ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第四十九話 ところてん作戦開始!!

 

 

 

「『命令が来るのを待て』」

 

 

「『ヤヴォール……俺達は味方フラッグ車の援護って訳だな。…そして』」

 

 

「『敵本隊をやる。それだけだ。シュローダー、お前の腕に掛かってる』」

 

 

「『ヤヴォール……!』」

 

 

 

 

 

カメさんチームの38(t)を先頭に、Ⅳ号と三突。その次にアヒルさんチームの八九式が配置され、その背後を守る様にM3とB1が配置された。

 

 

「小山、行くぞ」

 

 

「はいっ!」

 

 

角谷がそう言うと、小山はゆっくりと38(t)を前進させ、他の戦車も後に続きゆっくり前進する。出口が目の前に迫った瞬間

 

 

「突撃」

 

 

掛け声と共に小山はギアを入れて速度を上げて、教会から勢い良く飛び出した

包囲していたプラウダの戦車隊からの集中攻撃、容赦ない攻撃に晒されながらも、大洗チームは“予定通り“防御の薄い地点へと向かった

 

 

「フフフ予想通りね、流石私」

 

 

自分の作戦が成功したと思っているカチューシャ……だが

 

 

「…………ん?」

 

 

防御が薄くなってる場所から一気に方向転換。カチューシャ達がいる分厚い場所へと向かってきた

 

 

「こっち!?馬鹿じゃないの!?敢えて分厚いトコ来るなんて!?」

 

 

カチューシャはヘルメットを被る。

そして今までの仕返しと言わんばかりに大洗から砲撃が始まる。

 

 

「返り討ちよ!」

 

 

そう叫ぶと、カチューシャはT–34に引っ込み、撃ち返す。

 

 

「かーしま、代われ」

 

 

「はっ!」

 

 

角谷が砲手として代わる。河嶋は砲弾の装填手に移った

 

 

「T–34–85に76にスターリン(JS–2)かぁ……皆硬そうで困っちゃうねえ……この37mm砲じゃまともに抜けないよね〜……小山、少し危ないけどギリギリまで近づいて!かーしまも装填急いで!」

 

 

「「はいっ!」」

 

 

小山の巧みな操縦、河嶋の装填速度の速さで、プラウダ戦車隊を翻弄し、T–34を2両撃破する戦果を挙げた

 

 

「よーし、こんぐらいでいいだろ、撤収ぅ〜」

 

 

「お見事です!」

 

 

このまま味方本隊と合流できる……その時、38(t)の右履帯と転輪が吹き飛び横転した。何が起きたか、T–34–85に搭乗していたノンナからの狙撃だった。

 

 

「車輌は速やかに、合流しなさい」

 

 

『はい!』

 

 

ノンナの指示に、生き残ったプラウダの戦車の車長は返事を返し、本隊に合流しようと動き出した

 

 

 

 

 

 

『いやーごめんねー。2両しかやれなかった上にやられちゃったよ』

 

 

「角谷会長、2両やれただけでも大戦果です」

 

 

『ありがとう那須ちゃん……後はよろしくね』

 

 

『頼んだぞ!』

 

 

『お願いね!』

 

 

そう言って無線を切った。

 

 

「みほ、38(t)がT–34を2両撃破。だがやられてしまった」

 

 

『怪我は!?』

 

 

「全員の声が聞こえたから無事だ。どうするこの後は?」

 

 

『取り敢えずは、この窮地から脱出します!全車あんこうチームについてきてください!王虎さんチームは可能な限りフラッグ車の援護を!』

 

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

「『よし……ケルツ!味方フラッグ車の先回りをするぞ。“最大脅威“を叩き潰す』」

 

 

「『ヤヴォール!!』」

 

 

ポルシェ博士ご自慢のエンジンがいい音を鳴らす。750馬力にも上がったこのエンジン、不整地でも安定して走破できるのが強みだ

 

 

「『神よ……大洗を救いたまえ……』」

 

 

ミューラーは小声でぼそりと呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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