とにかく、練習に励んだ。
「『そう言えばペーター、偵察は秋山と一緒に行かなかったのか?』」
そんな事を聞いてきたケルツ。
「『あれは頼まれて行っただけさ。頼まれなかったから行かなかった。それだけさ』」
「『ふぅん………ま、今日は練習終わってるからな。行ってるだろ。秋山は』」
「『秋山なら大丈夫さ。ちゃんと帰ってくる』」
そんな次の日、二回戦目に向けての準備が進められ各隊長は机を中心に集まった
「んで、相手の装甲はどんな感じ?」
「P40の前面はカバさんチームと王虎さんチームなら相手の射程距離外から貫通可能です」
「心得た」
「了解」
「んじゃ、ぴよぴよの相手はカバさんチームと王虎さんチームね」
「ぴよぴよ?」
「P40の事ですか?」
「そうそうぴよぴよ」
語呂合わせで言うのかと思いつつ角谷会長はP40役はどれにするか言う
「P40に比較的近いのはⅣ号がティーガーⅡですね」
みほがそう言うと澤梓は
「でも、P40ってティーガーⅡよりも軽いんじゃないですか?」
あぁ、そう言うことか
「P40は中戦車なイメージが強いが役割は重戦車だ。弾は弾くぞ?P40は」
尚、アヒルさんチームの八九式や知波単学園のチハを軽戦車だと言う奴は粛清されると聞く………怖
「成る程、そうなんですか」
「じゃ、あんこうと王虎がぴよぴよ、アヒルさんがカルロベローチェってことで」
「では、Ⅳ号、ティーガーⅡ、八九式を仮想敵として模擬戦をしましょう」
対アンツィオ戦に向けての模擬戦である。
「『我々はあんこうに後続して進め。総員いつも通りにやれ』」
「「「『『『ヤヴォール!!』』』」」」
八九式が機銃掃射をし、煽られた河嶋が八九式を追いかけるために隊列を外れ、残った三突とM3はあんこうと王虎チームを追いかける。M3はクラッチが上手く行ってないのか三突からかなり離れていた。
『急停車して、車体の動揺が収まると同時に発砲して下さい』
『撃ったらその場に留まらず直ぐに移動する事!』
そして、後ろから砲弾が飛んできた。三突のだが、遠距離というのもあってか外れてしまう。しかし、IV号とティーガーⅡはしっかりと三突に砲弾を当てた
他のチームでは、あっちこっちに行ったりして忙しかったそうな
そして、夕方になった頃
「よし!練習終わり!解散!」
『お疲れ様でした!』
今日一日の訓練が終了した。各チームが自身の戦車を倉庫に止めて、戦車から降りる。
「お腹すいた……」
「どこかで食べに行きましょうか?」
「食べる……」
「あ、折角ならイタリア料理のお店にしませんか?」
「相手がアンツィオだから?」
「だったらたまにはうちに来る?パスタ買ってみんなで作ろうよ」
「あの…」
「もちろん!」
「ありがとうございます!」
とみほ達が武部の家でイタリア料理を作って食べようと話していた。舞野、袖奈、美代は帰りの準備をしていた為、友梨奈も帰ろうとしたが
「友梨奈さん、沙織さん達と一緒にイタリア料理を作るんです。一緒に作りせんか?」
と誘ってきた。舞野達は……帰ったか…
「……勿論」
こうして、イタリア料理作りに参加することとなった