実は意外とモテる。本人はあまり自覚がない。
side主人公
やはりカミキは怪しい。さらに雰囲気がサイコパスみたいで怖い。そして帰り際に言われた、『何か隠し事していますよね?』という言葉。多分だがこのことは俺とアイのことだろう。その隠し事というのはアクア達のことでその証拠にアクア達の顔がカミキとかなり似ている。これから導き出せるのはカミキとアイで子を作った。そしてカミキならアイの住んでるマンションの住所を知っていてもおかしくはない。そう考えるとリョースケがアイの住所を知ることができたのも納得がいく。もう一度リョースケについて調べなくては。それとカミキには警察の中に知り合いがいると言っていた。白井さんの件を知っているのは捜査一課のやつだけ。怪しいのは小枝と睨んでいるがどうなんだろうか。もしくは…。
「お〜い、雨宮。どうしたそんな顔して」
「いや、何でも」
「そうか。そういえば、今度ここに新人が赴任してくるらしいぞ」
「まじ?どういう人なんだ?」
「何か女性が来るって言ってたな」
「ふ〜ん。大変そうだな」
「あ、教育係はお前だってよ」
「へ?嘘だよな?」
「嘘じゃないぞ。警部に聞いてみ」
まじかよ。余計兄さんの捜索が遠くなるじゃないか。
その後、警部に何で俺が教育係なのか聞いた。警部によると若くして刑事になったからだそうだ。はぁ面倒くせ。
side星野アクア
最近アイが次郎のことを気にしているようだ。僕的には早く2人が繋がって欲しい。そうすればあいつを使って僕の死体を発見できるかもしれない。
しかし、アイはなかなか動こうとしない。どうにかしようといけないが…
「ねえお兄ちゃん。ママ、次郎お兄さんのことどう思ってるんだろ?なんか彼のこと気にしてる感じだけど全然付き合おうとしないよね。」
「まあな。僕的にはお似合いだと思うから早く付き合って欲しいんだけどね。」
「お兄ちゃん、どうやれば次郎さんとママをくっつけれるかな?」
「う〜ん、わからない…。」
僕の弟だからある程度わかるがあいつは元々アイドルとかに全く興味がない。最近になってアイと接するようになったから少しはアイドルに興味を持ったかもしれないが、僕ほどではないだろう。もし付き合うと考えるとあいつから告白はしないだろう。だからアイから告白をしないと成功しないだろう。う〜ん、思いつかない…。
「ねえ、お兄ちゃん。ママに直接聞いてみるのはどう?何かわかるかもよ。」
「聞いてどうするんだ?」
「決まってるじゃない。ママと次郎さんが付き合えるように後押しするだけよ。」
「そんなアホみたいな感じでいけるのか?こういうのはもうちょい考えた方が…。」
「そんなことしてたら次郎さんが他の人に取られちゃうかもしれないよ?それに私だって次郎さんと一緒にいたいんだもん。」
とルビーは言い、アイのもとへ行った。
「ねえ、ママ」
「どうしたの?ルビー?」
「どうしてママは次郎さんと付き合わないの?お似合いなのに」
「う〜ん…。本当は付き合いたいけど次郎君に迷惑かけちゃうかもしれないし…。私、アイドルだから付き合ってバレるとかなりまずいし」
「でも、本当は?」
「めっちゃ付き合いたい!」
「このままの状態だったらママ、次郎君、他の人に取られちゃうかもよ?ね、お兄ちゃん?」
確かにそうかもしれない。もし、そうなったら、僕の目的の達成が困難になるだろう。
「そうだね。母さん、僕もお似合いだと思うよ。次郎お兄さんの顔とか母さんといると優しそうな顔をしているし」
兄から見てもあいつのアイと会っているときの顔はものすごく優しい顔をしている。
これ、後押しできてるのか?
だが、何日かして事態が変わった。
side星野アイ
最近、良く次郎君のことを考えるようになった。撮影の合間や暇なときなどなど…。家だとミヤコさんがいるときはよく次郎君のことを話していた。
「でね、あのときの次郎君は本当にかっこよかったな〜」
「もう、それ何回話してるのよ…。頭がおかしくなるわ」
最近はミヤコさんが惚気話にのってきてくれないのが悲しいけど。
「そんなに次郎君が好きなの?付き合っちゃえばいいのに」
「でも、私アイドルだから付き合ったらファンになんて言われるのかなって思って。それでアクア達に悪影響が出るとよくないし」
次郎君と一緒になれたらって何度も考えたけどもし、バレたら、道連れでアクア達が私の子供っていうことがバレるかもしれない。
「ま、アイドルってみんな隠れて恋愛しているしね。それに大手とかは恋愛禁止とか言われているけどうちとかは事務所の許可貰えば恋愛とか制限付きだけどできるわよ」
確かにメンバーとかも付き合っている人多いし。私もしても良いのかな?アクア達も次郎君と付き合えばっていうスタンスだし、何かあったら事務所が何とかしてくれるでしょ。でもなあ…。そうこうしているうちに1週間ほど経った。
私は今、次郎君が働いてる警視庁の近くで今度主演を務めるドラマの撮影をしていた。
「はい、お疲れ様でした。1時間ほど休憩にします」
今回のドラマセリフが多すぎていつもよりも疲れちゃうよ。
「社長〜、この辺なんかコンビニあったっけ?」
「確か、あの道行ったとこにあるぞ」
「じゃ、なんか買ってくるね」
私は飲み物を買いに行った。この辺は警視庁の近くだし、次郎君と会えるかも。そう歩いていると、前を次郎君が歩いていた。声かけちゃおう。
「お〜い、次郎…君?」
なんと次郎君の隣には知らない女がいた。しかもものすごく仲がいいみたいだ。え?嘘でしょ?次郎君、あの女が飲んだ飲み物飲んでるじゃん。これもう間接キッスじゃん!私でもできてないのに。なんで…。まだ付き合ってもないのになぜか裏切られた気分になった。
……………。アハハ。
もうあれこれ考えるのやめた。今すぐに次郎君を何としてでも私の彼氏にしないと。あの女が彼を奪る前に。
絶対に彼を虜にしてやる。
アイは欲張りなんだ⭐︎
ここでのアイは子供のことなどを考えて次郎と付き合うかどうか悩んでいる。