俺氏、アイドルと付き合うことになる   作:atacs

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第22話

side主人公

 

アイの看病のおかげもあってか怪我はほぼ治った。ここ数日とか右腕も自由に動かせるのにも関わらず一緒に風呂に入った。毎日のように一緒に風呂に入るのもいいが流石に疲れる。風呂くらい1人がいいんだがな。そんなことを一度アイに言ったら

 

「そんなこと言ってもいいの?私くらいの人間なら君のこと潰せるんだよ?」

 

と黒星を輝かせながら言ってきた。めっちゃ怖いな。心臓止まるかと思ったよ。

 

今日から仕事だ。俺は朝食を作ってアクアたちと一緒に食べていた。アイは撮影かなんかで朝早く出かけて行った。

 

「次郎お兄ちゃん怪我治ってよかったね」

 

「そうだね、よかったよ本当に」

 

「そういえば次郎お兄ちゃんいつもママと一緒に風呂入ってたけど何であんなに長かったの?」

 

「ブフッ!そ、それはねお兄さんの右腕を痛めてて色々風呂入るのが大変で時間がかかったんだ」

 

「そうなんだね」

 

よかった。ルビーは何とか騙せたがアクアよ、何だその目は俺たちが風呂場でナニしてたか知ってるぞっていうのか?こいつやっぱり子供じゃないよな。絶対中身大人だよな?コ◯ン的なやつか?

 

「次郎お兄さんもう行く時間じゃない?」

 

とアクアが言ってきた。

 

「あ!やべ!行ってくるよ」

 

今日は車じゃなくて電車通勤だからな。急がなくては。

 

 

警視庁にて

 

「復帰おめでとう雨宮」

 

先輩刑事たちがそう言ってくれた。警部は何も言わなかったが。本当に嫌なやつだ。

 

「先輩!復帰おめでとうございます!これプレゼントです!」

 

と小さなクマのぬいぐるみをもらった。

 

「ありがとう」

 

何でクマなんだ?俺には全然似合わないだろ。そう思いながら受け取るのであった。

この日は休んでいた時の書類を片付けていたら一日が過ぎていた。

俺は例のクマのぬいぐるみをカバンに入れ家に持って帰るのであった。これはルビーにでもプレゼントするか。

 

「ルビー」

 

「何?次郎お兄ちゃん」

 

「このぬいぐるみあげるよ」

 

「ありがとう!」

 

ルビーはたいそう喜んでいた。よかったよかった。

 

翌日

 

俺は修理に出していた車を取りに行った。

 

「やっぱり俺の愛車はかっけえなぁ」

 

「お客様はこのお車いつ頃から乗られているのですか?」

 

「そうですね、この車はもともと兄の車だったので何年乗ってるか詳しくはわからないけどまあ長いこと乗ってますね」

 

「左様でございますか。そろそろお車を買い替えるということは考えていらっしゃるのでしょうか?」

 

「ないですね。これは兄の形見みたいなとこがあるし、加速がめちゃくちゃいいんでね」

 

「そうですか」

 

その後俺は車を受け取り警視庁に戻ることにした。

やはり自分の車はいいな!しばらくの間車を走らせた。少しすると信号に引っかかた。そういえばこの辺ってカミキの事務所があるところだよな。確かあの辺がカミキの事務所だったよなと見ていると誰かが事務所から出てきた。その人物は…

 

 

 

山内警部だった。

 

 

 

何で?警部がカミキプロダクションに?そう思いながら警視庁に戻るのであった。

 

「なあ小枝」

 

「どうした?」

 

「警部って芸能関係の知り合いっていたっけ?」

 

「いないんじゃないか」

 

「なるほどね」

 

じゃあ何で警部は事務所から出てきたんだ?

他にも気になることがある。この前殺された白井裕司さん。彼は殺される前日に俺たちと会った。そして彼の携帯がいまだに行方不明のままだ。

彼は携帯をいつ無くしたのだろうか?彼は殺害前日俺たちと会った時にはまだ携帯を持っていた。そこから考えるに携帯をなくしたのはあの日の昼過ぎから翌日の早朝までの時間だろう。まずはあの事件にいた鑑識に話を聞きに行くのがいいだろう。

 

「え?あの時のことですか?」

 

「はい」

 

「そうですね、我々が到着した時には山内警部が到着していましたね」

 

「そうですか。警部は何をしていましたか。」

 

「すいません。その辺はあまり憶えてません」

 

「そうですか…」

 

「あ、あと山内警部のズボンのポケットが膨らんでいたのが気になりましたね」

 

「そうなんですか?」

 

「はい、最初は携帯と財布を一緒に入れてるのかなと思ったんですが財布を別のところから出していたのであの膨らみは何だったのか少しきになりましたね」

 

「そうですか、ありがとうございました」

 

「いえいえ」

 

警部は携帯を一つしか持っていない。まさか、白井さんの携帯を盗んだ?いやそんなことしないだろう。警部だぞ?多分別のものをポケットに入れていたんだろう。そうだそうに決まってる。

収穫はなかったな。一体白井さんはいつ携帯をなくしたんだ?あと、警部はあの時何で1番最初に来てたんだ?調べようにも事件現場を移す監視カメラはないんだよな。さてどうしようか。とりあえず警部にでも聞いてみるか。

 

「あの日のことか?」

 

「はい」

 

「あの日は近くに住んでる友人に忘れ物を届けに行ってたんだよ。その帰りにあの歩道橋を通ったら人が倒れてたんだよ」

 

「ハア」

 

「この事件はもう終わっただろ?早く仕事に戻れ」

 

と警部はどこかに行った。

この事件は他殺の可能性もあったがその証拠がなかった。そしてそれを踏まえて警部は転げ落ちて亡くなったと結論づけてこの事件を終了させた。

白井さんの携帯携帯が見つかってないのにも関わらず。

これはもっと調べる価値があるな。そう考える俺だった。




山内警部怪しいですね〜。
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