ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第四十二話 準決勝プラウダ戦開始

 

 

 

 

ティーガーⅡ車内

 

 

「『ペーター、本当にあれで良かったのか?』」

 

 

「『何がだ?』」

 

 

「『ゆっくり慎重なのは良いが一気に攻める話だ。本当にあれで良いと思うのか?』」

 

 

「『ふっ、なら大丈夫だ。一度経験してみるが良いだろう。勝ち続けるその慢心をね』」

 

 

「『………納得した。赤軍の包囲戦は恐ろしいと聞く』」

 

 

 

 

その頃、観客席近くの丘では

 

 

「この寒さ、プラウダより圧倒的に劣る車輌、これでどうやって勝つつもりでしょう?」

 

 

聖グロリアーナの一人、オレンジペコが映し出される大洗の様子を見て心配そうに言った。ダージリンは紅茶を飲みながら

 

 

「確かに、大洗は数も練度の質ではプラウダより劣っている………けどそんなハンデを覆して来るのが彼女等よ。それにあの人も居るから尚更ね」

 

 

ティーガーⅡのキューポラから身を乗り出す友梨奈を見て言う

 

 

(さて………友梨奈さんはどんな戦い方を見せてくれるんでしょうね?)

 

 

心の中で呟き、微笑んだ

 

 

 

 

 

別の観客席では、千代と愛里寿は大洗とプラウダの準決勝を見に来ていた

 

 

「友梨奈………お姉ちゃん………」

 

 

「愛里寿!また迷子になるでしょ!!」

 

 

千代が遅れてやってきた。

 

 

「もう、目を離した隙に直ぐ居なくなるんだから」

 

 

「うぅ………ごめんなさい」

 

 

呆れたように千代は言った。

 

 

「大洗、勝てるかしらね?」

 

 

「友梨奈お姉ちゃんが居る………!絶対勝つ!」

 

 

ボコのぬいぐるみを抱いて言った

 

 

 

 

 

 

『大洗女子学園対プラウダ高校準決勝、試合開始!』

 

 

両陣営の戦車は前進を開始した

 

 

 

 

雪原では、白色塗装のプラウダ高校の戦車が進撃していた。T-34-76、T-34-85、KV-2、IS-2は隊列を組んで進撃していた

 

 

「良い!?アイツ等にやられたら車輌は全員シベリア送り25ルーブルよ!」

 

 

「日の当たらない教室で、25日の補習って事ですね」

 

 

T-34-85に搭乗するカチューシャとノンナが言う。

 

 

「行くわよ!敢えてフラッグ車とティーガーだけ残して後は皆殲滅してやる………力の違いを見せつけてやるんだから!!」

 

 

『『『『урааааーーー!!』』』』

 

 

カチューシャの言葉にプラウダ戦車隊の乗員から万歳の声が上がった。そして、旧ソ連時代から今も歌い次がれるロシア民謡『カチューシャ』を歌い、士気が最高潮まで上がり詰める勢いで進撃を続けた

 

 

 

 

 

「『なぁ、なんか歌おう』」

 

 

「『………何を?』」

 

 

ティーガーⅡ車内では、何もないから暇という事でなんか歌おうと考えていた。

 

 

「『SS marschiert in Feindeslandは?』」

 

 

「『駄目だ。俺等武装親衛隊じゃないぞ』」

 

 

「『Schwarzbraun ist die Haselnussがある。私の父が歌っていた』」

 

 

この歌は、第一次大戦の時でも歌われた軍歌だ。

 

 

 

 

 

 

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