5月に入りSシステムの説明を終えた後、真嶋先生は壁によりかかり、真嶋先生は時間を与えてくれた。
東堂は前に出て話し合いを始めようとする。
東堂「ドアや窓の鍵を閉めてカーテンも閉めろ」
そう言うと、窓側の席の人が窓を閉め、カーテンを閉める。そして廊下側の席の人がドアの鍵を閉める。
東堂「良くやったお前たち。Aクラスの残したクラスポイントは980cp、20cp減ってしまったが、これは誇るべき数字だ」
そう言うと歓喜し、すぐに気を引き締めた。
東堂「まずは配るものがある。前のやつらは後ろに回してくれ」
そう言うと前の人たちが後ろへ分厚い冊子を回していく。
東堂「それは次の中間テストの過去問及び、テスト勉強用の冊子だ。一学期中間テストとこの前やった小テストの2つは毎年同じ問題が出ている」
みんな驚く。
東堂「取り敢えず過去問を利用し、全員90点以上がノルマだ。配った過去問は白紙と解説と答えが書かれている、計3種類配られているはずだ。これだけあればお前たちならやれるな?」
そう言うと勿論、というような顔つきに変わる。
東堂「そして冊子だが、普通から最難関クラスまでのを用意してある。これを利用して今後のテストで良い点数を取れるように備えること。そして、将来良い大学へ行きたい方なんかは特に役に立つだろう」
ここで一息つく。
東堂「さて、お前たちはDクラスの事を笑っていたが───俺はそれを黙認しよう」
そう言うとみんな驚く。当然だ。正気を疑うことだろう。
東堂「ただし、Dクラスの誰よりも良い結果を残せた人物のみだ。まずは身体能力。確か高円寺というやつが水泳で23秒台の記録を出していたな。この中でその記録より上なのは俺のみ」
そう言うと静かになる。悔しく思っていたり様々だろう。
東堂「次に小テストだが、真嶋先生、Dクラスの生徒の最高点は何点でしょうか?」
真嶋「90点だ。複数居たと記憶している」
そう先生が言うとみんな驚く。何せ水泳では俺以外Dクラスに負け、学力でも俺と坂柳が100点、葛城が95点の計3人しか超えていない。
東堂「ま、俺が予想するに高円寺は水泳も小テストも本気を出していない。そしてもしかしたらそれに並ぶ実力者が潜んでいるかもしれないな?世渡りのために実力を隠していた故にDクラス行きなんて人も居るかもしれないからな」
そう言うとザワつく。高円寺が本気を出していないかもしれないという事実、そして他にも実力者が潜んでいるかもしれないという事に関してだ。
東堂「人は自分よりも下の者を見て安心感を得る。そして自分はそうはならないと努力する。が、Aクラスに所属できたから努力はそんなにしなくてもAクラス卒業は決まっているようなものだ、などと思って努力しないやつは今後どうなるか分からないぞ?」
みんなビクリと震える。
東堂「考えても見ろ。赤点で即退学、そんなに厳しいのなら、もしかしたらクラスで1人退学者を選べ、なんて試験があるかもしれないだろ?」
想像したのか顔が真っ青になるものも出てくる。絶対にない、とは言いきれないのがこの学校だからだ。
東堂「そうなったら俺が切り捨てるべき選ぶ人間は、実力がないやつ、自分で考えることを放棄しているやつ、向上心のないやつだ」
当てはまっている人達は顔が真っ青になるもの、震えるもの、様々だ。
東堂「俺の策に不満があるやつが居ればその理由を、何か案があるやつはその案の提案をしろ。自分の意見を言えるのは評価しよう。だが、ただ単に俺が気に食わないとかそういう低レベルな理由で反対意見なんかをして邪魔をするのはよせ」
そして一息つき、
東堂「まとめると、勉強を頑張れ、下クラスをバカにするなら自分はそのクラスの誰よりも優秀になれ、努力しろ、そんな感じだ。これで話を終える。何か話すことがあるやつは?」
坂柳と葛城が手を挙げる。
東堂「まずは坂柳から、なんだ?」
坂柳「はい。テスト期間の間、勉強会を開きます。来たい方は来てください。時間はLINEグループの方へ後ほど送ります」
東堂「葛城」
葛城「俺も坂柳と同じだ。勉強会を開くから来たい人達は来てくれ。俺も時間はLINEグループで教える」
東堂「他には?...居ないようだからここまで。みんな解散してくれ。だが、会議の内容をバラしたら───わかるな?」
そう言って威圧すると全員首を縦にふった。
そうしてクラス会議は終了していった。