俺氏、アイドルと付き合うことになる   作:atacs

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第11話

side主人公

 

俺が目覚めたのは昼の3時頃だった。日がさしている頃までずっとしていたのでこうなるのは当然だった。腰が痛え…。ふと俺はアイのほうを向いた。アイはまだ眠っていた。俺、とうとうアイドルと一線を超えてしまった…。それにしてもアイのあの乱れようはすごかった。主導権はほとんどアイに取られていた。

 

「ああよく寝た。あれもう起きてたんだ」

 

「まあね」

 

「昨日は楽しかったね」

 

「ほとんどアイに主導権握られてたけどな」

 

「別に良いじゃん。気持ちよかったし」

 

「それであのキス写真は消すんだよな?」

 

「え?消さないよ」

 

「マジで言ってる?」

 

「うん!」

 

そんなに元気に言われても…。

 

「じゃあどうすれば消すんだよ?」

 

これ以上のこととかあんのかよ。俺は思いつかんぞというか考えたくない。

 

「私と恋人になれば消してあげる」

 

「へ?本当に言ってる?」

 

「うん」

 

アイドルと付き合うとかリスキーすぎるって。

 

「付き合わないんだったら…この写真を世にばらまいて無理矢理されたっていうから」

 

と脅してきた。

 

「これもう脅しじゃねえか。人の心とかないんか?」

 

「君があの女とイチャコラしてるのが悪いんだよ?」

 

と目に黒い星を添えながら話してきた。怖いよ…。

 

「あと10秒以内に恋人宣言しないと大変なことになるよ〜」

 

マジかよ。こんな脅迫じみた告白聞いたことないぞ。

 

「10」

 

ヤバい。どうする俺。

 

「9」

 

付き合う?付き合わない?

 

「8」

 

付き合ってもし世にバレたら?

 

「7」

 

でももう行くとこまでいっちゃったし…。

 

「6」

 

あああああどうしよう。

 

「5」

 

でも付き合わなかったら俺の人生終わるし…。

 

「4」

 

ううぅぅぅ…

 

「3」

 

………

 

「2」

 

「1」

 

「わかった。恋人になるよ」

 

「やった!」

 

アイは飛び上がるのではというくらい喜んだ。

 

「これからよろしくね!次郎❤️」

 

と抱きついてきた。

 

「じゃこのまま今朝の続きする?」

 

「え?それは勘弁してくれ…」

 

「無理」

 

その後俺たちは暗くなるまでハッスルした。

 

兄さん、俺兄さんの推しと恋人になったよ…。

 

 

sideアクア

 

「お兄ちゃん、どうして私たち事務所にいるわけ?私も次郎お兄ちゃんとママのイチャコラ見たかったのに」

 

「まあなんかあったんじゃない?」

 

次郎お前やったな。まあ変なやつと付き合うよりか1000倍マシだが。もし、今後次郎とアイが今まで以上に会うようになったら僕の目的が達成しやすくなる。だが次郎を動かすには僕の正体を次郎に明かした方がいい場合がある。しかし、正体を明かして次郎以外にバレたら僕は研究室行きだ。どうにかして次郎と2人きりになる場面を作らなくてはいけない。どうしようか…。

 

そういえばアイは今度ドラマの撮影で数日家にいないんだったな。そこでどうにか正体は明かさないで何かしらの情報を得た方がいいな。あとルビーが次郎のことを見た時に『先生に似てたな〜』と言っていたな。もしかしてこいつは俺の患者だったのだろうか。




ああ疲れた。
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