side主人公
俺と小西は別件で銀座まで来ていた。
「相変わらず銀座は金持ちの街だな」
「そうですね。先輩の車ってここだと不釣り合いですね」
「うるせ」
そう話していると
「キャアアアアア!」
「「!?」」
近くの宝石店で強盗事件が発生した。
俺たちが目撃した頃には物を盗み終えてバンに乗って逃走していた。慌てて車に乗り込み追いかけた。
「被疑者は男4名!車種は白のワンボックスカー!銀座から秋葉原方面へと逃走中!」
小西が状況報告をしていた。白のワンボックスカーはかなりの速さで逃走していた。
「逃がすかよ!」
俺も負けじとスピードを出して追いかけた。俺が乗っている車がスポーツカーというのもあり簡単に追いつけた…と思ったら交差点のところで思いっきり曲がり別の道へ行ってしまった。
「先輩!」
「何のこれしき!」
俺はハンドルを上手く操ってドリフトした。
「おい、あのイン◯レッサまけたか?」
「いや…無理だったみてえ…」
ワンボックスカーに乗っている連中はかなり驚いていた。そりゃそうだ。フェイントかまして別の道に行ったのにすぐに追いつかれたんだから。
「先輩、すごいですね!」
「その感想は後にして!」
俺は必死に犯人たちを追いかけた。そのまま秋葉原を超えて追いかけた。その頃には応援のパトカーもやってきた。さらにワンボックスカーの走る先にはパトカーがバリケードを作っていた。
「これで逃げられまい!」
そう思っていた俺が甘かった。犯人の1人が銃を取り出してパトカーに撃った。その銃弾はパトカーのタイヤに見事に当たった。
そのパトカーは回りながら他のパトカーたちを巻き込んだ。
「なんてことしやがる…!」
幸いにも俺の車は無事だったので大急ぎで追跡を再開した。
「や、やっちまった…」
「今はサツから逃げることをかんがえねえと!」
「というかあのイン◯、しつこすぎねえか!?」
「兄貴!前前!」
「ギャアアアアア!」
犯人たちがそう俺たちの車を見ているとガードレールに当たってしまった。
俺たちも車から降りて銃を持って犯人たちに近づいた。
「動くな!警察だ!」
俺たちは銃を構えて犯人たちの動きを封じた…が犯人たちも銃を持っていた。
ダンッ!ダンッ!
「あぶねっ!」
慌てて俺たちは車の影に隠れた。
「出てこいよサツども!」
ダンッ!ダンッ!
パリン!パリン!
俺の愛車に犯人たちが銃を撃ちまくったので窓ガラスやライトが割れる音が聞こえた。
「俺の愛車が…」
「先輩どうします?」
「俺の射撃能力を使って犯人たちの銃を無力化させる。小西は応援が来るまでここにいろ」
「で、でも」
「死にたいのか?良いからここで待ってろ」
俺は銃を構えて犯人たちの銃目掛けて撃った。
ダンッ!ダンッ!
「グギャアアアアア!」
「グハッ!」
二発の銃を無力化させることに成功した。だがもう一つが見つからない。
どこだ?
あたりを見回すと…犯人の1人が小西の後ろにいた。
「小西後ろ!」
「え?」
「死ね!」
「小西!」
俺は小西を庇うようにして腕を撃たれた。
「グッ!」
「先輩!」
その直後応援のパトカーがやってきた。
「警察だ!」
大量の警官がやってきて犯人たちを取り押さえた。
「先輩!先輩!」
「だ、大丈夫…」
「今救急車呼びましたから!それまで頑張ってください!」
「あ、ああ…」
小西は必死になって話しかけていた。頼もしくなったな小西。
その後俺は救急車で病院に運ばれた。
病院にて
「運良く腕をかすめましたね」
「よかった…」
「ただ痛みが続くのでしばらくの間は車の運転を控えた方が良いです」
「え?」
俺仕事できないじゃん。
「大丈夫です!私が何とかしますよ」
「お前が?何か信用できん」
「ヒドッ!」
治療後
「そういえば犯人たちはどうなった?」
「全員捕まりました」
「なるほど」
この事件はかなりいろんなメディアで話題になった。パトカーが複数台巻き込まれるは銃撃戦になるは警官1人が怪我する事件だったからな。
「先輩腕痛みますか?」
「まあ」
「私の家来ません?」
「何で?」
そんなことしたらアイに何されるかわからん。
「私のせいで先輩怪我させたからです。そのお詫びとして先輩の怪我が治るまで付きっきりで看病してあげます」
「いや別にそこまでしなくていいよ。俺は小西が怪我しなきゃそれでいいし。看病させる程の怪我じゃないよ」
アイが怖いからできないってのもあるけど。
「…じゃあせめて家まで送りますよ」
「大丈夫だから。タクシー拾って帰るから」
「…そうですか」
「じゃあまたな」
俺はタクシーを拾って家に帰った。
最近何か小西の推しが強くなった気がするんだがなんだろう。何か俺変なことでもしたか?そう思いながら家に帰るのであった。
side小西
先輩にまた助けられちゃったな。身を挺して私のこと守ってくれたのかっこよかったなぁ。あぁ付き合いたい!何で私のとこに来ないの先輩は!こんなに美人なのに。もし上手く先輩を看病できたら既成事実作って今の彼女さんと別れさせようと思ったのに!私の方が先輩のこと知ってるのに…。もしかしたら先輩のことまだまだ知らないのかも。もっと知るためにには…これしかないよね。
小西の手には発信機が握られていた。
だんだんネタが切れてきた。