ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第六十六話 各自奮闘

 

 

 

 

「……成る程。そう言うことか」

 

 

『そう』

 

 

レオポンチーム車長のナカジマと打ち合わせをしていた。内容は、レオポンがやられた後の王虎チームの行動について

 

 

『ま、そう言うことだから、私達がやられたら、後はお願いね?』

 

 

「……任せろ。健闘を祈る」

 

 

『ありがとう!それと君達もね!』

 

 

ナカジマとの通信を切った。その後

 

 

『ウサギさんチーム、行動不能!』

 

 

ウサギさんチームがやられた。

 

 

「全員怪我はないか?」

 

 

『『『ありませーん!』』』

 

 

と返ってきた。

 

 

『すみません、エレファントとヤークトティーガーは撃破したんですが、ヤークトティーガーとやってた時に、その………………』

 

 

「…相打ちか」

 

 

『はい……すみません那須先輩』

 

 

「謝る事は無い澤さん。重駆逐戦車を2両も潰した。それだけでも大戦果です」

 

 

『那須先輩……あ、ありがとうございます!』

 

 

半分泣いたような声で、梓は言う。

 

 

『那須先輩!』

 

 

「どうした?」

 

 

『西住隊長の事、よろしくお願いします!』

 

 

「……勿論だ。全員を表彰台に上げて見せる」

 

 

そして、所定の位置で待機する。

 

 

「『ここで良いのか?ペーター?』」

 

 

「『ここなら敵戦車に照準が合わせられる』」

 

 

建物の一角に隠れるように止めたケルツ。

 

 

「『いいか?IV号とティーガーⅠが一両同士で対決する。ポルシェティーガーはあそこの入り口で敵を入らせないようにするのが作戦だ……レオポンがやられたら最終手段として自分達が動く…レオポンのゴングが鳴ってから』」

 

 

「『ヤヴォール……』」

 

 

 

 

 

そこの頃、まほの駆るティーガーⅠとのタンクチェイスをしていたみほ達あんこうチームは、最後の行動に出ようとしていた。

 

 

「此方あんこうチームです!レオポンさん、今何処に居ますか!?」

 

 

『此方レオポン。今野球グラウンドに来たところ。もう建物が見えてきてるよ~』

 

 

「了解です。至急0017地点に移動してください!」

 

 

『はーい、上手くやりなよ隊長~』

 

 

ナカジマがそう返事を返すと、ツチヤはポルシェティーガーの速度を上げて土手を上りきり、みほに指示された場所へと移動した。

 

 

「おっ!やってるやってる~」

 

 

ティーガーから逃げるⅣ号を視界に捉え、ナカジマはそう言った。

 

 

Ⅳ号とティーガーが建物の入り口に入った瞬間、ツチヤはバックしながらポルシェティーガーで入り口を塞ぎ、他の黒森峰戦車の前に立ちはだかった。

 

 

「さて、通せんぼ完了。後はどれだけやれるか、だね!」

 

 

ホシノはそう言いながら、装填を終えたポルシェティーガーの主砲の引き金を引くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レオポンチームが入り口を塞いでいる間、その建物の中央広場へとやって来た姉妹は、各々の愛車のキューポラから上半身を乗り出し、互いの敵を見据えた。

 

 

今此処で、西住姉妹による壮絶な一騎討ちが行われようとしているのだ。

 

 

「西住流に逃げると言う道は無い。こうなったら、此処で決着をつけるしか無いな」

 

 

「………………」

 

 

黒森峰チーム隊長として、西住流次期師範としての威厳を持って言う姉に、みほは決心を固めて言い返した。

 

 

「………………受けてたちます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁて、此処から先へは行かせないよ~?」

 

 

入り口を塞いだポルシェティーガーと黒森峰戦車隊6両による撃ち合いが始まった

 

 

ポルシェティーガーに当たらなかった砲弾が1輌のパンターGに命中して行動不能になると言う損害が出ていた。

 

 

「撃てっ!」

 

 

パンターGの一両がポルシェティーガーの砲塔側面に向けて撃った

 

 

「良しっⅠ命中だ!」

 

 

しかし、当たった筈の砲弾は抜けきれていなかった。

 

 

「抜けきれてない!?」

 

 

「後退急げ!」

 

 

パンターの後退速度は英国戦車並みに遅いため、そのまま88mmを食らって白旗が上がった

 

 

「ほい、次はラングね~」

 

 

ナカジマの指示で、ホシノはその引き金を引く。

 

 

放たれた砲弾はラングの正面装甲に直撃し、撃破にはならなかったものの、大きく退けた。

 

 

「ちょっと何やってんのよ!相手は失敗兵器なのよ!?」

 

 

その失敗兵器相手に苦戦をしているのが現状だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん、ボチボチ当たり始めてきたなぁ………那須ちゃんの出番、ちょっと早まるかもしれないね~」

 

 

黒森峰からの砲撃が、砲塔周囲の装甲に次第に当たるようになってきた中、揺れる車内でナカジマはそう呟いた。

 

 

「砲弾は未だそれなりに残ってるから、どうせやられるなら、弾切れになるまで撃ってからにしたいねぇ~」

 

 

「んで、弾切れになる頃には何輌残ってるかなぁ?」

 

 

「さぁ?」

 

 

そんな会話を交わしつつ、一行は砲撃を続けた。

 

 

 

 

 

 

アヒルさんチームでは、黒森峰分隊を相手に挑発行為を続けていた。

 

 

「うーん………………やっぱり、はっきゅんの57㎜砲じゃあ、傷すら付かないなぁ」

 

 

車両後方の窓から、自分達を追い回す黒森峰分隊を見ながら典子は言う。

 

 

「相手の装甲は分厚いですからねぇ~………………あのティーガーⅡの正面装甲は180㎜って言われてますし」

 

 

「那須先輩とシュミレーションしたとは言え……数が違う」

 

 

そう言い合いながら、黒森峰分隊から逃げ続ける

 

 

「チッ……八九式だから何だと思っていたけどまさかここまでなんてね……!」

 

 

三郷は舌打ちしながら言う。

 

 

「早めに撃破して、副隊長達の応援に回らないと………………!」

 

 

三郷は指示を出し続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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