ガールズ&パンツァー 最後の虎   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第八十二話 決戦

 

 

 

ケルツが決死の表情を見せながらハンドルを握っている

 

 

「『ティーガーⅡであんな動きについていけると思ってるのか!?』」

 

 

「『Ⅰで出来るならⅡでも出来る筈ですよ!』」

 

 

「『ウルセェ!重量の問題じゃ!』」

 

 

シュローダーが言った言葉にケルツが反論した。

 

 

「『それより、こっちは撃てる機会が少ない。相手に悟られて、ティーガーⅠが撃破されたらお終いだ』」

 

 

「『マガジンなら沢山ある。ただ変えるのに時間がかかるが』」

 

 

砲弾もまだあるのだが、ハートマンが戦闘不能になった為、シュローダーがやることになっている

 

 

ただ、ハートマンと比べたら時間は掛かるが

 

 

「『ぐっ!どうした!』」

 

 

「『撃ってきた!だが非貫通!』」

 

 

17ポンド砲はAPDSとやらの砲弾があると聞く。貫通力は高い砲弾で厄介だ

 

 

「『まほのティーガーⅠに敵の視線を集中させるな!』」

 

 

1対1に追い込まれたらシャーマン軍団の中から生き残ってきた私でも無理だと。愛里寿のセンチュリオンに嫌がらせ程度の機関銃攻撃をした

 

 

 

 

 

(あのティーガーⅡ、さっきから機関銃でしか攻撃してこない………?)

 

 

愛里寿は疑問に思っていた。ここに来てからずっと機関銃でしか応戦して来ない

 

 

(砲弾が尽きた………?いや、ティーガーⅡの規模を考えてそれはあり得ない……なら、乗員が?)

 

 

機関銃でしか攻撃せず、砲撃は一度もない………そして視線はまほのティーガーⅠへと移った

 

 

 

 

 

「まほさん!視線が向こうに移った!こっちの状況がバレた!」

 

 

『!』

 

 

センチュリオンがいつの間にか消えていた。そして砲撃音………撃破されたないことを祈るしかない

 

 

『大丈夫だ。ギリギリ躱した』

 

 

とりあえず無事だったが、向こうはまほのティーガーⅠを狙うだろう

 

 

「まほさん、これ以上なりふり構っていられない。こっちは装填手がダウンしてる状況だ。貴女がやられたら、逃げるしかない」

 

 

『……副官3人を倒したのにか?』

 

 

「スモーク弾のお陰さ。それで、まほさん。いい考えが浮かびました。聞いてくれますか?」

 

 

『構わないが……どんな考えだ?』

 

 

 

 

 

『…かなり大胆な作戦だが、あの島田愛里寿がそう動いてくれるか?』

 

 

「相手はこっちを遠回しにしている。いわば、いつでもこっちを撃破でき、尚且つこっちが行動すれば相手が目を光らす。

 

 

『……分かった。何とかやってみよう』

 

 

「助かります。タイミングはそちらに任せます」

 

 

『分かった』

 

 

 

 

追われるまほのティーガーⅠ、追う愛里寿のセンチュリオン、そしてステファンは機銃攻撃をしている

 

 

「『そろそろ無意味な気がするな。ケルツ、遠回りで前進。まほからは少し遅れて回る』」

 

 

「『ヤヴォール』」

 

 

「『シュローダー、お前の狙撃能力、存分に見せつけろ』」

 

 

「『ヤヴォール!!』」

 

 

すると、まほからの通信が入った

 

 

『そろそろいい頃合いだ。準備は良いか?』

 

 

「勿論だ!」

 

 

ケルツはスピードを上げ前進を開始した。愛里寿もそれに気づいたようだ

 

 

その時、まほのティーガーⅠは急ブレーキをかけ、センチュリオンの目の前に停止した

 

 

この動きに愛里寿は反応した。それと砲塔がこっちに向いているのも

 

 

流石の超反応だと感じた。みほがやられてまほが手こずったのも理解できた

 

 

「『だが………そこで止まるのはシュローダーの前では駄目だ』」

 

 

「『フォイヤー!!』」

 

 

シュローダーが撃った砲弾は、相手の側面に吸い込まれるように着弾した。

 

 

「『……終わったな』」

 

 

「『あぁ………終わったな』」

 

 

試合終了と、アナウンスが聞こえた

 

 

『大学選抜、残存稼動車両0。大洗女子学園、残存稼動車両2。大洗女子学園の勝利!!』

 

 

何とか、勝った。

 

 

「『っっしゃ!』」

 

 

ケルツがハンドルを叩いている。だから備品は大事に扱えっちゅうの

 

 

ただ……これで大洗女子学園は長らく安泰であろうな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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