冬季無限軌道杯二回戦目に入った。
相手は知波単学園である。
「『あの知波単学園が二回戦入りとは凄いな』」
「『確かにな………恐らく全エキシビションマッチや大学選抜戦よりも手強く、さらに強くなってるのは間違いなさそうだ』」
「『分かってる』」
そして、試合前の挨拶をし試合の合図である花火が打ち上がる音が聞こえた
『パンツァーフォー!!』
あぁ、そう言えば河嶋が隊長だったな。
そうして前進を開始していく。
「『今更ですけどマークIV戦車って第一次大戦の代物ですよね?なんて大洗の船底のBARにあったんでしょうか?』」
ハートマンがそう聞いてくる。
確かに何故第一次大戦時の代物があるのかわたしも気になるのだが……
「『そう言えば、日本もマークIV戦車は持ってたらしいですよ。ただ、戦火に呑まれ行方不明になったとか………まさかとは思いますがね』」
「『ハハハ……』」
いつも通りの談笑をしていた。この世界にも直ぐに慣れる事が出来た……と思ってる。
と言っているとケルツが取り付けた夜間装備について行った
「『前の戦争じゃあの夜間装備は無理に取り付けたような感じだが、しっかり無理につけた感じが無かった。自動車部の整備等が優秀なのが良く分かる』」
「『そう言うお前もな。シャーマンの75mm砲やカリオペのロケット弾で被弾したティーガーⅠを新品まで直し包囲網から脱出し、この世界でも明らかに白旗が上がる筈の損傷でさえもまるで新品同様に修理して一年生チームのM3を蹴って直す最高で最強の操縦士兼整備士がここに居るのだが』」
「『やめろペーター……それ以上は言うな』」
だが事実なのだ。私達はシャーマン軍団に包囲された街からたった一両のティーガーⅠで返り討ちにし、この世界に来る前の大洗女子学園でもキルレが半端無かった
自慢ではないが、砲身に描いてあるキルマークはあれから増えた。余談だが、前の世界じゃプラモデルに王虎チームのティーガーⅡ(10.5cm)が販売されていた。めっちゃ売れてたらしい
商品名は『Pz.Kpfw. VI Ausf. B mit 10.5cm KwK L/68 大洗女子学園王虎さんチーム仕様』である。
「『さて………各自警戒を。特にサメさんチームは』」
「『何でですか?』」
ハートマンが疑問そうに聞いてきた
「『あの旗、練習試合の時のカバさんチームが懐かしい』」
「『そう言えば旗があるから撃破されてしまったのでしたっけ?』」
「『そうだ。もし真っ先に狙われるならあの旗』」
と同時に機銃音が聞こえた。それも何十発も
その弾は見事サメさんチームの海賊の旗を蜂の巣にし、極め付きは砲撃で折れた事だった。
『よくも私達の象徴の旗をやってくれたな!!面舵一杯!!』
ま、キレるのも当然かーーー
サメさんチームのマークIVは敵に向かって進み出していた
『サメさんチーム戻れ!』
『いくら桃さんの頼みでもこれだけは聞けないね!!』
『サメさんチームを援護してください!』
突撃するサメさんチームを援護するが………マークIVでも第一次大戦の骨董品戦車だ。チハの砲弾を耐えれるとは思えない
そう言うまでもなく集中砲火を喰らい、白旗が上がった。
「『ま、そうなって当然か』」
「『一両持って行かれました。それと、今日の天気は少し悪いみたいですね………雨が降ります』」
ハートマンがそう言った。雨か………ティーガーⅡは少し苦手な天気だ
ぬかるんで進めなくなったらもうそこで終了だ
「『今日は深夜もぱっちり目を開けておけ。長続きする試合になりそうだ』」
ペーターは当たり前かのように言ったのだった。
これのR-18書くのもありかな……