side主人公
「それじゃ行ってくるね」
「いってらっしゃい」
「忘れてた。ンチュ…ン…ン…プハッ」
「おい子供の前だぞ?」
「大丈夫大丈夫、言い忘れてたけど浮気しちゃだめだからね?」
「わかってるよ」
「よかった♩じゃ今度こそいってきます!」
と言ってアイは撮影に行った。今日は夜までずっとアクアたちと一緒か。ちょうどいい。この前のクリップやら難しい本やらアイとは関係なさそうなものがあってそのことが気になっていた。本に関しては兄さんと趣味がかなり似通っていた。何回も社長やミヤコさんが読む可能性を考えた。しかし、普通なら社長宅にそういった趣味本は置くだろう。となると何をどう考えてもアクアかルビーのどちらかになる。今日は2人の子守をしつつ行動をしっかり見ておこう。何かわかるかもしれない。
「ねえお兄さん」
「どうしたんだい、ルビーちゃん?」
「この前ママと何してたの?」
「!?」
なんて言えばいいんだ?バカ正直にアンナことしてたなんて子供に言えない。なんて言おうか…。
「えっとね、う〜ん…2人でいろいろ話をしていたんだよ」
「どんな話なの?」
「えっと…ま、まあいろいろだな」
「もっと詳しく教えてよ」
どう説明すればいいのやら…そう考えていると
「大人の事情で話せないんだろ」
とアクアが話した。サンキュー!アクア。
「フゥン」
何とか納得してくれたようだ。この子年の割にしては納得しているよな。普通これくらいの年だったらもっと教えろとか言ってきそうなものだが…。
その後俺はアクアとルビーのお世話をしていた…とは言ってもほとんど世話はいらなかった。ルビーはアイの今までのライブ映像を見ていた。時々子供とは思えないような熱狂ヲタクみたいな言動とか行動をしていて少しビビった。アクアはアクアで難しい本を読んでいた。もしかしてギフテッドかなんかなのか?それにしても読んでいる本と言い読み方といい読む姿勢がどことなく兄さんに似ているな。じっと見つめていると
「どうしたの?次郎お兄さん、僕のことさっきから見てるけど、何か付いてるの?」
と聞いてきた。
「いや、何でもないよ」
「…そう」
sideアクア
今日から数日間アイが撮影に行った。今日は次郎が非番のようで一日中僕たちのそばにいるようだ。ミヤコさんは同窓会とか言っていないし、どうにかして目的に一歩近づければいいがどうしようか…。とりあえず次郎に最近何しているか聞いてみるか。
「次郎お兄さん、お兄さんって普段何しているの?」
「そうだね。普段は悪い人を捕まえたりしているよ」
「他には何しているの?僕気になるな」
「他には訓練とかしているね。拳銃とか。あとは運動とかかな。悪い人を捕まえるには運動とかしないといけないし」
「そうなんだね」
「最近はどんなことしているの?」
「最近はね悪い薬を作っている人を捕まえたね」
「ニュースになってたあれ?」
次郎は一瞬驚いたような顔をしていた。
「そうだね。あれは俺ともう1人の後輩と捕まえたんだ」
次郎は自慢げに答えた。
そして次郎といろいろな話をしていった。そろそろこのことを聞いてみるか。
「お兄さんのお兄さんって今どうなっているの?」
前世の僕はリョースケに殺された。次郎はどこまで知っているのだろうか。
「失踪した。でも失踪じゃないと俺は思っている」
そこまではつかめているか。でも思ったほどではない。やはり僕が死んだ場所が宮崎で次郎がいるのは警視庁だからなかなか捜査できないのだろうか。
そしてルビーが僕の前世の所在を聞いた時にこっちに振り向いたのも気になる…。まるで昔僕に会ったような…。
side主人公
アクアが俺に仕事のことを聞いてきた。答えれる範囲で教えたが最後に聞いてきた兄さんのことはびっくりした。アクアは兄さんと面識がないので興味ないと思っていたが…アイが聞くように言った?いや、絶対にありえない。直接聞いてくるに違いない。なぜそんなことを聞いてきたんだ?単なる偶然か?いや、前、初めてアイたちの前で兄さんのことを話したときアクアの反応が違かった。何というか兄さんのことを知りたくて仕方ない感じがしたな。
アイが撮影で出かけてから3日が経った。同棲し始めてから思ったがアクアとルビーってかなりアイのヲタクだなと感じた。
この2人を見てふと思ったことがある。何年か前B小町のライブで赤ん坊がヲタ芸していたとTwitterで話題になっていた。当時の動画を見てもアクアとルビーに見えた。これは後で聞くか。
さらにそれから2日が経ってアイが帰ってきた。
「ただいま〜いい子にしてた?アクア、ルビー?」
「うん!」
「次郎は浮気してないよね?」
「おいおい帰ってきて俺に対する最初に会話が浮気のことかよ」
「あまり信用できないもん」
「大丈夫だ」
「本当?」
「本当」
「アクア、ルビー次郎が他の女連れてきてないよね?」
「次郎お兄さん女の人連れてきてないよ」
「ふ〜ん、ま信じてあげる」
俺どんだけ信用されてないんだよ…
「あ、そうそうアイ、後で2人で話したいことがあるんだがいいか?」
「いいよ?もしかして結婚?」
「違う」
「なんだぁ」
アイドルと結婚とか同棲以上に危険だからできるわけねえよ。
アクアたちが眠ったあと
「どうしたの話って?」
「何年か前アイのライブで赤ん坊がヲタ芸したよな?あれってアクアとルビーか?」
俺はそう言って動画を見せた。
「そうだよ。あれはびっくりしたな。だってあんなに我が子が応援してくれるとは思わなかったもん」
「なるほど、ありがとな」
やはりか。これでアクアとルビーがアイのファンだということがわかった。だがあんな赤ん坊がヲタ芸なんてできるのか?そして何でアクアとルビーがそこに?というか普通あの年でアイドルのファンになるものなのか?おかしすぎる。さらにアクアとか兄さんと似ている箇所が多すぎる。まず、あんな子供で俺が刺された時の応急処置をした、本の種類や読み方が兄さんに似ていた、そして話し方があの年にしてはしっかりしていた。まるで中身は大人が入っているようだ。
まさか…兄さん?
こういうのって転生ものって言うんだっけ?そんなこと現実で起こるわけがない。
「ねえ、それだけ?」
「え?」
「もっとキスとかそういうのはないわけ?」
「へ?」
「だって数日ぶりの再会だよ?何で?」
「え、えっとそれは…」
「やっぱりどこかであの女とそういうことしてたの?」
「してねえよ!第一あいつは後輩だ!」
「そういうこと言うんだ?しかたない、その女のこと完全に忘れるくらい愛してあげるね?」
「なんか怖いよ?アイさん?」
「うるさい」
あ、俺絶対絶命じゃね?
その後俺はコッテリ搾り取られた。
上手く書けたかな?