俺氏、アイドルと付き合うことになる   作:atacs

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今回の話は小西と次郎の過去の話となります。



第17話

side主人公

 

「今日で小西の教育期間が終わるのか…」

 

長いようで短かったような。最初は知っている奴がくるから変に気を使わずに済むと思っていたが小西の想像以上のスキンシップには驚いた。そのせいでアイがかなり嫉妬してしまって監禁とかしてきたしで疲れた。小枝には痩せた?とか聞かれたし。

 

「先輩、なんか寂しそうですね?もしかして私と一緒にこうしていられるのが今日までだからですか〜?」

 

「違えよ。第一、この研修が終わってもお前もここにいるだろ?」

 

「そうですけど〜」

 

「おうおうお二人さん今日も仲良いね〜」

 

「茶化すなよ小枝」

 

「雨宮、今日警部を除いた飲み会あるの知ってるよな?」

 

「ああ知ってるよ」

 

今日の飲み会はなぜか警部抜きで行われる。不思議なもんだ。どんだけ嫌われてるんだか。

 

 

飲み会にて

 

「小西と雨宮って何で付き合わないんだ?」

 

先輩刑事が話してきた。彼女がいるって言っていいのか?名前とか言わなきゃ良いのかもしれないが…

 

「長い間こんな感じだったのでなんか恋人って感じしないんですよ」

 

「え?お前ら前から会ってたのか?」

 

「はい、高校の頃から」

 

「へえそうだったのか。だからそんなに仲良かったのか」

 

その後も飲み会が続いた。先輩たちも警部にはwあまり良い思いをしていなかったのか警部の愚痴を吐いていた。

 

「あいつは俺よりも優れてない癖に父親が上の人間ってだけで警部になりやがって」

 

「本当にそうですよね」

 

そんなこんなで夜遅くまで飲み会は進んだ。

 

飲み会後

 

俺は小西と一緒に駅まで向かっていた。ちなみに何でこんなことになったかというと同じ駅を使うっていうのと夜遅くなってしまって女性1人で帰すのは危険と先輩たちに言われたからだ。決して俺が自主的にやっているわけではない。

 

「こうやって2人で帰るの久しぶりですね」

 

「そうだな」

 

俺と小西は高校、大学時代よくこうして帰っていた。

 

「懐かしいな〜」

 

「まあな」

 

「こうしてると高校時代のこと思い出すな。あの時先輩が助けてくれたこと」

 

 

 

高校時代、小西はある男と付き合っていた。その男は霜山と言い、品行方正であり、さらに生徒会選挙の時の演説が面白くかつ公約が明確だったので他の候補者よりも倍以上の票を獲得し、実際に公約を実現していた。さらに成績優秀で全国模試学年1位で有名で生徒会にも所属している男だった。まあまあふざけているような小西と付き合ったもんだからまあまあ盛り上がっていた。それは1つ上の学年である俺の耳にも入っていた。

 

「おい雨宮聞いたか?」

 

「なに?」

 

「あの霜山ってあのふざけてるけど美人な小西ちゃんと付き合ってるんだってよ」

 

「へえ〜」

 

「お前興味なさそうだな、部活で小西ちゃんとよく話しているのに」

 

「だって俺には関係ないもん」

 

「ドライだな」

 

当時それを聞いた俺は全く興味がわかなかった。

 

あれを見るまでは。

 

あれはある日の放課後だった。俺は部活が終わるのが遅くなってしまった。俺は忘れ物があることに気づいて教室に戻った。そこにはなぜか霜山がいた。霜山は誰かと電話していた。俺は誰と電話しているのか気になってこっそり教室に入って通話を聞いた。すると

 

「わかってるよ。そこは上手くやるって」

 

誰と電話してんだこいつ。

 

「あの上ものを早くお前らにも味合わせてやりたいよ。ああわかってるよ。上手く小西を騙すからさ」

 

こいつら小西をどうするつもりだ?

俺は霜山が何か悪いことをしようとしていることを感じ取った。このことを俺は翌日友人に話した。しかし

 

「霜山がそんなこと言ってたのか?嘘くせえ」

 

とあまり信じてくれなかった。まあ俺も誰も信じないだろうと思っていた。そんなこんなで俺はこの話は忘れようと思ったが……

 

俺はその日も部活で遅くなってしまった。また忘れ物をしてしまったので教室に取りに行った。そこにはまた霜山がいて電話をしていた。俺はこっそり携帯の録音モードを起動して霜山の近くまで行った。

 

「ああ、そうだ。今度小西をお前の部屋に持っていくよ。今回もいつもの通りまわそうぜ」

 

ま、まさか小西と恋人になったのは小西を食い物にしていたということか?話している感じ前にも似たようなことをしていたのか?

翌日俺はこの録音を友人に聞かせた。

 

「やっば、これ本当か?」

 

「本当だ」

 

「どうした?雨宮?」

 

もう1人の友人がやってきた。

 

「これ聞いてくれ」

 

「………これって生徒会の霜山?」

 

「そうだ」

 

「これさ、これ暴いたらさ俺らすげー注目されね?」

 

「お前何言ってんだ」

 

「なんかさ俺、あいつ気に食わないんだよな。なんか裏がある感じだったからさ」

 

「確かにな、俺は賛成だぜ雨宮、お前はどうする?」

 

「……乗り気じゃないがやってみるか」

 

こうして霜山の裏を探ることになった。

 

「‥ってことがあったんだ兄さん」

 

「ふ〜ん、何で先生に言わないんだ?」

 

「言ってもあまり意味がないよ。先生たちは霜山のこと褒めちぎっているし信頼し切ってる」

 

「なるほどねえ、そういえば、僕が今研修でお世話になっている病院で他の科の先生が言ってたんだが最近あたりから高校生ぐらいの女の子が性被害に遭ってるって話を聞いたな」

 

「もしかして…霜山の仕業?」

 

「わからん」

 

それから俺たちは霜山のことをバレない範囲で色々調べた。

しかし、調べ始めてから2日目でやらかしてしまう。

 

「雨宮、俺、尾行すんの初めてでなんかワクワクするぜ」

 

「静かにしろ、バレるぞ」

 

俺たちは霜山の後を尾行していた。霜山はある建物の前で何かを待っていた。少し待っているといかにもな不良みたいな奴らが集まってきた。

 

「いかにもな奴が集まってきたな」

 

そしてさらに観察すると霜山たちはタバコを吸い始めた。

 

「おい、あいつタバコ吸い始めたぞ。まだ未成年なのに」

 

 

「雨宮、これ撮ろう」

 

「ああ」

 

パシャ

 

あっ

 

「!?誰だ!?」

 

「やばい、逃げろ!」

 

カメラのシャッター音でバレてしまった。俺たちは急いでその場を後にしたが奴らが追いかけてきた。しかも俺たちよりも速い。

 

「おい待て!」

 

「ヤバいヤバいこのままだと追いつかれるぞ」

 

どうすればいいもしバレたらどうなるかわからない

 

「ヤバいもう追いつかれる!」

 

ここまでか…そう諦めかけたとき…

 

青いスポーツカーが俺たちの前にやってきた。

 

「兄さんの車だ!」

 

俺は道路に出て無理矢理兄さんの車を止めた。

 

「おい危ないだろ!って次郎!?何してんだ!?」

 

「兄さん乗っけて!」

 

「は?」

 

「いいから!」

 

「あ、ああ」

 

俺たち3人は間一髪のところで兄さんの車に乗って逃げた。

 

「どうしてお前らがここに?」

 

「霜山の後を追ってここにきて張り込みをしていたらバレた」

 

「何やってんだか」

 

「兄さん、後でパソコン貸して」

 

「いいけど何に使うんだ?」

 

「カメラのデータを取り出したいんだ」

 

「そうか」

 

俺たちはそのまま家に行くのだった。




オリジナル展開考えるの大変。
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