俺氏、アイドルと付き合うことになる   作:atacs

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この世界線での吾郎、次郎の祖父母の関係は良いという設定です。


第35話

side主人公

 

 

 

俺は翌日、ばあちゃんに会いに行った。

 

 

 

「久しぶりだねぇ次郎」

 

 

 

「久しぶり、ばあちゃん」

 

 

 

「話は聞いてるよぉ、吾郎が見つかったんだってね」

 

 

 

「まあね」

 

 

 

ばあちゃんにもこの話はいっていたようだ。

 

 

 

「何者かに襲われたって聞いたんだけどほんとうなのかい?」

 

 

 

「ああそうだ。前俺を刺した犯人とおんなじ奴だ」

 

 

 

「そうなのね。でも吾郎が見つかったのは嬉しかったよ。ずっとどこにいるのかわからなかったからね。生きている間に見つかってよかった」

 

 

 

ばあちゃんは悲しそうにしていたが同時に安心したような顔をしていた。

 

 

 

「次郎が久しぶりにやってきたんだし、色々な話を聞かせておくれ」

 

 

 

その後俺は色々な話をあとからやってきたじいちゃんにも聞かせた。仕事のこととか、健康のことや友人関係など色々話した。

 

 

 

「次郎は彼女とかできたのか?」

 

 

 

ふいにじいちゃんが聞いてきた。

 

 

 

「え?まあ一応いるよ」

 

 

 

「どんなやつなんだ?」

 

 

 

「ま、カワイイかな」

 

 

 

「どんなふうにカワイイんだ?」

 

 

 

どんなふうにカワイイか…彼女がアイって言っていいのかな?

 

 

 

「かなり」

 

 

 

「ふ〜ん、他にどんな感じなんだ?」

 

 

 

「まあ、料理がまあうまくて動作が何かとカワイイ」

 

 

 

アイの名を伏せて話した。

 

 

 

「さっきからおもってたんだけど次郎、どうして彼女さんの名前を言わないの?」

 

 

 

「えっと…それは…」

 

 

 

「何を隠してるんだ?」

 

 

 

じいちゃんもばあちゃんも疑い始めてきた。言うしかないのか…

 

 

 

「これから言うこと誰にも言わない?」

 

 

 

「どうしてだ?」

 

 

 

「聞けばわかるよ。俺の彼女は星野アイなんだよ」

 

 

 

「「え?」」

 

 

 

じいちゃんもばあちゃんも放心していた。

 

 

 

「星野アイって…吾郎が昔すごいハマってたあの…?」

 

 

 

「うん」

 

 

 

「それ、本当なのかい?嘘言ってるわけじゃないよね?」

 

 

 

「もし嘘つこうと思ったらもうちょいマシな嘘をつくよ」

 

 

 

俺はアイとのツーショットの写真を見せた。

 

 

 

「ほ、本当だ…」

 

 

 

「でもなんでアイさんは来ないんだい?」

 

 

 

「来たら色々まずいだろ。そもそもアイは今日他のメンバーと行動してるから連れてくるのは無理だ」

 

 

 

「あんたがまさかあの星野アイと付き合っていたとはねぇ。今度会いたいねぇ」

 

 

 

「う〜ん…あいつも結構忙しいからな…今日帰ったら聞いてみるよ」

 

 

 

その後も色々な話をした。

 

 

 

 

 

♢♢♢

 

 

 

気がついたら夜になっていた。

 

 

 

「じゃ、俺はそろそろ宿に戻るよ」

 

 

 

「そうかい。久しぶりに次郎に会えたから私は嬉しいよ」

 

 

 

「もう帰るのか。次、いつ来るんだ?」

 

 

 

「わからん。多分、次は兄さんの葬儀の時かな」

 

 

 

「そうかい。じゃ、それまで待ってるよ」

 

 

 

「ありがとう、じゃあな。体には気をつけろよ」

 

 

 

「はいはいわかってるよ」

 

 

 

そう言って俺は旅館に戻った。

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

「次郎、昨日あんた次結構後に来るって言ってなかったかい?」

 

 

 

「仕方ないだろ。アイが会いたいって聞かないからさ」

 

 

 

「こんにちはおばあちゃん、おじいちゃん★」

 

 

 

話は昨夜に戻る。

 

 

 

「どうして次郎今日私達について来なかったの?」

 

 

 

「久しぶりにこっちに帰ってきたからさ、ばあちゃんたちに会いに行ってたんだ」

 

 

 

「なんで私に言わなかったの!?」

 

 

 

「だってアイを連れ回したら色々まずいだろ」

 

 

 

「それもそうだけどさ〜、次郎のお嫁さんって言いたかったんだけどな」ボソッ

 

 

 

「何か言ったか?」

 

 

 

「うんうん別に。それより明日次郎のおばあちゃん、おじいちゃんに会っても良い?」

 

 

 

「メンバーとかにバレるとまずくないか?」

 

 

 

「大丈夫。明日は飛行機が出る夕方まで自由行動だから」

 

 

 

「ふぅん。じゃあ別にいいけど?」

 

 

 

 

 

〜回想終了〜

 

 

 

「ど、どうしてアイさんがこ、ここに?」

 

 

 

「次郎の未来のお嫁さんですから★」

 

 

 

「「「未来のお嫁さん!?」」」

 

 

 

「なんで次郎まで驚いてんのw」

 

 

 

「今まで1度もそんなこと言ってなかったじゃん」

 

 

 

「もうっ、気づくのが遅いぞ刑事さん♪」

 

 

 

そう言いながらアイは俺にくっついてきた。

 

 

 

「次郎はもう結婚まで考えているのか?」

 

 

 

「はい、考えています!」

 

 

 

おい、その質問俺に向けてのなんだが。勝手に答えるな。

 

 

 

「ほぉ、それは良いな。あの次郎が結婚まで行くとは。吾郎みたく女で遊ぶんじゃないぞ」

 

 

 

「そうだよ次郎?」

 

 

 

「わかってるって」

 

 

 

「子供とかは考えているのか?」

 

 

 

「いや、まだかな」

 

 

 

もうアクアとルビーがいるからこれ以上はな…。

 

 

 

「私は全然イケるよ?」

 

 

 

「現役アイドルと子作りとか俺が社会的に抹殺されるから無理だ」

 

 

 

「えぇバレなきゃイケるよ〜」

 

 

 

「そんなリスク高いことできるかっての」

 

 

 

「でもこの時点でリスク高くない?」

 

 

 

「それとこれは別だ」

 

 

 

「一緒だよ」

 

 

 

「本当にお前ら仲良いな」

 

 

 

「そうか?」

 

 

 

「そうさ。最初、結婚するって聞いた時はあの世に逝くくらい驚いたがこの仲だったら上手くいきそうだよ。だろ?ばあさん」

 

 

 

とじいちゃんが嬉しそうに話した。

 

 

 

「そうねぇ、私も同じだわ。次郎、アイちゃんをしっかり守るんだよ」

 

 

 

「わかってるよ」

 

 

 

「ちゃんと守ってねあ・な・た♡」

 

 

 

「了解」

 

 

 

その後も色々と話をした。ばあちゃんもじいちゃんも嬉しそうで良かった。

 

そう思う一日だった。

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