side主人公
俺たちは張り込みで使った部屋を片付けていた。
「思ったより張り込みしませんでしたね」
「そうだな」
「でも私初めて刑事らしいことしましたよ」
「それはよかったな」
「片付け終わったら近くで買い物でもしません?なんか今、ドラマの撮影しているみたいなんでそれもみたいし」
「いいよ」
どんなドラマだろうな。気になる。
俺たちは荷物を車に積めて買い物に出た。
「買い物に行くって言ったがどうしてこんな抱きついてるんだ?まるで恋人じゃねえか。恥ずかしいからやめろ」
「別にいいじゃないですか〜。こういうことできるのって今ぐらいですし」
「嫌だよ。離してくれ」
と小西を離した。
「ひどいです!」
こいつまたくっ付いてきやがった。というかこんなところアイに見られたらただじゃ済まないぞ。
「あ!先輩ここですよ!ここ!ドラマの撮影現場!」
「ここか」
周りには俺たち以外にも人がいた。いったいどんな人が演技してんだ?よく見てみると…アイがいた。ヤバいヤバい!こんなところ見たら浮気って言われてしまう!
「な、なあ少し離れたとかから見ていいか?ここだと見にくい」
「仕方ないなぁいいですよ?」
よかった。ちゃんということ聞いてくれた。多分アイには見られていない…よな?ま、大丈夫だろ。
その後俺たちはドラマの撮影を見学していた。一瞬アイと目合った気がしたが……気のせいか?いや気のせいだ。そうしておこう。
ドラマ見学後
「先輩疲れました〜」
とまたくっ付いてきた。
「ったくお前は…」
ここはアイのいたとこから少し離れているとこだから大丈夫だろ。俺たちはそのままの状態で店に入った。
「先輩これ前買ったスムージーですよ?買いません?」
「これか。結構美味かったな、よし買うか?」
「私の分も買ってくださいね?」
「ええやだよ。それくらいお前が買えよ」
「いいじゃないですかこれくらい」
「ったくわかったよ」
「さっすが先輩太っ腹ですね!」
その後いろいろな物をカゴに入れて会計を済ませて店を出ようとするとちょうど目の前にアイがいた。ヤバい。この場面を間近で見られてしまった!と焦るも素通りした。あれ?思ったよりも違う反応だな。てっきり
『ハ?何でそんな女といるの?私という女がいるのに』
とか言ってきて大変なことになると思ったのに?あれかな?俺と付き合っているとバレるといろいろまずいからかな。でも結局後で大変なことになるんだろうな…。どう言い訳するか…。本当のこと言ってもなあ…。
「そういえば先輩、先輩って星野アイを庇って刺されたっていう話、警察官の間で話題になってますよ?」
「まじ?」
そんなの聞いてないぞ。
「はい。捜査一課の中じゃそんな話題にあがっていないんですけど、私が前いた署では結構話題になってましたよ」
「へえそうなんだ」
そんなに話題に上がってたのか。そりゃそうだわな。アイドルを庇って刺されるとか話題性は抜群だもんな。ブーブー
ん?ラインがきてる。なになにえ?アイから?内容は…
『許さない』
sideアイ
何で次郎があの女といるの?なんで?この前恋人になったばかりなのに?撮影の時次郎を見つけたときは凄く嬉しかったのに休憩時に店に行ったらばったり会った時のくっ付いてたのをどうして突き放さないの?どうして?私という女がいるのに。
…………アハハ………絶っっっっ対許さないから。
これはもうヤンデレでは?と最近思ってきてる。