転生したらゴジラ!? 怪獣王成長記外伝   作:白インゲンモドキ

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第4話

ーーーーー湿地帯の村

ワイワイ………ガヤガヤ…………!!!

ドンチャン♪ ドンチャン♪

 

「うむ何と美味い肉だ これほどの肉は滅多に食えん」

「そりゃああの湿地帯の怪獣や動物を食い尽くそうとした怪獣の肉だからな 脂は乗りに乗りまくってるだろうよ」

湿地帯の村はモケーレ・ムベンベの討伐により大いに賑わっており、ムベンベの肉で大宴会を開かれていた。

 

「これで湿地帯はじきに元に戻るだろう、これは少しながらのお礼じゃ…………今は食料もほとんどなくこれが精一杯じゃが」  コトッ

そう言うと湿地帯村の村長は大きな黒い塊をコングの前に差し出した

 

「これは………背鰭か?」(これは……あいつの………同族の背鰭か……?)

「うむ……これはわしらのご先祖様が昔拾った物で 昔はこの背鰭を槍にして戦っていたそうだが、柄の部分がこの力に耐えられず砕けてしまい 今はこの村にずっと置いておいた物じゃ」

 

彼らは知るよしはないが、この背鰭の一部はゴジラの同族……かつて地球でムートー・プライムという怪獣に倒された ダゴンと呼ばれる怪獣の背鰭の一部で何の因果かこの世界に紛れ込んだようだ。

 

「いいのか? 貴重な物だぞ?」

「構わん わしらよりもコングの名を持つお主が持った方がいいじゃろうて」

「………なら貰おう」

 

「うむ 」

そうして湿地帯の異変を解決したコングは原生林に帰って行った。 

 

ーーーーーコングの村

「あ〜〜〜………だめだ!! 武器の素材が思いつかない!!!」

 

「お〜〜い帰ったぞオランにゴリラス村長」

コングが帰ってみると村一番の物作りの天才オランと村長ゴリラスが悩んでいた。

 

「むっコングか!! 問題は解決したのか!?」

「あぁバッチリだ それよりもなんか騒がしいがどうしたんだ?」

 

「いや実はな……お前が依頼を終えた報酬の戦斧を作ろうとした……斧の柄の部分はサイクロと言う怪獣の骨のリサナウトと言う最も柔軟で硬い部分を使おうとしているのだが 肝心の斧の刃となる部分の素材がどうしてもその骨の力に耐えられず砕けてしまう…………何かもっと強靭な素材がないものか………」

 

「………なぁ ならこれを試してみてくれないか?」 コトッ

 

「これはどうしたのだコング?」

「これは湿地帯の村の村長がくれた代物だ」

「なんだこの背鰭…………硬く……強靭で……これならいける…………いけるぞ!!

数日待ってくれ 最高の一品を作ってやるから!!!」

 

オランにダゴンの背鰭を見せるとオランは目を光らせて猛スピードで戦斧の製作に取り掛かった

ーーーーー数日後

「できたぞ!! これが俺の人生を賭けた最高傑作にして、お前の武器だ!!!」

 

「これが…………俺の武器…………!!!」

サイクロの強靭な骨にダゴンの背鰭を使って作られた戦斧、それは確実に王である怪獣達を倒せるこの星どころか宇宙でも滅多に見られない代物になっていた。

 

「すげぇ力を感じる…………だが俺がこれを使いこなせるには時間がかかりそうだ…………早速修行だぜ!!」

「おう付き合ってやるよ!!!」

そう言うとコングは新しい相棒を持って修行をしに出かけた。

 

 

 




サイクロ 鍛冶神・ヘパイストスの下で働き、彼の助手として多くのアイテムを作っているギリシャ神話に登場する巨人種の名前であるサイクロプスから取った名前

リサナウト(古ノルド語: Risanautr, risa 「巨人の」 + nautr 「贈り物、戦利品」を意味するのでコングの戦斧にピッタリだと思い利用しました。
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