第一話 再び転移
「『ペーター!行くぞ!』」
「『あぁ分かってる。いつも通りに行け』」
森の中を全速で走っているティーガーⅡ。ま、分かるようにバトルロイヤルだ
大洗の二度の奇跡で大洗女子学園は何十年かは安泰だ。ま、角谷会長などの3年生は卒業をしてしまうのだが。
何故今森を走っているのか、それは沙織の一言原因であった
「ねぇねぇ華ー。今、みんなのレベルがゆりなん達までに上がったら、今後絶対廃校なんて言う事は無いし、この先の全国大会でも結果は残せるよね?」
たまたま友梨奈は生徒会室に居たが、まさかこんなことを言われるとは………
「いや、皆質は高いと思うが………」
と返した。が
「成る程。確かにそうですよね」
沙織の言葉を間に受けた華。ちょっと何となくこの後の展開が分かるぞ?
「チーム全体のレベルが那須殿までに上がれば、それこそ武部殿の言う通り結果も残せますし何より廃校と言う事も一切無い筈です!この秋山優花里が進言いたします!」
駄目だ、包囲網が完成されてる…………そして我らが隊長のみほは
「あはは………えーと、確かに皆の実力を上げるのに越した事は無いから……じゃあ、こんなのはどうかな?」
みほが立案したのは私達対大洗女子学園だ………包囲網から脱出できた際のシャーマン相手するよりキツイのだが?
そして始まった試合だが、今の状況はあんこうチームと意外にもウサギさんチームであった。流石重戦車キラー。尚、他はシュローダーの正確な射撃で沈めていた。
「『おいハートマン。後で一年生チームを労ってやれよ。仲良いだろ?』」
「『はい………って、何で知ってるんですか……』」
「『そこの砲手様が』」
「『お前かシュローダー!』」
「『おいキャラ変わってるって!不良!不良!』」
と、この新米コンビで和んでいると、突然視界が白くなった
「『ん?濃霧か?濃すぎないか?』」
「『学園艦住んでるならよく分かるのだが…………流石に濃すぎる』」
「『ライト点けるぞ』」
ケルツがティーガーⅡのライトをつけた。ちなみにLEDライトである。
「『チッ、何も見えないぜ。LEDにしても無意味だなこりゃ』」
とケルツが言ったその時だった
「っ!?」
突然視界が曲がった。めまいのように。それはペーターだけではなかった
「『ぐっ、なんだ…………?』」
「『一体、何………が……!?』」
「『む、無線機………!』」
ハートマンが望みを掛けて無線機を繋いで通信しようとしたが
ザーッザザザザザッ………
「『駄目……です……お………な…し』」
そして倒れ込んでしまった。
「『……シャ……イセ………!』」
そうしてペーター達は、気絶した
「っ……んん???」
どれだけ経ったのかは分からないが、とりあえず意識は戻す事が出来た。
「『全員生きてるか?』」
「『問題なし………と言いたいですが、さっきのは何だったんでしょうか?』」
「『まーたどっかに転移してなければ良いがな』」
「『無線機、復帰しません。ノイズ音だけです』」
くっそ、イカれたのか。取り敢えず、感を頼りに帰るしか無いのか
「『ケルツ、何とか帰れるか?』」
「『やってみる』」
と言って、ティーガーⅡは動き出す。その時、ペーターは何かしらの違和感を察知していた
(何なんだ?この妙な突っかかりは?)
そして、その妙な突っ掛かりはある意味的中した
「『あれが大洗女子学園……で良いのか?』」
「「見た限りは……普通と同じですが?』」
「『で、どうする?このまま行ってもいいが』」
「『…取り敢えず、確認するべきことが出来たな。ケルツ、前進しろ』」
「『ヤヴォール』」
そして、校門前に着き、入ると大洗の各々は困惑顔を見せていた
「ねぇねぇみぽりん。誰か出てきたけど………」
「一体何処の制服なのでしょうか………?」
沙織と秋山だろう。ふぅ、何処から話すか
「1つ、確認したい。ここは大洗女子学園で間違いないか?」
「え、は、はい。そうですが……どちら様でしょうか?」
みほが答えた。言ったほうがいいのだろうな
「大洗女子学園の二年生………元は普通Ⅱ科C組だが、それは良い。ひとまず私はこのティーガーⅡの車長をしている那須友梨奈だ」
「………はい?」
素っ頓狂な声で答えたみほを筆頭に、ざわめきが起こった
「あ、あの、那須さん?は、この学校にはいませんが……?」
そうだろうな。それも何となく分かっていた
まぁ、信じられないとは思うが………全く、面倒なことになったぞシャイセ………