「一つ言えることがあるなら、私達は違う時間軸から来た……と思っている」
「…………はい?」
と、言ったはものの、全員分かっていない様子だった。まぁ、当然かと思った。
「つまり、四人はこことは違う世界の大洗女子学園の生徒ってことかな?」
その言葉に、四人は無言で頷いた。信じて貰えるかは分からないが
「………とりあえず、その仮定で話を進めようか。考えてもどうしようもないことだしね」
「………感謝する。取り敢えず、この学園であったことを振り返って行きたい。今の季節は冬だが、全国大会は優勝したと言う認識で構わないか?」
「それに関してはもちろんだよ。そっちの大洗でもあったんだよね?その口ぶりだと。」
「あぁ。色々役人に振り回されたが………何とか優勝は掴む事はできたって言う感じだ」
「あー……確かに役人には振り回されたね」
向こうもそう思ってたみたいだった。あの役人、執着強かったな
「その後は大学選抜との試合だったな。こちらはではどうなのだ?カール自走臼砲とかを出されたか?」
「自走臼砲に関しては出されましたね。私たちは継続高校のBT-42、アンツィオのカルロ・ヴェローチェ、そしてカメさんチームのヘッツァーとアヒルさんチームの八九式をどんぐり小隊として編成することで撃破しました。」
「ふむ………そこまでは同じですね。車長」
「そうだな………」
だが、これからどうしようかと思う。はっきり言って家には帰れないのが現状だ
「……して、我々はどうしようかは考えてない。帰還方法も分からない。完全に手付かずだ」
「んー、それなら、うちで戦車道やっていかない?」
「この学園でか……?」
ここの角谷会長からこんな提案をされた。
「その代わり、四人の身分はこっちで保証する。対価としては十分だと思うけど………どう思うかな?現生徒会長さん?」
「…………えっと、そちらの麻子さんたちも同じように戦車道をやっておられるのですよね?戦車に乗って現れたのですし………。」
「まぁそれはいいのですが……いいのですか?いつ消えるか分からないチームを引き込んでも?」
袖奈がそう言った。しかし、向こうの生徒会長の華が訳ありみたいな顔をした。
「何か事情があるみたいだな」
舞野が言った。どうやら当たりだったみたいらしく、訳ありの理由を華が言った
「……………今は一輌でも多くの戦車が必要なんです。」
「ん?廃校問題はもう無い筈だが?」
「実は、私たちはこの大会に出場する予定なんです。」
華の言葉に首を傾げているとみほが一枚のポスターを見せてくれる。そこには『無限軌道杯』の文字がデカデカと表情されていた。
「無限軌道杯…………?」
「はい。戦車道のプロリーグの開催などを記念して今回開催されることになったんです」
成る程………あ、そう言えば河嶋の成績がどうたら言ってたような…
「あー………何となく分かった。つまり河嶋先輩の為……か?」
「まぁ、そうなんだよね。この無限軌道杯に私たち大洗女子学園はかーしまのために出る。もちろん、みんなの総意でもある。みんなかーしまの進学のためにすごくやる気を出してくれてる。」
「そうなのか………」
「そこで今は少しでも戦車の頭数を揃えたいんですけど…………お察ししてもらえると、ありがたいです」
「まぁー……ティーガーⅡは最近の部類に入るのか?は分からんが」
「防御力も火力などの性能も申し分無いので、是非戦列に加わってくれれば、戦力アップ間違いなしです!!」
ここでも秋山の性格は変わっていなかったようだった。
「皆はどうだ?」
友梨奈は、他の3人に聞く。
「俺は友梨奈に付いて行く」
「同感です」
「賛成です!」
友梨奈は決めた。いつ帰れるか分からなくて変なところをウロウロするぐらいなら、この世界の大洗女子学園でやると。他の3人の総意も決まった。そして、友梨奈はみほの方を向く
「我々、ティーガーⅡ搭乗員四名、そちらの戦列に加わる。いつ帰れるかは分からない期間だが、よろしく」
「……分かりました。協力、感謝します」
こうして、再び大洗女子学園での戦車道をする事が出来た