大洗女子学園が奇跡的な勝利を収めた日から数日後
夏休みの企画としてエキシビションマッチをすると角谷会長が言った。
対戦校は2校決まってる。こっちは、知波単学園が味方になってくれるらしい。
対戦校か?聖グロリアーナとプラウダ高校だ。
「『連合軍対枢軸軍みたいだな』」
「『黒森峰がいたらそうなるさ』」
大洗のゴルフ場を進撃中の大洗知波単連合。ペーターは双眼鏡を手に外を見ていた
『聖グロリアーナ車両4両発見!』
アヒルさんチームから無線が来た。どうやら聖グロ車両がいたらしい。
「『マチルダ、チャーチル確認』」
シュローダーがそう言った。
『王虎さんチームはレオポン、アヒルさんチームと一緒にプラウダ戦車隊を抑えてください!』
「了解」
『行くよー!』
『時間稼ぎね。わかったわ!』
大洗の中でも最も大きい火力を誇る10.5cmティーガー。プラウダのT-34やIS-2をも簡単に屠れる戦車だった
「『ケルツ、前進!Panzer vor!』」
「『ヤヴォール!!』」
『大洗知波単連合、攻撃準備整いました。守備隊の状況は?』
「こちらは……そろそろって感じだ。ポルシェティーガーとルノーだけで耐えるのはキツイ」
『こちらレオポン、そろそろ限界かなー』
T-34-76、85、IS-2が来ていた。流石に3両だけで耐えるのは無理があった
「『シュローダー、威嚇だけで良い。ハートマン、榴弾装填!』」
「『榴弾装填!』」
APCBC弾から榴弾に切り替える作業を行うハートマン。あくまでもプラウダ戦車隊の足止めである
「『装填良し!』」
「『フォイヤー!!』」
シュローダーが一発発砲。しかし、流石に止めることはできなかった
「全車退却!みほ隊長と合流する!」
『流石に止められなかったかー』
『早く!退却よ!』
退却開始か。そろそろ頃合いか
「『煙幕発射!目眩しに使え!』」
「『ヤヴォール!煙幕発射!!』」
煙幕発射機から煙幕弾が出て、辺りが煙に包まれた。
「『そのまま後退。隊長車両と合流する』」
現在の状況は知波単学園のチハが隊長車を除いて壊滅ってことぐらいだ。一両を除いて
『山を下ります。下りましたら敵の戦力の分散に努めてください』
戦力の分散か。
「『相手はどう出るか』」
「『引っかからないんじゃないか?黒森峰じゃあるまいし』」
「『何処に黒森峰要素があるのやら…………』」
ケルツが言ったことは悪く的中した。聖グロ、プラウダ戦車隊全車両フラッグ車優先で狙ってきた
「黒森峰ならともかく、その手には乗りませんわ」
とダージリンが言った。