ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第四十四話 真実

 

 

 

 

「皆無事か?」

 

 

「友梨奈さん……怪我は無いよ」

 

 

友梨奈は教会に到着した。

 

 

「被害は?」

 

 

「三突の履帯、M3の副砲、IV号の砲塔旋回装置が壊れたぐらい……なんとかなると思うけど…」

 

 

「…で、どうするんだ?」

 

 

と言った時

 

 

「西住殿、あれを!」

 

 

そう言って秋山が指差した方角には、プラウダの生徒と思わしき2人の少女が、白旗を持って教会に入って来た。入り口のところで止まると

 

 

「カチューシャ隊長の伝令を持って参りました」

 

 

「伝令…」

 

 

プラウダ生徒の言葉にみほと河嶋が前に出る。

 

 

「降伏しなさい、全員土下座すれば許してやる。だそうです」

 

 

「なんだと!?……ナッツ!!」

 

 

「それともう一つ。那須友梨奈をプラウダ高校に引き渡せ。そうすれば許してやるとの事です」

 

 

「え!?友梨奈さんを!?」

 

 

「隊長は心が広いので3時間猶予をやると仰っています。もし降伏しなければ容赦はしないと……では、失礼します」

 

 

二人は一礼して、元来た道を歩いて行った。

各々のメンバーは怒りが頂点に達したのか、徹底抗戦を唱える者もいた。

 

「でも、こんなに囲まれていてては……一斉に攻撃されたら怪我人が出るかも知れない……みんなが危険になるくらいなら……でも私は皆んなと戦車道を続けたい。友梨奈さんとも」

 

 

降伏を拒否して徹底抗戦するか、降伏して土下座して友梨奈を引き渡すか、この二つの選択に絞られた。その時河嶋は

 

 

「降伏なんてあり得ない!絶対に負ける訳にはいかんっ!徹底抗戦だ!」

 

 

「で、でも……」

 

 

「勝つんだ!!絶対に勝つんだ!!勝たないとダメなんだ!!我々にはもう……勝つ以外選択は残されていないだ!」

 

 

「どうしてそんなに……さっきの戦闘でも分かるじゃないですか?初めて出場してここまで来ただけでも凄いと思います!?戦車道は戦争じゃありません、これ以上は怪我人が出るかも知れません。怪我人を出してまで戦ったりして……そこに価値なんて無いと思います。勝ち負けより大事な物がある筈です」

 

 

「勝つ以外の何が大事なんだ!」

 

 

みほの言葉に耳を貸す事なく、河嶋は更に叫んだ

 

 

「私……この学校に来て、みんなと出会って……初めて戦車道の楽しさを知りました。この学校も戦車道も大好きに成りました!!だから……」

 

 

言い掛け、言葉を続ける。

 

 

「その気持ちを大事にしたまま、この大会を終わりたいんです」

 

 

「何を言っている……負けたら……我が校は……ッ!」

 

 

「ッ!?止めて桃ちゃん!」

 

 

「止めろ河嶋!!それ以上言うな!!」

 

 

小山と角谷が、声を荒げて言った……

 

 

「『我が校は廃校になる』…そう言いたいんですか?河嶋さん」

 

 

「「!?」」

 

 

友梨奈はぼそりと言った。二人もなんで分かっているのか分からない顔をしていた

 

 

「え……?学校がなくなる……?」

 

 

「ど、どういう事ですか?」

 

 

「那須ちゃーん…どうして知ってるの?」

 

 

「あの時から考えてただけです。話をはぐらかすと考えれば絶対裏があるって。調べたらビンゴ。…で、どうなのですか?」

 

 

角谷会長はゆっくり前に出て言う

 

 

「那須ちゃんの言う通り、負ければ我が校は

 

 

 

 

 

 

 

廃校になる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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