転生したらゴジラ!? 怪獣王成長記外伝 作:白インゲンモドキ
ーーーーーコングの村
「ふっ……はっ………らっ!!」 ビュッ! ブオッバッ!!
コングはあれから数ヶ月は激しい特訓をし、戦斧の扱いをマスターして 村の者達を起こさないように夜明け前にコングは村を出ようとしていた。
「よしこれで準備万端だ そろそろ行くか……王のいる場所に」
バサッ……
「行くのか? コングよ」
「うおっ!? なんだゴリラス村長か……それにお前らもなんでこんな時間に……」
コングが家から出るとゴリラス村長やザグエノを始めとした村の者達が待っていた。
「水臭いじゃない 私達にも見送らせなさいよ」
「ザグエノから聞いておるぞ コングよお前さん王に挑むんじゃな?」
「あぁ 無謀だと止めるのか?」
「いや王に挑む者を止めるのは その者に失礼じゃ………ここから離れた立ち枯れの森に王の一体がおる………行ってこい」
「あぁ………すまんなゴリラス村長」
「コング頑張れよ!!」
「気を付けろよコング〜〜〜!!!」
「兄ちゃん頑張れ〜〜!!」
「コング……ちゃんと帰って来なさいよ…………!!」
ワ〜〜〜!!!
「おう」
そして村の者達に盛大に見送られながらコングは王が住まう場所へと向かって行った。
ーーーーー立ち枯れの森
「随分不気味な森だな…………ここに王が住んでいるって話だが…………いたな」
ズルズル………パキパキパキパキ…………!! ポタ………ジュ………!!
『誰カこの森ニ来るノは………久しブりダナ……何用ダ……』
「………デカいな…………」
コングが向かった場所には枯れ果てた大木の森が存在しており、そこは昔はある程度豊かな森であったが今はこの地に住む王の猛毒で立ち枯れをしてしまっており、その大木の中にとぐろを巻いて王はいた その王は百足の姿をしているが口にはどんな頑丈な物でも噛み砕けそうな鋭い牙が存在し体は硬い殻で覆われていた。
『ワタシはオオムカデ……蠱の王だ』
「俺は原生林の村から来た戦士コング 蠱の王オオムカデよ、俺はお前に王の座を賭けて勝負を申し込む」
そう言うとコングは戦斧をオオムカデに向けて構える
『………面白イ………ベヒモスやスキュラが倒され、近々新タナ王になろうと挑戦者が現れると思ったが………ワタシの所ニ来るカ………!!!』
オオムカデは百本……いや千本はあるであろう巨大な体のとぐろを解きコングの前に立ち口の牙をカチカチと鳴らす
『さぁ………来イ………コングよ』
グオオォォォ!!! ドンドンドンドン!!!!
バッ!!
ギチギチギチ!!! ドドドドドッッッ!!!
そしてコングのドラミングが戦いの合図となり、立ち枯れの森でコングとオオムカデの戦闘が始まった。
オオムカデ(この作品オリジナル怪獣) 日本で確認されたタイタンであり、日本の昔話にも出てくる怪物ムカデの元となった怪獣 長さなら大海の王リヴァイアサンに次ぐ長さ
蠱の王は 蠱の意義は 穀物や食器類につく虫。 まじない、のろい。 まじないに用いるので丁度いいかと採用しました。