現在、遊園地の中に入った大洗連合戦車隊
南正門前で待機中であった
「『CV33からの報告では、パーシングはこちらに接近してる模様。南正門から一気に叩くつもりです』」
「『各自戦闘態勢。そろそろ来る』」
と言った直後、南正門前からは土煙が上がり、砲撃も来た
『撃て!』
まほの号令で砲撃を開始する。ただ、土煙が上がって何も見えない
「『機銃を撃つ。私が撃とう』」
ペーターは天板に取り付けられたMG34で牽制する………が、妙に思った
「『……数か少なすぎないか?それに来るならとっくのとうに来てるはずだ』」
ペーターの疑問に思っていたことがアンチョビからの無線で明らかとなった
「くそっ、騙された! 隊長、陽動作戦だ! あの煙は煙幕だ!」
「『だろうな、シャイセ……』」
恐らく、本隊は東通用門に行く筈だ
東通用門前
アンチョビから南通用門はフェイクだと言う情報は入っていた。そして、その直後、壁が砲撃によって吹き飛ばされた
「チャーフィー、いざ尋常に勝負!」
ローズヒップが突っ込もうとする
『戻りなさい! ローズヒップ!』
ダージリンが警告をした直後、砲弾がクルセイダーの側面ギリギリを通り、そのまま建物に当たった
そして現れたのは
『T28重戦車……ですわね。私達も、トータスを持ってくれば良かったわ』
『持ってませんけどね………』
マウスと同じ超重戦車、T28。固定砲塔ではあるが105mm砲はどんな敵であろうと容易に貫通が可能である。そして、問題はT28の後ろにいる戦車であった
『こちらドゥーチェ!やっぱりこっちが主力だぞ!それにパーシングと似たような戦車も居る!』
『あれは、スーパーパーシング?』
カルパッチョはすぐに戦車の名称を見抜いた。
T26E1-1、スーパーパーシング……アメリカがドイツのティーガーⅠ、Ⅱやパンターに対抗すべく作られたM26パーシングを更に強化したタイプ。
砲が更に長砲身の90mmT15砲に換装され、装甲強化も施された戦車である。
『サンダースのみなさん東通用門に向かってください』
みほの指示でこちらに援軍が送られる。
敵の狙いは戦力を分散し各個撃破するのが目的だ。
「2ブロック後退――」
少なくともT28は17ポンド砲でも貫通させることは出来ない。
そのまま後退することになった
「敵は5両しかいなさそうね。私たちを引き付けることが目的なのかも」
カチューシャがそう言った。確かに5両程度なら我々でもやれる
「エリカ、三郷。頼めるか」
『『!はい!』」
返事は2人とも息ぴったりであった
「『ケルツ、前進』」
「『ヤヴォール!』」
そして、煙幕を利用して引き付けているパーシングを奇襲した
「『このステファンが簡単にやられるか!』」
シュローダーが引き金を引き、パーシングを一両撃破した。いきなりの奇襲で体勢が整ってなかったのが運の尽きだ
そして残ったのはチャーフィー軽戦車であった
「残るはチャーフィーだけど、どうする?」
「このまま敵さんに案内してもらいましょうか」
三郷が言った。そして、チャーフィー追撃を開始するが、向こうは一向に反撃してこなかった
『こちら正門チーム。チャーフィーの動きに仕組まれた何かを感じる。通用門組は注意せよ』
『こちら最後尾。追尾攻撃は散発的。妙ね』
誘導されている気がするのを感じたまほとダージリン。その勘は見事当たっていた
『おいダメだ、そっちはダメだ!』
アンチョビの慌てたような声が聞こえた。敵の策に見事引っかかった……か
「恐らく、包囲されたと見て間違い無いです」
「シャイセ!相手にはT28にスーパーパーシングまでいるんだぞ………」
その時、別のプラウダ戦車隊との合流した
IS-2、T-34-85、KW-2か戦列に加わり、YO地点に急行した
スーパーパーシングまでいますよ()一応戦中車両ですので………