ルビーがついにアイドルとして本格的にメンバーを集め始めたらしい。
中学あたりからちょくちょくご主人と本格的にダンスレッスンや歌の練習をしたりしていたが高校入学してからついにアイドルとして活動を始めるそうだ。
アクアとルビーが入学した陽東高校は芸能科がある学校で2人はそこの芸能科に入ったのだが、そこで再会した有馬かなちゃんがめでたくルビーと一緒にアイドル活動するために苺プロに所属する事となった。
まぁ実際に勧誘したのはほとんどアクアらしいが。
こないだ共演したドラマ……『今日は甘口で』だったかな? アクアが出演する最終回だけ見たが流石の演技力だったわ。
ヒロインが恋に落ちるシーンなんてマジで恋する乙女って感じだったわ、昔の次郎と節乃を思い出しちゃったよ。
話が脱線したがルビーはようやく夢の第一歩を踏み出す事が出来そうで心底嬉しそうだ。
それにしても勧誘するためとはいえアクアがご主人とルビー以外に素直に可愛いなんて言うとはな。
それにかなちゃんもアクアに対しての好感度は中々高いと見た。
これはもしかしてもしかするのか?
思い立ったが吉日! 直球でいってみよう。
ご主人とルビーがいないタイミングを見計らってアクアのノートPCで音声読み上げソフトを使って話しかける。
ご主人達に色々バレてからは家ではもっぱらコッチでコミュニケーションをとっている。いちいち爪で文字を指差すよりコッチのが早いのよね。
『お前ああいう子が好みなの?』
「別にそういうのじゃねぇよ。てかお前そういう話するタイプだったか?」
『バトルウルフも恋バナしたい時くらいあるのよ、むかし友達の恋愛を見守ってた事もあるからなぁ』
「他人の恋愛の前に自分の番いでも見つけろよ」
『しばくぞ、番いぐらいいたわ。200年くらい前に』
「えっマジで?」
『これでも群れのNo.3まで上り詰めたからな、しょっちゅう群れから抜け出す変わり者扱いされてたけどそこそこモテたよ。強い奴は子孫を残すのも仕事みたいなところあるしな』
「でも元々人間だったんだろ? 狼と番いになるのに抵抗とか無かったのか?」
『ぶっちゃけ最初の頃はな? でもまぁ何年もバトルウルフやってたらコッチが当たり前になるんだよ。身体に精神が引っ張られるっつうか』
「あぁー……何となくわかるわ」
『生肉を美味しく食べられる事よりメスのバトルウルフ相手に性欲を感じた時の方が「あぁ、俺って人間じゃ無くなったんだな」って実感したよ』
「生々しい……」
『いや俺の事はいいんだよ、それよりアクアお前こないだ恋愛リアリティーショーの仕事も受けてたよな?』
「俺としてはお前の昔の話の方が気になるんだが……まぁな」
『ルビーとかなちゃんを差し置いて恋愛ですか……いやまぁルビーは置いておいても側から見たらすげぇタチの悪い女たらしだぞ……』
「仕方ないだろ、鏑木Pにはアイも俺もお世話になってるし。今後ルビーがアイドルとして芸能活動していくなら少しでも人脈はあった方がいいし、そもそもただの仕事だ。……だからその顔やめろ」
そんな風に俺が渾身のチベットスナギツネの顔マネを披露していたのが数ヶ月前の事。
そして現在テレビに映っているアクアが出演している『今からガチ恋始めます』の最終回ではアクアが共演者の黒川あかねに告白してキスをするシーンが流れていた。
「ひゃー! アクア大胆だねー! 息子のキスシーン見ちゃった!!」
「うん、そうだねママ」
そして俺の隣ではご主人とルビーがそれを見てそれぞれ顔を赤くしたり瞳を黒く濁らせたりしていた。
こないだもまた新しいメンバーとしてMEMちょちゃん連れ込んでたし。
あの女癖
……あいつその内マジで刺されるんじゃねぇかな。
・ダイヤくん
しれっと前世で妻子持ちだったヤツ。
アイとルビーにも身バレしてからはノートPC借りて音声ソフトで話してる。文明の利器サイコー
番いと子供に関しては愛情が無いわけじゃ無いけどバトルウルフ自体あんまり一緒に過ごすような生態じゃないから一緒にいた期間はそこまで長くない。
ネオとアカシアとの最終決戦の時に参戦してないのを確認して内心ホッとしてた
「俺があの世界で唯一、後の時代に残せたものかな。」
・アクア
女癖悪ア 原作より明るいし恋愛に積極的だから結果的に原作より酷い事になる可能性がある。ルビーの事は大事だけど恋愛対象になるかと聞かれたら微妙な気がする。あかねに告白したのは番組の流れ的にカップル0だと盛り上がりに欠けると思ったから。今後も原作通り本当に付き合うのかは未定。
「頼むから俺の目の前でキスシーンをリピートするのは勘弁してくれ。」
・ルビー
先生のキスシーンで脳を破壊された子
この世界線だとアクアの事はなんだかんだ恋愛対象としてじゃなく兄として慕うようになる気がする。
「せんせーの恋人とか奥さんはこの先何人か現れるかもしれないけど最推しと妹は私だけだって気づいたんだよ!!」
・アイ
息子のキスシーンでキャーキャー言ってた子
新生B小町の事を知ってその内挨拶するしMEMちょは憧れのアイドルに認知されて死ぬ。子供とペットと後輩が可愛くて仕方ない。
デビューライブでアクアと一緒にサイリウム振ってるアイは存在する。
「アクア!あかねちゃん連れてきてよ!挨拶したい!」