ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第三十五話 山岳での激闘と決着

 

 

 

 

 

「アハハハ!今頃あいつら十字路でビビって立ち往生してるぜ!戦いは火力じゃないオツムの使い方だ」

 

 

マカロニ作戦がバレたことも露知らないペパロニ達だったが、隊員1人の無線で一変する

 

 

『ペパロニ姐さん!』

 

 

「なんだ?」

 

 

『大変です、ティーポ89が!!』

 

 

「なんだって!」

 

 

ペパロニが車内の小窓から後方を覗くと、坂を登ってくるアヒルさんチームの八九式が追いかけて来た。

 

 

「何でバレてんだ!……まぁいいや、ビビってんじゃねぇ!アンツィオの機動力について来られるかつーの!シカトしとけ!!」

 

 

ペパロニの言葉で、カルロベローチェは追ってくる八九式を無視してそのまま進軍を続けた

 

 

『敵5輌発見しました!F24地点を東に向かっています』

 

 

磯部は報告しつつ、カルロベローチェを追撃した

 

 

一方、ウサギさんチームのM3も、セモベンテ2両を発見した

 

 

「また、セモベンテ。先と一緒だ騙されるもんか!」

 

 

「あっ、ちょっと!?」

 

 

またあの立板のニセモノと思いあやは梓の静止を聞かずに機銃と37mmを発砲。カキンという音が聞こえたと同時にセモベンテは反撃した

 

 

「ええっ!?本物だ!」

 

 

「もう!」

 

 

『こちらウサギさんチーム!A二三地点、セモベンテ2両発見!今度は本物です!』

 

 

「状況は?」

 

 

『交戦中です!申し訳ありません!』

 

 

「大丈夫、おかげで敵の作戦が分かりました。セモベンテとは付かず離れずで交戦してください。西に行動を始めたらそれは合流を意味します。全力で阻止して下さい」

 

 

『はい!自信ないけど、やります!』

 

 

M3はセモベンテを引き付ける。47mmだ。M3なら側面でない限り倒せる

 

 

「あんこう、王虎さん、カバさん、カメさんチームはこのまま直進します。包囲される前に敵のフラッグ車を叩きましょう。当然、こちらのフラッグも標的となりますが、逆に囮としてうまく敵側を引きつけて下さい!それでは皆さん!各自の幸運を祈ります!」

 

 

『了解』

 

 

ペーターは返事をする。そして各員に指示を出した

 

 

 

 

 

 

 

八九式とM3が光線している中、アンチョビはマカロニ作戦の報告がない事に疑問を感じ無線機を取る

 

 

「おい、マカロニ作戦はどうなった?」

 

 

『スミマセン姐さん。今それどころじゃないんでいいっすか?』

 

 

ペバロニのそれどころじゃないというセリフに首を傾げるアンチョビ

 

 

「何で?」

 

 

『ティーポ89と交戦中です。どうしてバレちゃったのかな?』

 

 

「十字路にちゃんとデコイ置いたんだろうな!?」

 

 

『ちゃんと置きましたよ“全部“!』

 

 

「全部…“全部“!?11枚じゃ即バレるだろうが!!」

 

 

本来9枚を十字路に設置する予定だったのが、ペパロニのミスで呆気なくバレてしまった。なんとも間抜けなミスを犯してしまった。尚そんな本人は

 

 

『そっか〜、流石姐さん賢いっすね〜』

 

 

楽観的だった。そう言う意味ではアンツィオ校生の典型と言える。

 

 

「お前がアホなだけだ!!」

 

 

そう怒鳴り散らし、アンチョビは無線を切った

 

 

「おい!出動だ、敵はそこまで来ている!!」

 

 

「はい!」

 

 

アンチョビがそう言う両脇にいるセモベンテとカルロベローチェと共に大洗チームを探すため動いた。

 

 

「2枚は予備だってあれ程言ったのに……、なんで忘れちゃうかな?」

 

 

そう言ってアンチョビが愚痴っていると、偶然にも前方からみほ達大洗チームとすれ違う。

 

 

「全車停止!敵フラッグと隊長車発見!!」

 

 

アンチョビがそう声を張り上げると3輌が急停車した。大洗チームも同じで、ペーターのティーガーIIも車体を斜めに向けた。所謂『昼飯の角度』だ

 

 

「あのパーソナルマーク……タカちゃん」

 

 

そんな時、セモベンテのハッチから様子を伺っていたカルパッチョが、三突の側面に書かれているパーソナルマークを見る。そして

 

 

「ドゥーチェ、三突は、私に任せてください!」

 

 

「任せた!」

 

 

セモベンテは三突と向かい合い、残ったP40とカルロベローチェは坂を下って行く。

 

 

 

 

 

P40は坂を下り、IV号とティーガーIIはフラッグ車護衛をする。

 

 

「『効かないとは思うが喰らえ!!』」

 

 

ハートマンはキューポラに搭載されたMG34でP40を撃つ。MG42に取って変われたが結局両方ともドイツ終戦まで使われた機関銃だ。このティーガーIIには3門搭載されており一門は前面、もう一門は砲、もう一門は対空用と言う配置になっている。

 

 

エンジンは駄目でも、履帯などを狙えば外す事もできる

 

 

そして、ある程度味方が戦果を上げていた。三突とセモベンテは相打ち、八九式、M3でもカルロベローチェ撃破の報告が入っていた

 

 

「『シュローダー、P40の護衛車に合わせれるか?』」

 

 

「『任せてください……そこだ!!フォイヤ!!』」

 

 

8.8 cm KwK 43L/41戦車砲が火を吹き、CV33の真側面に命中。その勢いで吹き飛ばされ、白旗が上がった

 

 

P40の周りに護衛はおらず、丸裸の状態だった

 

 

「しまった!?CVがいない!丸裸だ!全車両一時集まれ!分度器作戦を開始する!」

 

 

『了解っす!姐さん!』

 

 

ペバロニの声が聞こえたが

 

 

「分度器作戦って何でしたっけ?」

 

 

「あー知らん」

 

 

どうやらあまり理解していないようであった

 

 

 

その頃、38(t)とP40の追いかけっこが始まっていた。一発でも当たれば終わりのような装甲をしている38(t)のため、かなり危険な作戦でもあったが、小山の操縦で何とかなっていた。砲手は

 

 

「外れ〜」

 

 

「偶には当ててよ桃ちゃん」

 

 

「今は挑発行動中だからこれでいいんだ!」

 

 

河嶋の砲手としての腕は結構ひどいものだったが、挑発中だと反論する

 

 

「西住ちゃん、そっちはどう?」

 

 

『王虎さんと共に向かっています。キルゾーンまでの誘導お願いします!』

 

 

「りょーかーい」

 

 

そして、キルゾーンは崖である

 

 

「よし!追い詰めたぞ!撃てぇ!!」

 

 

P40は砲撃したが当たることはなかった。装填手に次弾装填急げと言いながら上を見ると、IV号とティーガーIIが砲を向けていた

 

 

「あ、あ……えーと…」

 

 

アンチョビは固まってしまったが、その時セモベンテが崖から転げ落ちた。P40は守ろうと動くがM3の砲撃で撃破された

 

 

「アンチョビ姐さーん!姐さーん!!」

 

 

カルロベローチェ搭乗のペバロニが来たが、八九式が砲撃しエンジン部分に命中。転がって白旗が上がった。P40はお返しとばかりにIV号に向けて撃ったが外れてしまいそして

 

 

「『……フォイヤ!!』」

 

 

その言葉と同時にIV号とティーガーIIが発砲。重戦車とはいえ75mmはまだしもアハトアハトには耐えれるわけでもなく、喰らってしまい撃破された

 

 

『フラッグ車P40走行不能!大洗女子学園の勝利!!』

 

 

大洗が勝った。2回戦目はこれで終わりを告げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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