アイドルのペットはバトルウルフ   作:カシコイン神父

10 / 16
番外編ですが0話の続きです。

評価・感想などありがとうございます
不定期ですが投稿は続けていきたいと思います


番外編②

薄く光を感じて目を覚ました。

 

ネオに食われて俺は死んだ筈だ。

つまりここはネオの腹の中か?

 

いや、光があるって事は違うだろう。 

もう既にトリコがネオを吐かせた後なのかもしれない。

 

そう思いゆっくりと目を開けると

そこは見知らぬ森の中だった……

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

 

ガン萎えだわーマジで無いわー

 

なんでまた別の世界に転生してるんですかね?

いやマジでどういう事?どうせなら食霊になりたかったんだけど?

 

は?俺だけ除け者か?死んでるとはいえ参加できるならトリコの結婚式とかめちゃくちゃ参加したかったんだが?

 

てかなんで子犬の状態なんだよ

めちゃくちゃ身体能力落ちてるし。

 

ふざけねぇでくれよガチでよ(ブチ切れ)

 

あーマジやってらんねー、この星に向かってビッグバンでもしようかなぁ……

 

しかもこの世界グルメ細胞無くない?

まっっっっったく食欲が湧かないんだけど。

 

さっき野うさぎがいたから狩って食ったけど

あの世界の食い物を知ったら物足りなさすぎるよ……

 

これからどうすっかなー

正直もう何もやる気しないんだけど。

 

あー次郎と群れの仲間達に会いてぇなー

 

狼王(ボス)元気にしてっかなー

 

もういっその事俺がこの星の中心で自害してグルメ細胞の火種にでもなろうかなー

 

てかこの世界に人いるのか?

見た感じ前前世と同じ様な普通の地球って感じだけど、もしかしたら何か変わった所があるかも知れないし、人里に降りてみるかー。

 

 

 

 

 

 

ハイ、何の変哲もない普通の地球です、本当にありがとうございました。

 

どうしようマジで何もない

本格的にやる事無くなったんだけど。

グルメ界の弱肉強食の世界が恋しいとかマジ?

 

もうなーんもやる気でねぇ

取り敢えずその辺の公園で寝よ。

その前になんか狩って食うか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1人で食べる食事って、こんなに味気ないものだったんだな……寝よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん、誰か来たな……まぁいいや強そうな匂いでもねぇし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サラサラ…サラサラ…

 

 

 

ん?何だ?誰かに触られてる?

 

 

「うわーすごいフワフワ、気持ちいい〜」

 

 

誰だよ今マジでそういうテンションじゃ無いんだって。

 

薄く目を開いてみると紫がかった黒髪の美少女が自分を撫でていた。

 

普段なら多少リアクションしてやる所だけど今はそういう気分でも無いので再び寝ようとすると

 

「どうしたのこんな所で寝て。 元気無いの?」

 

元気がある様に見えるかよテメェ、てか帰れよ。

 

軽く睨みつけて唸ってやると少女は困った様に笑ってバッグをあさり始めた。

 

「うーん、犬でも食べられる様な物ってあるかなぁ。」

 

犬じゃねぇバトルウルフだ噛むぞ

 

「あ!差し入れで貰ったジャーキーあるよ!食べる?」

 

いらねぇし、てか誰だよホントに

美少女の差し入れにジャーキー渡すってどんなセンスしてんだ。

 

目の前で揺れるジャーキーを鬱陶しく思っていると美少女がおもむろにジャーキーを半分に割って片方を口に入れた。

 

「美味しいよ?一緒に食べよう?」

 

 

ふと、懐かしい記憶が蘇った

 

 

 

 

 

「うおっ!?デビル大蛇!?なんでこんな所にっ!?…ってコレ死んでる?」

「待て、影に何かいる……バトルウルフ?」

 

「あれ?お前なんでここにいるんだ?群れはどうした?」

「兄者、そのバトルウルフは?」

 

「この子は確か次郎ちゃんと昔よく一緒にいたっていうバトルウルフ?デビル大蛇を狩って来たのかしら?」

「お前に会いに来たんじゃないか?次郎。」

 

 

「ただいまみんな。あら?次郎のお友達?」

「どうしたフローゼ?おや?そいつは確かあの時のバトルウルフか?」

 

 

「せっかくだからその子も一緒に食事にしましょ♪」

 

「お前と一緒に飯を食うなんていつぶりだろうなぁ、せっかくだから今度俺のフルコースも食わせてやるよ。」

 

「兄者が誰かに飯を振る舞うなんて槍でも降るんじゃ無いか?」

 

「何言ってんだ三虎、天変地異の前触れだろ?」

 

「んだとテメェ!?」

 

「はいはい、喧嘩しないの!ほら、貴方も一緒に食べよう?」

 

 

 

輝かしい黄金の様な記憶、そして自分には本当にもう帰ることはできない思い出。

 

あの時のフローゼさんの顔が目の前の少女に重なって見えた。

 

「あっ!食べた!」

 

グルメ細胞が入っている訳でもないただのジャーキー。

 

前世で食した食材達とは比べ物にもならない様な食材だが、不思議と美味しく感じた。

 

ジャーキーを咀嚼していると不意に抱き上げられた。

 

星の様な瞳がこちらを見つめている。

 

「ねぇ、君。うちの子にならない?」

 

予想外の言葉に少しだけ目を見開き、考える。

 

どちらにせよやる事なんて無いのだ、狼王や仲間達には色々言われるかもしれないが飼い犬になるのもアリだろう。

 

そう思い、了承を伝えるべく一声鳴いた。




転生直後ダイヤ
めちゃくちゃ荒れてる
ヤケクソビッグバン一歩手前
ここでアイと会わないとグルメ細胞が
全世界にばら撒かれるか
野生化してバトルウルフの群れが世界を支配する。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。