そして始まる戦車道の授業
「みほさん遅かったので心配しました」
「ちょっと寝過ごしちゃってね」
「教官も遅ーい。焦らすなんて大人のテクニックだよねー」
「何だよその言い方……」
武部がイライラしながら言い舞野がツッコんだ。あまり期待しない方が良いぞと思いつつ、教官とやらを待った。そして待っていると空から大型輸送機が飛んできた。あれは……Cー2輸送機とやらだったな。日本航空自衛隊の。そして輸送機のハッチが開き、そこから10式戦車が空挺降下をした。戦車も載せれるとは凄いな。そして10式は着地成功……と思ったが、勢いがつき過ぎた。そのまま赤い車に突っ込んだ
「学園長の車が!!」
「やっちゃったね〜」
あれ学園長の車なのか!?……自分のフォルクスワーゲン戦車にぶっ壊されたら嫌だな確かに
それだけならまだ良かった。その後も学園長の車はぺしゃんこになっていった………ヒトラー総統の車だったら罰則程度じゃ済まんぞ
「あっ、あ~」
「ポテチ………」
真っ二つにぺしゃんこになった。まぁ、戦場だったら普通か。戦災保険なんぞ降りるかあれが
そして、踏み潰したことにも気にもせずこちらに向かい停車した。そしてキューポラから人が出てきた
「こんにちは!」
「騙された………」
確かに格好いい人が来るとは言ったが、男性とは一言も言ってないぞ武部?
「でも、素敵そうな方ですよね」
ナイスフォロー五十鈴さん
「特別講師の戦車教導隊、蝶野 亜美一尉だ」
「よろしくね!戦車道は初めての人が多いと聞いてますが一緒に頑張りましょう!」
そう言い、皆を見る蝶野教官。するとみほに気づく
「あれ?西住師範のお嬢様じゃありませんか!?」
みほに近付く
「師範にはお世話になってるんです!お姉様も元気?」
「は、はい………」
みほは落ち込んで言う。一体何があったんだ………?
「教官!教官はやっぱりモテるんですか!?」
恐らく暗い顔になったのを見て話題を変えたのだろうな。蝶野教官はう~んと首を捻り
「モテる、というより……、狙った獲物を外した事はないわ、撃破率は120%!!」
『答えになってると思うか舞野?』
『今の日本人はあんな感じなんだろうか?』
ありゃ答えになってないぞ………と思いつつ
「それで教官!今日はどのような訓練を行うのですか?」
秋山が質問する。あの教官だ。教えるとか言うそんな事はしないだろうな
「本日は本格戦闘の練習試合、さっそくやってみましょう」
な?言ったろ?
「え?いきなり実戦?」
舞野が珍しくすっとんきょうみたいな声で言う。
「何事も実戦あるのみよ、大丈夫!戦車なんてバーッと動かしてダーッと操作してダンッと撃てばいいんだから!」
それで戦車の操縦覚えるのなら苦労しませんよ?それでも日本守る自衛官?
………ドイツを守れなかった私が言うことじゃないな
「それじゃ、それぞれのスタート地点に向かってね」
「さて………いつもの順で良いか?」
操縦はケルツ担当、砲手はシュローダー担当、装填手券無線手はハートマン担当、そして車長は私、ペーターだ
「うわ、操縦は変わらんから良いけどⅠと比べて重いな………」
「砲旋回も遅いですね………でも、火力はⅠと比べて強力ですよ」
「………落ち着け………落ち着け………」
そして、始まる
『それでは、全戦車パンツァーフォー!』
「よっし!ケルツ、前進!!」
「了解!!」
『みんな、スタート地点にについたわね?それじゃあルールを説明するわよ』
蝶野教官が無線にて呼び掛ける。そして試合のルールを説明する
『ルールは簡単。すべての車両を倒したほうが勝ち。つまりガンガン前進してバンバン撃ってやっつければいいってわけ。』
ざっくりだ。本当に。
『戦車道は礼に始まり、礼に終わるの、………一同、礼!』
「「「「よろしくお願いします」」」」
全員挨拶し、試合が始まる
さて………久々の戦車だ。強力になったステファンの力を見せる!