武部の家でパスタ料理をしてから2日後…
『これより……2回戦第四試合アンツィオ高校対大洗女子学園の試合を開催します』
試合開始前のアナウンスが流れ、観客席には大勢の観客が訪れていおり、聖グロリアーナのダージリンやサンダースのケイ達も観戦に来ていた。
「ここがポイントです」
地図を見て確認していると、一台のAS42サハリアーナがやって来た。運転するカルパッチョの横で腕を組んで立ち乗りしているアンチョビの姿があった。
「たのもぉー!」
「お〜チョビ子」
角谷が手を振りながらそう言うと、アンチョビが不服そうな顔をしながら降りて来た。
「チョビ子と呼ぶな!アンチョビ!」
「で、何しに来た安斎?」
「ア・ン・チョ・ビ!試合前の挨拶に決まってるだろ!」
そして、アンチョビは気を取り直し
「私はアンツィオのドゥーチェアンチョビ。そっちの隊長は?」
指を指しながらアンチョビがそう言うと河嶋がみほを呼び寄せる。
「おい、西住」
「あ、はい」
河嶋に呼ばれたみほは、アンチョビの所に行くとアンチョビが
「ほ〜あんたがあの西住流か?」
「西住みほです」
みほはお辞儀をし、アンチョビはみほを上から下まで見て言った。
「ふん!相手が西住流だろうが島田流だろうが私達は負けない……じゃなかった!勝つ!!今日は、正々堂々勝負だ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
とアンチョビから握手を求められ、みほもそれに応じる様に握手を交わす。何故言い換えたのか?
「『P40、確かドイツ軍でも運用してると聞きましたが…』」
Panzerkampfwagen P40 737(I)。(以後Pz Kpfwと略す) アンツィオの戦いで投入されたイタリアのドイツ軍所属の戦車だ。Tー34のような傾斜装甲が特徴的だ。エンジンが無い40両は主に固定砲台、トーチカとして運用されていた
私は国防軍に接収された後のP40を見たことがある。ほとんどがエンジン部分にぽっかり穴があった。積んでいないエンジンでどう戦うのかと思っていたがまさか固定砲台とは思わなかったが
「『油断はするなよ。P40は重戦車だ。IV号を除く他の戦車では対抗できないと思え』」
「『了解。M3の75mmでも対抗できないとはな。どんだけ傾斜あるのやら』」
そんな中
「ん?ひなちゃん!?」
「たかちゃん!久しぶりー!」
「ひなちゃん!久しぶりー!」
キョロキョロとしていたカルパッチョにカバさんチームのカエサルが気付き、カルパッチョはカエサルに駆け寄り二人はお互いの手を握る。
「たかちゃん、本当に戦車道始めたんだね。びっくりー、ね、どの戦車に乗ってるの?」
「えへへ、ひみつー」
「え〜、まぁそうだよね、敵同士だもんね」
と話し合っていた。そんな、いつものカエサルと違う性格を見て他の歴女達は
「たかちゃんってだれぜよ?」
「カエサルの事だろ」
「いつもとキャラが違う」
知らない一面を目撃して唖然とした。
「でも、今日は敵でも私達の友情は不滅だからね」
「うん、今日は正々堂々戦おうね」
「試合の前に会えてよかった。もう行くね、ばいばい」
「ばいばい」
カルパッチョが自陣へと帰っていくのをカエサルは手を振って見送ったのは良いが、カエサルがはっと後ろに振り返ると
「たーかちゃん♪」
「カエサルの知られざる一面発見」
「ひゅーひゅー」
他の歴女達は、ニヤニヤしながら茶化していた
「なっ……なんだ!何がおかしい!」
カエサルは顔を赤くしてそう叫ぶのだった。