ロックマンエグゼ世界でエックス的なナビを持ってしまった   作:黒兎可

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れんぞくこうしんがんばった・・・zzz


第49話「恥ずかしいよッ!」

 

 

 

 

 

 デンサンシティにさえ行かなければ何も起こらないとタカをくくっていました。

 いや、厳密には夏休みにそっち方面にいかなければどうということはない、くらいの考えかな?

 でも残念ながらタイムリミットが来てしまったんだった。何のタイムリミットだって? ……やいとちゃんの。

 

『夏休み終了前までの納品で、一週間でラフ案って話だったけどまだ上がってこないってことは、スケジューリング的な事情というよりアイデアがないってことじゃないかしら? 今までの納品実績を調べさせてもらったけど、全体的に武器だったりが多かったものね?

 ああ、だから貴方たちに依頼した仕事をキャンセルしたいって訳じゃないの。ものの出来については、ちょっとしたツテで結構良い方だって聞いているし。あと、()()()()()()()()()()でのプレゼント品なんだから個人依頼でやってもらった方が手作り感が出るじゃない?

 そんな訳で、一回都合が良ければミーティングをできればって思っているのよ。その子が好きそうなものとか、今時の女の子でどういったものが流行ってるのかとか、そういう情報は良い刺激になるんじゃないかしら?

 ああ、うちも使用人は何人かつれていくから、そこだけはあらかじめ忘れないでね~』

 

 そんな感じのボイスログが、みゆきお姉さんのメーラーに届けられていたらしい。みゆきお姉さんも流石に珍しく思ったのか、普通にビデオ通話で連絡をかけてきたくらいだ。

 ちなみに今日のみゆきお姉さん、気温が高いせいか頬が上気。紫色のワンピースにスカルマン模様の団扇を仰いでいて、なんかこう「オフ」って感じがすごいして可愛い……。

 

『そんなに難しいのかしら? 例の依頼って。…………ふふ、難しそうね』

「こればっかりは──」『──何ともねぇ……』

「また()()()()()()()わよ。…………でも、今の状態だとこう……、まだ大丈夫かしら? ええ、()()()()()()()()()()。それでまずは様子見ってことかしらね」

「『何の話?』」

 

 僕とエックスの息の合った疑問符に、みゆきお姉さんはため息一つ。

 

『…………ちょっと私も忙しくて、ガンサイくんのサポートは難しそうね。予定通りなら後半は時間に余裕が出来そうなのだけど』

「あー、お疲れ様です? 学校関係とか?」

『全然違うけれど、まあ、必要なことよ。………………でも、そうね。大丈夫だとは思うけれど、もし泊りが必要になったらウチへいらっしゃい。お祖母ちゃんに言っておくから』

「ありがとうございま……、す? ん? 何かこう、あれ? いやその、全然面識もない小学生男子が訪ねて来て泊めるって話にすんなり繋がるって一体何がどういう距離感というか、ええっと……。

 違和感バリバリ?」

『大丈夫よ。エイリアさんのご自宅にお泊りするよりは、色々マシな方だと思うから』

 

 一体何が大丈夫なのか、どっちも色々と変な話になっているのではないかとか頭の中に色々と感想が過る。そんな混乱してる僕をくすりと笑い「それともサロマの方が良かった?」とか謎の確認をしてくる。誰だろうと違和感拭えないですって。

 僕をからかって満足したのか、みゆきお姉さんは水晶を取り出した。

 

「あれ? それって占いとかのやつ」

『私の場合………………、これは虫眼鏡みたいなものかしら。感覚的に』

「感覚的に」

『…………ええ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()の道具だから』

 

 何がどうして何とやら。

 うん、よくわかんないやってことで、僕もエックスもリアクションはとらないでいた。

 

 ただ、このみゆきお姉さん。初見で僕とエックスに何かあるのを察したり、近未来をズバズバ言い当てたり、こっちの考えてることを全く脈絡なく読み取ってきたりと色々何かヤベェオーラが漂ってる方なので、おそらくそのテの占いとかは、ガチ、と言うやつなんだと思う。

 

 ともかく、そんな水晶を数分じっと、ああでもないこうでもないとブツブツ言いながら覗き込んだり、何かを計算したりしてたみゆきお姉さんは、ふぅと一息。……あの、え? あれ? 何かものすごく顔色悪くなってるんだけど。さっきまで照れてるみたいに健康的な色してたのに今すっごい真っ白だし。

 

『…………大丈夫よ。大丈夫ったら大丈夫だもの。いつものこと』

「いやその、みゆきお姉さんがオカルト的な何かを扱えるのを今更疑う余地は全くないけど、それで身体に差し障るなら止めた方がいいんじゃ……?」

『だから、大丈夫なの。…………子供は年上のお兄さんお姉さんをしっかり頼りなさいなっ』

 

 えへん、と力なく微笑むみゆきお姉さんはやっぱり可愛らしい。可愛らしいんだけど「ぐぅ」とか時々息しながらうめき声を上げてるの、何とかならないかな……。

 

『これは……、酔ったようなものだから。人酔い? ええ。…………だから大丈夫』

「よくわからないけど、ちゃんと休んでね。で、何を占ったのさ」

『…………あなたが懸念していた事。まあ、案の定こっちに来ると巻き込まれそうね』

「うわぁ……」『うわぁ……』

 

 そろって嫌な顔をする僕らに、みゆきお姉さんは「ただし」と肩をすくめて微笑んだ。

 

『命は落とさないわ。……それに、少し意外な相手と再会しそうね。

 まあそんな話はどうでもいいのでしょうけど。…………どちらにせよ、受けた依頼を完遂したいから来るつもりなのでしょう?』

「それは……、うん。一応、成功報酬型? みたいな感じでやらせてもらってるけど、お金もらってるならプロ意識持たないと。相手はこっちに期待して依頼してくれてるんだし、勝手にこっちの都合とかだけで流しちゃうのは、良い事じゃないし」

『パーツ販売でよくある話だけど、改造品にされて転売されたりってこともあると思うけれど、そうした場合は?』

「それでも受けた依頼については、ちゃんとやる……、かな? やらないにしても断りは入れるというか。何も言わずハイさようならして連絡もつかないようにするとかって、たまにニュースであるけど、すごい不義理だし」

 

 ……まあ、そんなノリで講義とかレポートとかアルバイトとかサヨナラサヨナラしてたら大学の単位も生活も全然まともに送れやしないからね。大体課題とかって、こっちの都合に良いのばっかりじゃないし、相性の悪い相手と一緒に何かやらないといけなかったりってことも多いし……、フィールドワーク系のとかグループ系のとか。

 ようするに難しい話じゃなくって、約束事は出来る限り守ろうと言う、そういう心がけって話だ。……お金貰ってなかったら割とテキトーになったり趣味に走ったりするってことだけど。うん、自虐ですハイ。

 

 何も言ってないけど、そんな僕の様子にくすくすと微笑むみゆきお姉さん。一応こういう()()()()()は読み取ってないみたいなので、こっちとしてはそこは少しだけ気が緩む。

 

『そういう真面目な所は………………、お姉さん結構好きよ?』

「…………か、らかわないで」

『ひゅーひゅー、ガンくん照れてるぅ~』

 

 うるさい! とエックスを指さしてPETの音声をミュート。チャットアプリ越しに「ちょっと卑怯だよそれガンくん!」と抗議してくるエックスだけど、知ったこっちゃない。

 ぶすっとして腕を組んで画面を視れない僕を、あちら側からみゆきお姉さんが微笑ましそうに見守っていた。

 

 

 

   ※  ※  ※

 

 

 

 とりあえずそんな経緯で……、そんな経緯? まあ、そんな理由で、僕は現在デンサンタウンまで来ていた。前世的に言えば東京都、待ち合わせ場所がヤシブタウンと来てる。最初地名が意味不明だったけど「103デパート」とか、「モワイ像」とかそれらしい名称を聞いてようやく思い至った。渋谷だこれ!? 完全に渋谷だよ!!?

 というより、割とちゃんとそういう名称は存在するんだな~と、当たり前といえば当たり前のことに謎の感動を覚えたりした僕だった。伊達や酔狂でゲーム世界っぽいところで転生者(憑依?)してる訳じゃないんだけど、だからこそディティールがしっかりしてる話とかは嫌いじゃない。

 

 ……ただそれはそうと、現地到着して早々に一言。

 何だよ「バチ公像」ってとか、そういうツッコミはご愛敬。ハチ公まで素直にハチ公にしないあたり、謎の徹底ぶりだった。ん? というか何だあの張り紙。「モワイ像回転計画を止めろの会」? 何さその回転計画って。あっ、それはそうと「太陽少年ジャンゴ」とポケモ〇の映画予告が大画面に映ってるし、よく見るとラッパーというか、ファンキーな恰好してる人たちも腰に太陽銃のおもちゃぶら下げてたり、帽子におてんこ様の缶バッジついてたり……。

 

 う~ん……、うん! やっぱり僕の知る渋谷ではないな。渋谷的な何か、ということだ。

 とはいえそこは本家渋谷同様、夏休みともなれば人! 人! 人の群れ!

 

 みゆきお姉さんじゃないけど、人酔いしそうだ。

 

「と、とりあえず待ち合わせは午後からだし、時間は余裕余裕……。エックス、ガイドお願い」

『アラホラサッサ~!』

「何でタイ〇ボカ〇……?」

 

 単なる訛りじゃなくてどう聞いてもアレな発音とノリなエックスだけど、君何でそれ知ってるのさ。僕ら生まれる前の……、いやちょっと前にやってたなアニメ。半年くらいで終わっちゃったけど。

 いやそんな話はどうでもいいや。とりあえず、やいとちゃんとの待ち合わせは午後からってことになっているので、それまで時間を潰してお昼をとろうと思っていた僕だった。……んだけど、あまりにも人が多すぎてもはや何がどうしたものかってところだ。

 正直に言おう、一人で遊び歩いたら迷子になる自信しかないと。

 小学生の迷子ぢからを舐めたらいけない。高学年だろうとあっさりキャパを超えたら帰って来れないなんてザラなんだ(前世でも実体験)。

 というわけで駅からちょっと行ったところにあるロック喫茶とかいうところで昼食と時間つぶしを……、って、いやそこもツッコミを入れたい。何だよロック喫茶って。クラシック喫茶とかジャズ喫茶とかじゃないのかよ。ロックって言ったらバーとかじゃないのかよ。まあバーはジャズもクラシックも何でも来いだろうけど。いやさ前世でも調べたらそういうことやってるお店もあったかもしれないけど、中々未来に生きてるねロックマンエグゼ世界。

 

『モワイ像回転計画しかり?』

「モワイ像回転計画しかり」

 

 とにかくそんな変なテンションでお店に到着。レンガ造りの洋風の建物は「爆・音・喫・茶」とかけばけばしい書体と色合いの看板。明らかに何か喫茶店としての軸がぶれているとしか思えないような……うん、ツッコミがそろそろ追いつかない。

 ともかく中に入って……、中も何だかイギリスのパブっぽい内観だけど、まだ時間が早いおかげでお客さんが全然いなかった。よっしゃラッキー! と手を振り上げたいのを押さえつつ、店内へ。

 

「何々? 会話OK? 演奏OK? 何でもあり? サンドイッチが得意技? えっ珈琲より食事の方が多いんだけど。

 喫茶店ってもっと落ち着いた雰囲気を楽しむ場所じゃ────」

 

「「「何でもあるぜ!」」」

 

 うわっ!? びっくりした。店内のウェイターさんたちも恰好こそ喫茶店らしいけど、髪の色から着こなしまで自由自在すぎてこう……、うーん都会って怖い……。

 

『料理はおいしいらしいから期待していいかもね~』

「そ、そうだネ……」

 

 動揺しながらも、とりあえず入り口近くの座席に案内してもらって食事をとる僕。プラグイン端子と電源プラグも完備、ノートパソコンを広げても十分なスペース。うん、ちょっとびっくりしたけど中々悪くないお店なんじゃないかな?

 我ながら単純だけど、実際やいとちゃんの方で詰まってるので気分転換に新垣君の方に取り掛かってみようかなーって、ちょっと思っていた。

 

 そしてこう、ふと思ったのは。新垣君が目指すバッテンくん改修の先って、要するに巨大になれるネットナビってところに落ち着きそうなんだけど、これって別に制御を必ずしも完璧にしなくても良いんじゃないかな? って。

 チロルちゃんのナビのサーカスマンのお手々じゃないけど、あれだって将来的にはメモリ読み込みが増えていけば解消される話なんだし、必ずしも現時点で完全解決を目指す必要はない。どうせ夏休みの自由研究なんだ。ヒュージスケーラーのプログラムを搭載しても、倍率を「これが今の技術的な限界です!」って言い張れば、先生もそう悪い点数を付けないでくれると信じたい。

 

『でも、それだと納得しなさそうだよね~彼』

「まあね~。うん、やっぱり現時点で最大出力は出して、あわよくば倒したいっていうのはあるかもしれないけど……」

『ケイくんが言ってたことじゃないけど、ガンくんって真面目だよねそういうところ。変に』

 

 いや別に、一応その……友達だし? うん、友達。たぶん友達。友達のはず。向こうはどう思ってるか知らないけど、僕は友達だって思ってるから。うん。

 

『すっごい動揺してるけど大丈夫? ぼっちを超えし者』

「最終的に何になっちゃうんですかねぇそれ……? いや、まあ自信がないのはともかく、ケイくんに不思議がられる話でもないんだけどな~」

 

 やいとちゃんの依頼のアイデア出しとかスケッチとかと並行して、ケイくんと新垣君のスケッチをベースに色々詳細をつめるため、音声通話したりチャットしたりしてやりとりしていたんだけど。エックスが言ってるのは、昨日みゆきお姉さんとの通話の後に行ったウェブミーティングもどきの通話のことだろう。

 

 ケイくん曰く。新垣くん、どう考えても僕とエックスをけちょんけちょんにすることしか考えてないように見えるのに、わざわざ力を貸そうとしてるのは何故かと。それって圧倒的に力の差がある子供と大人みたいな話でもなければナメられてるって取られるし、実際そう取られてる。その上で仲良くしようとしてるのは何でだって。そういう質問をされて。

 僕の返答はみゆきお姉さんにしたのと似たり寄ったりの話だったんだけどね? 今回の場合は報酬がある訳じゃないけど、この場合は「友達でわいわい遊ぶように何かやる」っていうのが、僕としては報酬だ。……うん、言っててなんだか寂しくなってきたな。ちょっとこの話止めたい。

 まあ、止めるも何も話はこれで終わりなんだけどね。ケイくんは「そっか……、真面目なんだね」とだけ、何か微妙に歯切れが悪いリアクションをとって通話を切って、それで昨日のミーティングは終わりだったし。

 

「でも流石に、エックスが倒されると拙いよね? 新垣くん、そうとう鬱憤溜まってるから、ついうっかり戦闘不能状態のエックスに一発攻撃してデリート、なんて事態も起こりそうだし」

『危険が身近すぎるよね……』

「いっそのこと、ヒュージスケーラーの使用条件にエックスの存在でも紐づけちゃう? ……何だかそれが最速な気がしてきたな。エックスを倒すためにヒュージスケーラーを使いたいけど、エックスがいなければヒュージスケーラーは使えない、的な」

『紐づけるってどうやって?』

「そこは、ケイくんに要相談ってとこ────む?」

 

 スケッチをしたり、簡単なフローチャートを書いて処理の方式を検討したりしてた僕とエックス。実際にプログラムを細かく組むわけじゃないけれど、ナビのポリゴンに紐づけるアニメーションって結構なレベルでプログラムに近い所にあるので、詳しくは無いけど触りというかだけは最近学習中なのだ。

 で、そんな訳で「エックスと一緒」というのを分岐条件にして色々書こうとしてたら、僕の後頭部に「もにゅん」みたいな効果音……、効果音? 効果音というか、感触と言うか。

 

 というか、頭これ抱きしめられてるね。腕伸びてきたし、何か暖かいというか熱いし、ちょっとシャンプーっぽいミントのにおいするし、あと金色のおさげ。

 

「あらあら? ガンサイ君もついにネットナビ制作にご興味が? あはっ、でしたら色々教えてあげましょうか? お姉さんこれでも、昔は天才児って呼ばれてたくらいですから! 今でも当時の百分の一くらいは天才ですけど!」

 

 あぁ……、ハイハイ。

 とりあえず仕方ないので見上げれば……、上下逆さになった見覚えのあるお姉さんの笑顔。

 

「……おはようございます、エイリアさん」

「はい、こんにちは♪ ガンサイくんもお元気で!」

 

 うん、ものすっごい嬉しそうに「にぱー」って笑って来るこのお姉さん。ハーフっぽい茶毛の金髪をした、ぱっと見十代後半くらいっぽいこの人。名前をエイリア・C・防人といい、御年二十五歳の科学省の研究者さんだ。

 最近はどっちかというとオフィシャルネットバトラーとしての活動が多くなってそうだけど、基本の所属は「名人」共々、科学省の方になってるはずだ。

 

「……あれ? 名人さんは?」

「『さんは要らない!』って江口君でしたら言いそうですけど、どうして私と江口君をセットでカウントするんです? ガンサイくん?」

「いや他意はないです」

 

 強いて言うと、光博士以外でまともなデンサンの科学省の知り合い二名ってだけなんで。そう言うと「そう言うことじゃないんですけど……」と少し不満そうに言いながら頭を撫でて来て…………。

 

 

 

「っていやそうじゃないって、何ぎゅーってしちゃってるのさ!? 恥ずかしいよッ!」

「えっ?」

「えっ、じゃなくって……!」

 

 

 もー! と言いながら、突き飛ばしはしないけどエイリアさんの背後からのハグを解こうともがく僕。右手! ……大丈夫、口に咥えてない! よしよしそのまま、頑張れ僕の右手! そのまま現状を維持するんだ……! なお対するエイリアさんは何故か不思議そうに首をかしげてるけど、一体どうした、何でそんな今日は距離感近いのさ。

 中の人(前世)的には色々無理がきそうなんで止めて! というか本当、どうしてこんな日中から当たり前みたいな顔してヤシブの、こんな変な喫茶に居ちゃうのさ!?

 

 絶賛、恥ずかしさと気持ち良さと三大欲求の一角とで大混乱中の僕と、いっこうにハグしたままペットでも可愛がるように頭を撫でてくるエイリアさん。

 

 そんな僕らを差し置いて、エックスがマーティ(エイリアさんのナビ)にPET越しの音声会話で一言。

 

 

 

『ひょっとして、絡み酒?』

『当たりさ、エックス。

 エイリアの研究室も夏季休暇に入るっていうのに、ゴスペル関係でオフィシャルの仕事が入って来て休む暇がなくってねぇ…………、実質延期だし期間短縮だしで、ヤケになって今朝日本酒一本開けてからこんな調子さ』

『オォウ……』

『アタイ、身体に悪いから止めろって何度も言ったけど、今回ばかりは限界だー! って今日だけ有給とってねぇ』

 

 

 

 悪いけどしばらく可愛がられてやってくれないかい? というマーティの言葉に、僕は固まる他なかった。

 というかそれ絶対身体に悪いから!? 駄目駄目、エイリアさん美人なのにそんな滅茶苦茶したらさぁ! 研究室だって持ってるんだし、僕含めて心配する人いっぱいいるでしょーが!?

 

 

 

 

 


【作者メモ(前回分からまとめ)】

・中州坂チロル&サーカスマン:

 ご存知? エグゼ6登場の、エグゼ初代に登場した色綾まどい&カラードマンのセルフパロディ的なキャラ。ゲーム作中ではだいぶアレな感じですが、WWW加入動機が「退屈だったから」という飲み屋の限界OLが暴れる時みたいな感じだったので、そこら辺を中心に? 堕ちきる前のキャラクターとして調整中。アニメ版とも少しずらした感じにできればと考えてます。

 ちなみに苗字は電子用語系ではなく対応ナビ系な本作仕様(サーカスかな? → な・か・ス・サーカ → 中州坂)。

 

・読み込みメモリが足りない:

 チロルやらガンサイやらが言っている通り。サーカスマンについてはバトルネットワーク4.0にて解消されるイメージだが、バッテンの巨大化プログラムはそう簡単にはいかない(作中で言及予定)。

 

・アイリスとゼロ:

 こちらもご存知? 実はどちらもエグゼ原作ゲーム的には、ワイリー様とつながる二人。詳細はそのうち……だけど、本作ゼロは「あえて」アイリスをオペレーターとしている。

 ちなみにアイリスはちゃんとアイリスのまま。飲食できているのはアニメネタだけど、多分原作でもそれに近いことは出来たんじゃないか? という考察?から。

 

・プロ意識の話:

 みゆきさん的には「そんなに頑張らなくても良いのに」と思ってる。

 

・占いの話:

 詳細はそのうち……? 人酔いに関しては、水晶を覗くとたくさんの人が行きかう光景が多数見える際に、色々と同時に()()()()()()ため。

 

・ヤシブタウイン:

 ご存知「流星のロックマン」に登場する渋谷。エグゼと流星は世界観共通かつ地名も対応しているので、場所についてはそのまま流用。時代が違うので町の外観は現実の渋谷にまだ近い方だし、モワイ像も回転していない。

 渋谷と言うと筆者的には「すばらしきこのせかい」シリーズが思い起こされますが、喫茶店については…………、まあ、完全にネタ枠ということで汗

 

・休みのないエイリア:

 ちゃんと大人してるので多少はガス抜きを覚えたけど、それはそうとして「心の底から」身近にいてくれる誰かが心配してくれてると思えてないので、キャパを超えると変な暴走をする。

 なお例の事実にはまだ気付いていないので、現段階ではペットをハグして可愛がっているようなノリ。ガンサイの中の人にはクリティカルなダメージである。

 

 

 

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