ラーのよく死ぬ竜!inトリコ 作:ラーメンをよく知る竜
成長させてく予定だから、とりあえずでちょいちょい決めてかないと。
あ、この作品は不定期更新なのでいつ投稿するかは作者もわかりませぬ。
おはようございます、ラーの翼神竜です。
前回、トリコなる人に切りつけられたキズもすっかり塞がり、今日も元気いっぱいでござい。
不死鳥(蘇生しない)とかいわれただけのことはある、流石の再生速度。
と、寝起き早々お腹が空いた。
この世界?に来てからというもの、周りには美味しいものばかりで食うに困ることはないのが数少ない嬉しみポイント。
こないだ食べたフランクフルトの草に、木からはなんか美味しそうな匂いのする木の実がなり、湖からはあんかけ焼きそばが湧き出ている。
自然界の姿か……これが?
実はどっかの実験施設の中とかじゃないよね?
施設の中で生み出された生物兵器とかじゃなよね?
嫌だよそんなメンタルハードモード。
しかし空き腹を直撃する匂いばかり、美味しいもの食べられるならいっそ施設でもいいかも(手のひらミキサー)
ということで今日、私がいただくのはその辺の木に生えてた木の実。
俺は見逃してなかった、以前切られたのと一緒にこの木の実が切られていたことを。
そしてその木の実から
そう、老若男女問わず大好きな
早速木の実をいくつか拝借。
木の実からは、スパイスの放ついい匂いが漂っていて、それだけでも美味しくご飯を食べられそうだ。
そう、この木からは夜ご飯に困った人の味方、カレーライスが実るのだ。
学校や職場でカレーを食べたら家でもカレーが出てくることでお馴染み、日本人の考えだした禁断の食事。
はえー、日本人(自然界)すっごい。
爪でコジコジして開けると、そこにはホッカホカの白飯と、肉やじゃがいもがトロトロのルーに埋もれた姿があった。
木の実から肉やれじゃがいもやらが出てくるのいかがなものかとも思うが、それより今はご飯だご飯。
日の本に生まれたからには白米こそ大正義よ!
……ここって日本っていえるのかな?
まぁいいや、実食。
まずは一口いただきクソ熱ァアアアアア!!!
『グルルオオオオオオオオオン!!(アッヂイイイーー!!)』
クソ熱い!!
コンビニのカレーを長めにレンチンしてそのまま口に入れたくらい熱い!!
つかもはや痛ぇ!!
なんだよこれ!怖えよ自然界!!
あ、でも旨い。
ルーのコクっていうのはあんまり考えたこと無かったけど、ホントに旨いカレーってコクがあるんだね。
レポーターとか評論家が適当言ってるだけかと思ってた、ごめんなさい。
そして遅れてやってくるスパイス。
種類とかはよくわかんないけど、ピリッとした程よい刺激なんかはやみつきになりそう。
カレーなんてレトルトと市販のルーを使ったやつしか食ったことなかったけど、手作りする人の気持ちもわかる。
これ家で作れる人間はカッコいいわ。
今人間じゃないですけど、ヨホホ…笑えねぇよ。
3つ食べたあたりで満腹、ごちそうさまである。
1つでもそこそこの量あったのに食べ切れたのはこの体だからかな?
目線だけでも常人の3倍くらいあるもん。
なら3倍食べれても不思議じゃないかぁ……(アホ)
『グルルル……(ふあぁ……)』
カレーって食べたら後で凄い眠くなるよね。
ここは自然界、真っ昼間から昼寝しても怒る人間は多分……いないだろ。
いたら手を上げなさい、ご自慢のゴッドブレイズ・キャノンで優しく対話しようじゃないか
それでは、お休みなさい。
――――――――――――
同じ頃、IGO第一ビオトープ
旅から帰ってきたトリコと小松は、道中に出会った猛獣のことをマンサムに話していた。
金色の体をしていて、火を吹くこと。
攻撃してきたトリコを追いかけてこないなど、温厚な性格を持っていること。
「なるほどな、分かった。確認しておこう」
「頼むぜ所長、今度は見かけたら捕まえてくっからよ」
「いや……その必要は無い」
「なに?」
マンサムがニヤリと笑う。
それは酔っ払いが見せる笑みではなく、まさしくIGOの所長として見せる攻撃的な笑みだった。
「ちょうどワシも近くに用事がある。ワシが行こう」
「マンサム所長自ら、ですか?」
「え、今ハンサムって言った?」
「「言ってねぇ!」」
「まぁなんだ、お前に任せると全部食っちまいそうだからな」
「んなことねぇよ!……多分!」
ガララワニの捕獲を依頼したら全部食われた一件を知っている2人は、もはや苦笑いしか出てこなかった。
しかし不憫なのはあの猛獣、ボコボコに殴られて連行もとい捕獲されるに違いない。
そこからは実験施設のフルコースだ、まだトリコに食われたほうがマシだと思うタイプの。
「あ、忘れておったが、名前はどうする?」
「オレはいーよ、適当に考えといてくれ」
「相変わらずアレだな……ならば小僧、お主が決めるか?」
「え!?その、僕が決めていいんですか?」
「見つけた人間が決めるのが基本だ、お主にも名付けの権利はある」
そう聞いた途端、小松の目は輝いた。
新しい名前を付ける、それは名のある料理人と同じ所に立てたようで、小松にとっては憧れの1つでもあった。
「なら……こんな名前はどうでしょう?」
フェニックス・ドラゴン
推定捕獲レベル 30
本日の食事
果樹カレー
捕獲レベル 2
カレーが入っている木の実を実らせる珍しい木。
木の実をエサにする猛獣の亡骸から旨味などを取り込み、長い年月をかけてカレーを熟成させる。
カレーはアツアツなため、野生の動物で食べられるものは少ない。