side 星野アイ
「この、肉料理美味しいな。」
「でしょでしょ。仕込みに時間たっぷりつかったんだよ。」
彼と話してる時間がとても楽しい。最近はドラマの撮影やアイドル関係でかなり忙しく気を使うことが多かったからよりそう感じる。
「そういえば、アイちゃんが主演をやってるドラマ見たよ。」
「見ててくれたんだ。どうだった?」
「俺は普段ドラマとか見ないんだけど、アイちゃんの演技、すごい上手だったよ。」
「えへへ、ありがとう。」
「あ、そうだ。今度、ライブがあるんだけど来る?」
「いつ?」
「今度の土曜日。」
どうかな。OKしてくれるかな。
「大丈夫。」
彼はスマホを見てから答えた。
やった。私は心の中でガッツポーズをした。早く土曜日にならないかな〜。
side主人公
アイからライブに来ないかと聞かれた。俺は予定を確認して非番であることを確認してアイに
「大丈夫。」
と答えた。すると、アイは満面の笑みになった。本当にかわいい。付き合いたいくらいだ。
でも、アイドルのライブか…。どんな感じなんだ?気になるな。それは置いといてさっきからアクアが俺の方に視線を向けてるけどなんだ?俺の服装、何かおかしいか?仕事帰りにそのまま来たからおかしいところはないはずなんでけどな。
「アクア君、さっきから俺のことじっと見てるけどどうしたんだい?」
「いや、なんでも。」
この子、この歳にしては話し方がしっかりしてるんだが。
ライブ当日
とうとう来てしまった。すごい人手だな。アイからチケットによると俺の場所は1番前か。え、1番前!?マジで言ってる?ライブ初心者にはキツいって。
ライブが始まった。始まった瞬間に大音量でアイ達がステージに出てきて歌い始めた。
すごい。とにかくすごいと言う感想しか出てこない。家で見る笑顔とは違う造られた?笑顔で観客を虜にしようとする笑顔で俺も虜にされそうだ。そうこうしている内にライブは終わった。あっというまに終わった。
「ライブどうだった?」
とアイに聞かれた。
「初めてだったからちゃんとしたことはいえなかったけど引き込まれるような感じで面白かった。」
こんな感想でいいのかと思いながらアイの方を見ると、ものすごく喜んでいた。
「ありがとう!今まで身近な人からの感想なんて社長達とアクアとルビーくらいだったからなんか嬉しくなっちゃた。」
社長達だけしか身近な人はいない…のか?
「ライブ終わった後に聞くのもどうかと思うけど社長達以外の身近なひとはいないの?親とかさ。」
これを聴くとアイの瞳が段々暗くなっていった。聞いてはいけないものだったかもしれない。
「実は私、施設育ちなんだ。私が小学生の頃に母親が捕まっちゃってね。でいつか迎えに来るのかななんて甘いこと考えてたけど、結局迎えに来なかった。」
そんな暗い過去があったのか。
「なんかご『次郎君、私ってなんでアイドルやってると思う?』」
「え?そ、それは…。」
「私ね、誰にも愛情注がれなかったんだ。だから愛すってことがいまいちわからないんの。アイドル始めたのは社長のスカウトもあったけど愛ってどういうのものなのか確かめるためにやっているんだ。」
そうか。だからアイドルのときのアイは造られた笑顔だったのか。
「なるほど…。でもアイはもう愛はどういうものか見つけていると思うけどな。」
アイは今まで見たことがないくらい驚いた顔をした。
「アイって、アクア君達のことどう思ってる?」
「そりゃ、守りたいし、大切にしたいって思ってる。」
「そう、それだよ。愛すっていうのは相手を大切にしたいっていうこと。アイはすでに愛すってことを知っているよ。」
それを聞いたアイは泣き出しそうな笑顔で
「ありがと。こんなこと言ってくれたのは君が初めて。」
なんか申し訳ないことしてしまったな。今度何かお詫びでもするか。
最後、あまりに雑すぎたので編集しました。