ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第三十話 戦車探し(再)

 

 

 

 

履修生全員で戦車を探すこととなった。

 

 

「取り敢えずライトでも良い。何か持っていけ」

 

 

「全員分あるんですか?車長」

 

 

「ある………と言ったら嘘になるな。せいぜい四人程度しかないが」

 

 

ライトを渡す。今から行くのは学園艦の地下。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧部室棟。長年使われないまま放置されていたからか、建物のあちこちが劣化している。廃墟と化しつつあるこの場所を、みほ達のグループは捜索していた。

 

 

「戦車なんだから、直ぐに見つかりますよねッ!」

 

 

「だと思うんだけど…………」

 

 

自信満々に言う典子に、みほは自信無さげに返す。

 

 

「手掛かりは無いのか?」

 

 

「無いな。今の所は。一体どこにあるのか」

 

 

「冷泉先輩、那須先輩まるで刑事みたいです」

 

 

と忍はそう言った。

 

 

「そう言えば部室が移動しちゃったみたいだったっけ?私も良く分からないけど………」

 

 

「シャイセ………仕方無いか」

 

 

だが探さなければ何も始まらない。とにかく捜索は続行した

 

 

 

 

 

その頃、カバさんチームと優花里、そして舞野は校舎の屋上に居た

 

 

「………ハッ!」

 

 

掛け声とともにカエサルが手を離すと杖らしき棒が東の方角を差して倒れた

 

 

「フム、東が吉と出たぜよ」

 

 

「え、これで分かるんですか!?」

 

 

「胡散臭ぇ………」

 

 

「何を言う!これで家の鍵が見つかったんだぞ?」

 

 

(えぇ………)

 

 

舞野は苦笑した。

 

 

 

 

 

 

その次はウサギさんチームと沙織、美代は学園艦の深部へと入っていった

 

 

「へぇ~。ゆりなんとは知り合いなんだ?」

 

 

「はい。車長………いえ、那須さんはとても尊敬出来る人です。戦車の指揮も上手で………私なんてまだまだひよっこです………ってかゆりなんって何ですか?」

 

 

「あ、言ってなかったけ?友梨奈の愛称みたいな感じだから。まぁこっちの方が接しやすいし」

 

 

ライト片手に美代は沙織と話す。

 

 

「何なの此処?何処なの~?」

 

 

「凄い、船の中っぽい」

 

 

「いや、此処って中っぽいってか船の中だし」

 

 

優希、桂里奈、あやがそんな会話を交わした。

 

 

「疑問なんですが、何故船なんかを?」

 

 

「それって確か大きく世界を羽ばたく人材を育てるためにと、生徒の独立心を養うために学園艦が作られたらしいよ?」

 

 

「成る程………文科省は何を考えてるんだろうか?」

 

 

「あはは………まぁそう言う教育方針なんだろうねきっと」

 

 

暫く歩いていると

 

 

「お疲れ様っす~」

 

 

とっても軽いノリの船舶科の生徒達と出くわした

 

 

「あ、あの!戦車知りませんか?」

 

 

沙織が言うと、船舶科の生徒二人が

 

 

「あぁそう言えばそれっぽいの見たんすよ。何処だっけ?」

 

 

「もっと奥じゃな無いかな?ライト持ってる?あそこ暗いんだよ」

 

 

美代がライトを持っていた為、暗闇には何とかなる

 

 

「よし、行ってみよう!」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「いえいえ、お役に立てて嬉しいです。では」

 

 

このまま奥へ奥へと進んだ

 

 

 

 

 

 

生徒会室では、杏、桃、柚子と言った生徒会トリオ、華、柚奈の五人が居た。

 

 

「戦車道って随分前からやってるんですね」

 

 

「そうね、1920年代頃からやってたらしいから………」

 

 

「戦時中の辺りですか………歴史はあるんですね」

 

 

だが、一人だけ苛立ちをしている方が一名

 

 

「………ッ!まだか!?まだ戦車は見つからんのか!?」

 

 

桃が大声を上げて携帯を睨み付けている。

 

 

「河嶋さん、落ち着きましょう。まだ一時間位です。ゆっくり待ちましょう」

 

 

「そ、それはそうだが………」

 

 

いまいち腑に落ちない感じの桃。

 

 

「う~ん………捨てられちゃったかなぁ?」

 

 

「その書類は残される筈ですよ?………本当に資料が少ない。まさかとは思うがもし全部焼却処分したとなれば………振り出しですね」

 

 

「果報は寝て待てだよ~」

 

 

さぞかも他人事かのように言う杏。

 

 

「角谷会長、貴女も働いてくださいよ。自分だけのんびりするのは駄目です!」

 

 

柚奈のツッコミが炸裂した

 

 

 

 

 

 

 

「西に傾いてきたな。日が暮れそうだ」

 

 

「うん………なんとか見つければ良いんだけど」

 

 

探してはいるのだが殆ど空であった。そして、最後の建物は

 

 

「~~~~ッ!」

 

 

「みほ、どうした?」

 

 

友梨奈が声を掛ける

 

 

「この扉………開かないよ………」

 

 

ゼェハァゼェハァと言いながら答えたみほ。

 

 

「何年も放置してるんだな。開かないのも当然だ。よし、退いてろ」

 

 

「那須先輩?一体何を?」

 

 

そしてドアを片足で蹴飛ばし開いた。

 

 

「よし、行こう」

 

 

「う、うん………」

 

 

みほは苦笑しながら建物に入る。

 

 

「手掛かりになりそうな物は………無いですね」

 

 

「ここはもうお手上げかなあ?」

 

 

そして、再び外に出た。すると、洗濯物を乾かしてあった。

 

 

「………何処の部だ?あの洗濯物」

 

 

麻子がそんな事をぼやく。しかしそれは思わぬ品物だった

 

 

「戦車の………砲身………?」

 

 

Ⅳ号戦車に搭載されている75mm KwK 40戦車砲だった

 

 

 

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