side主人公
俺の名は雨宮次郎、刑事をしている。今日、
俺は刺された
いや刺されに行ったというのが正しいのかもしれない。目の前に本来刺されるはずだった人がいる。あぁ、誰だっけ…星野アイとその子供達…か…俺の刑事人生で最大の功績だろうな…俺はここで意識を失った。
次に目を覚ましたのは病室だった。良かった〜生きてて。とりあえず俺はナースコールをした。そして医師や看護師に簡単な検査をさせられた。医師によると、救急車が到着する前に簡単な処置をされていたので死なずに済んだとのことだ。一体誰がこんなことをしたんだろうか。
翌日のことだった。苺プロダクションの社長をしている斉藤壱護とその奥さんである斉藤ミヤコが来た。社長の見た目がチンピラみたいな風貌でなんか嫌だった。
「君が雨宮次郎君か。君のおかげでうちのアイが助かった。本当にありがとう。お礼と言ってはなんだがこれを君にあげよう」
と渡されたのは分厚い封筒だった。
「こんなにもらえませんよ」
俺はこの封筒を返そうとしたら
「君も見ただろう、アイの近くにいた子供達を」
なるほど、口封じってわけか、まあ俺アイドル興味ないし言うつもりもないけど。
「口封じってわけですね。」
「まあ、そんなところだ。それとアイが君に会いたがっているよ」
社長はアイの住所と携帯の電話番号の書かれた紙を渡した。
「退院したら、アイに会いに行くといい。アイも喜ぶはずだ。」
その後も親や同僚が見舞いにやってきた。
「雨宮、本当に生きてて良かったよ。安心したよ。」
こいつはよく一緒に事件の捜査をする小枝善彦だ。
「ありがとな」
「治ったら、またあれもするのか?」
「もちろん」
あれとは数年前に失踪した兄、雨宮吾郎を探すことだ。俺は兄を探すために刑事になった。しかし、普段からいろんな事件の捜査をしているため、兄をなかなか探せずにいた。
ただ、俺は他に気になることがあった。
「なあ、どうして俺を刺した犯人は最近引っ越したらしい星野アイの住所を知っていたんだろうな」
「ネットにでも転がっているんじゃないのか?」
「いや、調べた限り、星野アイの住所らしきものはなかった。」
「まさか、ストーカーか?」
「そうかもしれないし、犯人に情報を提供した人がいるかもしれない。なあ、小枝、そこら辺調べてくんないか?」
「ったく、わかったよ」
「サンキュー!」
後で小枝にはうまいラーメンでも奢ってやらないとな。
あいつには言えなかったが、応急処置をしたのは誰だろう。
次、どんなふうにしよう