦車隊が砲撃の嵐に晒される。

 

 

「どうする?みぽりん!」

 

 

沙織が声を上げると、すかさずみほは、他のチームへと指示を飛ばした。

 

 

「ウサギさんとアヒルさんチームは、カメさんを守りながら後方の相手をお願いします!我々あんこうとカバさん、王虎さんチームで、フラッグ車を狙います!」

 

 

「ヤヴォール!『ケルツ真ん中に出ろ!フラッグ車を守る!』」

 

 

「『言ってくれる………!やってやろうじゃねぇか!』」

 

 

男っぽい口調だが、こんな感じだ。

 

 

白熱する試合は、終わりを迎えようとして居た

 

 

 

 

 

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