転生したらゴジラ!? 怪獣王成長記外伝 作:白インゲンモドキ
ーーーーー火山
「うう〜〜〜…………」
「おいどうしたんだ? ラドン君らしくないじゃないか、顔真っ赤にして一体どうしたんだ?」
少し前に降りたった火山の火口近くでラドンは顔を真っ赤にして転げ回っていたので、ソドムが心配して声を掛けた。
「実はよ………少し前に同族の雌に出会ったんだよ」
「まさか同族の雌を見つけたのか!? ラドン種は基本的に火山の近くにしか住んでおらず、それでいて強さと引き換えで生殖能力が低いからか数が少なくて 珍しい珍種なのにか!?」
「そうなんだよ…………しかも物凄く綺麗だった…………!!」
「まさか……一目惚れしたのか?」
「………」 コクコク……
ラドンは顔を真っ赤にしながらも頷く
「そうかそうか!! それで話せたのかい!?」
「あぁ……近くの強くて美味い獲物仕留めて持ってったよ」
親戚のおっちゃん並みにグイグイ聞いて来るソドムに少し焦りながらもラドンは話し始めた。
ーーーーー少し前
「あっあの……こっこんにちは」
「あら同族? 久しぶりねお父様以外の同族を見るのは」
「俺ラドンって言います こっこれよかったらどうぞ」
そう言いながら強くて凶暴で有名な牡牛座怪獣ドギューを渡す。
「ドギュー? かなり手強いのによく仕留められたわね」
「はっはい!」
そうラドンがドギマギしながら会話をしている様子を他所に更に上空で獲物を狙っている存在がいた。
「クケケケ………前回はあの真っ黒な奴と蛾の奴に邪魔して獲物横取り出来なかったが今度こそしてやるぜ!!」
そこにかつてゴジラ達の子供ボンジュルネに襲い掛かろうとして返り討ちにあったゼロ戦怪鳥バレバドンが上空でラドンの雌に渡したドギューを狙う
(今だ……!!) ギュウウゥゥン!!!
「頂き!!」
「獲物を横取りする気? 上等よ」 グアッ!!!
ブオオッ!!!
ドゴオォン!!!
「ぶげええぇぇ〜〜〜!?」
「私の獲物に手を出すなんて300年は早いわ」
(かっけぇ………!!)
ラドンの雌はドギューを掴んだ状態で横に一回転をしてドギューでバレバドンを撃ち落とし、バレバドンはたまらず落下していった。
「それじゃあね このドギューは後で美味しく頂くわ」
「はっはい……!!」
そう言いながらラドンの雌は飛んで行った。
ーーーーー現在に戻る
「何してるんだ!! 名前すら聞かずに……それじゃあただ獲物を貢いだだけじゃないか、もっと会話をしないと別の雄に取られるぞ!!」
「へぁ!? そっそれは………嫌だ…………」
「ならさっさと追いかけて話しかけて名前ぐらい聞いてこい!! まだ近くにいるはずだろうから!!」 ボン!!
「うわっ!? わっ分かったよ……いっ行って来る!!」 バサッバサッ……!!
「全く……しかしあのラドンが恋をしたか………ゴジラ君に聞かせたかったな 今度来たら言ってみるかな?」
普段はラドンに連れ回されたりしているソドムが今度をラドンの尻に火を掛けてラドンを同族の雌のいる所に向かわせた。
ーーーーー上空
「彼女は何処に行ったんだろう………」
ギュンギュンギュンギュン!!!!
「ん? あれは」
「はっは〜〜〜どうだラドン族の雌!!! 俺のスピードにはついて来れないだろ!!」 ビュオオオオォォォォ!!!
「ほざけ!!」 バサッ!!
「なんだあいつ、すげぇ速ぇ!?」
そうして空を飛んでいると、離れた場所で縦横無尽に空中を動き回れるラドン族である雌のラドンがとある怪獣に一方的に攻撃をされてしまっていた。
雌のラドンを追い詰めていた怪獣の正体は飛行怪獣の中ではトップクラスの速さを誇る超音速怪獣ヘイレン(巨大サイズ)だった。