仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ 作:Naniro
「私ぃ食蜂操祈っていいますぅ。ヨロシクね♥」
陽気に自己紹介しているのはレベル5の一人である
「俺達をどうするつもりだ。そのこと言いふらすんじゃねえだろうな?」
「そんなことをされると俺達も色々と困るんだ。お前の目的はいったいなんなんだ?」
「そんな怖い顔しなくていいのよぉ。誰にも言ってないしぃ、言いふらす気もさらさらないわぁ」
「何?」
当夜とレンはてっきりこの事をジャッジメントに報告するのかと思っていたが、予想外の返答が来たことに少し驚く。すると操祈は真面目な顔になると、二人に頭を下げた。
「ごめんなさい。あなた達の記憶を勝手に覗いてしまって」
「「…!」」
そこからの謝罪に二人はますます動揺する。
「私は、最初はただ単に仮面ライダーの正体が知りたかっただけだったの。それ以上は深入りしないつもりだった。でも今まで見た記憶の中でも衝撃的過ぎてついつい深く見過ぎてしまった…。普段ならむやみに人の記憶は覗かないようにしているのにね…」
「むやみに…か。その割には掲示板やギャングライダーズのことまで覗かれたがな」
「そうね、でも覗いたからにはきちんと最後まで責任を取るわ。誰の記憶であろうと…」
「責任?」
「つまり、私があなた達のバックアップになってあげるというわけ。例えば、あなた達が戦いに集中できるように、人を近寄らせないようにしたり、ジャッジメントの白井さんや御坂さんから逃れやすくしたり、万が一正体がバレてしまったときは、私が能力でそれに関する記憶を消去する。とまあ、こんな感じかしらねぇ」
操祈の提案に当夜とレンは考え込む。その時だった。
「その件についてだが、できれば君には関わらないでもらいたい」
「「「!!」」」
三人が振り向いた先にはジーンとギョロリの姿があった。
「サポートライダーのジーン…。そしてあなたは仮面ライダーグレア…」
「そこまで覗かれていたか…」
ギョロリは自分の事も知られていることに少し驚くが、話を続ける。
「君の能力である
「……」
操祈は黙り込む。確かに記憶を覗いたりできる能力は普通に厄介であることに変わりないからだ。
「その通りだ。こういうのは地味に厄介なんだよ」
「…!その声は!」
ギョロリが声のした方を振り向くと、そこにはヤンキー座りをした緑のメッシュが入った男がいた。
「よお、久しぶりだな。司令官殿」
「貴様は…ケケラ!!」
「ケケラ?」
ギョロリは知っているようだが、当夜達はケケラを知らないようだ。するとジーンが説明する。
「ギャングライダーズに寝返ったサポーターだよ」
「サポーターがギャングライダーズなることなんてあるのか」
「ケケラ…。ギャングライダーズとの大戦の時はいなかった。つまりはあの大戦のあとにギャングライダーズになったというわけか」
するとギョロリが前に出る。
「ジーン、ケイロウ、ナイト、彼女を連れて逃げろ!ここは私が引き受ける!仮にも元部下だ。部下の不始末を片付けるのも上司の役目だ!」
「わかった。ほら三人共、行こう!」
「ジーンニキ!学園都市内なら俺達が分かっている!こっちだ!」
当夜、レン、操祈、ジーンはとりあえずギョロリに任せてその場を離れた。
「貴様の狙いは…彼女だろう?」
「やっぱわかっちまうか?ああいう奴はかなり面倒くさいんでな。別に殺しはしねえよ。ちょっと俺達に歯向かわないように教育するだけさ」
「そんなことさせるとでも?」
「ハァ…だろうな」
ケケラはレーザーレイズライザーを取り出し、ギョロリはヴィジョンドライバーを腰に巻く。
KEKERA SET
「変身」
KEKERA LOADING
READY FIGHT
ケケラは巨大なカエルのような姿である仮面ライダーケケラに変身した。だがギョロリはその姿を見ても微動だにしない。
GLARE, LOG IN
「変身」
ギョロリはヴィジョンドライバーの上部にあるバイオメトリクサーで指紋認証をし、変身待機状態にすると、プロビデンスカードを取り出し、ヴィジョンリーダーへスキャンした。
INSTALL
DOMINATE A SYSTEM, GLARE
ギョロリは仮面ライダーグレアに変身し、ヒュプノレイを射出した。
◇
「ハァ…ハァ…」
「お前体力なさすぎだろ」
「そうなのよぉ…。自分でも不思議なくらいだわぁ…。ゼェ…ゼェ…」
「走って一分も経ってないと思うんだけど」
操祈は少し走っただけでもすぐに疲れてしまっていた。
「いたぞ!食蜂操祈を捕獲せよ!」
当夜達の元にギャングライダーズのライオトルーパーが迫っていた。するとジーンが前に出る。
「ここは俺が!」
ZIIN SET
「変身!」
LASER ON
ZIIN LOADING
READY FIGHT
ジーンがライオトルーパーと戦っている間に当夜とレンは操祈を連れて逃げようとするが…。
「おい、行くぞ」
「もう無理ぃ…」
「ハァ…。世話が焼ける」
レンは操祈を肩に担いだ。
「あのぉ、ここはお姫様抱っこじゃないのぉ?」
「贅沢言うな」
◇
「仮面ライダーが学園都市内で大量発生!?どういうことですの!?」
報告を聞いた黒子は頭を抱えていた。学園都市内で仮面ライダーが大量発生し、争っているという。
「黄色の仮面ライダーに炎の剣の仮面ライダーに二人組の仮面ライダーに狐の仮面ライダーに青い仮面ライダーですって!?どうなっておりますの!?しかも、他にも兵士のような仮面ライダーが大量にいるって!!」
黒子はわけのわからない事態を収束すべく、
(一体何が起こっていますの!?何の目的で争っていますの!?)
「ん?あれは!!」
黒子の見る先にはアバドンたちをすべて蹴散らし終えたゼロワンがいた。黒子はすぐにゼロワンの傍にテレポートする。
「ジャッジメントですの!」
「!!」
ゼロワンはいきなり現れた黒子に驚くが、すぐに冷静になる。
「一体何が目的なのですの!?ケイロウとはどんな関係なのですの!?」
「落ち着きなよジャッジメントさん、俺達は君らに危害は加えないよ。それとここに来たのはケイロウの手助けかな」
「どういうことですの!?」
「悪いけどこれ以上は言えない。じゃあちょっと急いでるからこれで」
ゼロワンはジャンプしてその場を去った。
「逃がしませんわよ!」
黒子もテレポートを駆使してゼロワンを追いかけた。
◇
「そこのあんた達、あたしと戦いなさい」
「へ?」
「ちょっとこの子何言ってんの?」
美琴にいきなり勝負を挑まれたリバイとバイスは困惑する。
「あー、えっと…なんで俺達と戦いたいんだ?」
「決まってるじゃない。あたしとあんた達、どっちが上か知りたいだけよ」
「悪いけど俺達は…」
「おもしれえじゃねえか!だったら俺っちが相手してやる!言っとくが俺っちは強いぜ!」
「おいバイス!」
「へえ、話が分かるじゃない」
リバイは断ろうとしたが、バイスがやる気になってしまい、美琴もバイスとやりあう気のようだ。バイスはそのまま美琴に向っていった。
「いっくぜ~!!」
「正面から突っ込むとはいい度胸ね!」
美琴はバイスに向って電撃を放った。しかしバイスは美琴の電撃をものともしない。
「そんなもん効くかー!」
「なっ…!?」
電撃が効かないことに美琴は驚く。バイスはインファイトに持ち込む。
「オラァ!」
美琴はバイスの拳を避けると、カウンターの蹴りを叩き込んだ。
「ちぇいさーーー!!」
ドゴォン!
「どわぁ!?」
蹴りを喰らって怯んだ隙に、美琴はバイスから一旦距離を取る。
「インファイトに持ち込まれちゃ、こっちが不利ね…。だったら!」
美琴は電撃を発生させると、周囲から黒い粉が美琴の右手に集まり、日本刀のような形を作った。
「えぇ!?何それ!?」
「ふふん、あたしの電気はこんなこともできるのよ。電磁石って知ってる?」
「まさか、磁力で周囲の砂鉄を集めたのか!」
「正解よ!もう一人のピンクの人!」
美琴は砂鉄の剣をバイスに向って振るう。バイスが避けると砂鉄の剣が自販機に切り傷を入れた。
「ウッヒョ~!なんて切れ味!」
切れ味に驚きつつも、バイスは尻尾を振るい、美琴の右手に当てた。すると美琴は砂鉄の剣を手放してしまう。
「あ…!?」
「もらったぁ!」
その隙をバイスは見逃さず、一瞬で美琴の間合いに入り、拳のラッシュを叩き込んだ。
「あたたたたたたたたた、ほわたぁーっ!」
「がああああああ!!」
最後にアッパーカットを決めて美琴を吹っ飛ばした。
「
「はい!おしまーい!俺っち強い!」
「やり過ぎだバイス!」
リバイはやり過ぎだとバイスに怒る。すると美琴がふらふらしながらも立ち上がった。
「まだ終わってないわよ…!」
「えぇ~!?あれ喰らって立つとか聞いてない!」
「もうやめろ!ボロボロじゃないか!」
リバイが美琴の事を思って忠告するが美琴は聞かない。
「余計なお世話よ!」
すると美琴はコインを取り出し、コイントスをする。
「まさかそれって…」
「なんか嫌な予感…」
美琴は
「おい!何すんだバイス!」
「流石に俺っちでもあれは無理~!!」
「喰らえ!」
美琴は
MITEMIRROR! STAGVINE!
ガッチャーンコ!
スタッグミラー!
突如、クワガタムシの形をした鏡が現れ、レールガンを受け止めた。
「大丈夫ですか!?リバイニキ!」
「その声…、ガッチャードか!?」
ガッチャードスタッグミラーワイルドが駆けつけてくれたのだ。そしてスタッグミラーワイルドの前足がガッチャードライバーを操作する。
スタッグミラーフィーバー!
するとレールガンが跳ね返り、美琴の足元に着弾した。
ドゴォン!
「きゃああああああ!!」
着弾の衝撃で美琴は吹っ飛ばされた。
「今のうちに早く!」
「わかった!」
リバイはプテラバイスタンプを取り出し、レックスバイスタンプを外した。
プテラ!
「あ~れ~!」
すると、バイスがリバイの中に戻り、プテラバイスタンプを押印する。
あそこまでやる必要なかっただろ!
誰に言ってんだよ!
なんだそりゃ!
Come on! プ・プ・プテラ!
バディアップ!
上昇気流!一流!翼竜!プテラ!
Flying by! Complete!
ファイズのような姿となったリバイとエアバイクとなったバイス、プテラゲノムとなり、リバイはバイスに乗る。
「よォ~し、行ってみよう!」
ガッチャードもゴルドダッシュを召喚し、乗る。
「ちょっと!待ちなさいよ!」
「悪いけど君に構ってる暇は無いんだ!」
「あばよ~!」
「いくぞ!ゴルドダッシュ!」
「ダーッシュ!」
リバイ、バイス、ガッチャードは急いでその場を後にした。
◇
GMライダーの大群を全て倒したギーツはブーストライカーに乗って、当夜達と合流しようとしていた。すると突如地面から、ゾンビフォームのバーサクローが飛び出し、道を塞ぐ。
「よお!久しぶりだな!ギーツ!」
「その声は…!」
ギーツは上を見上げると、そこにはゾンビフォームの黒い狐がいた。
「クロスギーツ!」
ギャングライダーズのリーダーである仮面ライダークロスギーツがいたのだ。
「あの時はよくもやってくれたなぁ?お陰でXギーツバックルが壊れちまったじゃねえか」
「ふん、自業自得だろ。それより、なんでお前がここにいるんだ?」
「そんなもん決まってんじゃねえか!お前をぶっ殺す為だよ!」
クロスギーツはギーツに斬りかかる。ギーツは間一髪で避ける。
「それとお前、いつまであいつを縛るつもりだ?」
「なんのことだ?」
「シーカーだよ!お前、あいつをいつまで縛ってるんだよ?」
「俺がシーカーを縛っているだと?道を踏み外さないようにしてるだけだ」
クロスギーツは、ハァっと溜息をつく。
「あいつは女尊男卑によって深く傷ついた。愚かな女共のせいでな。だからこそあいつを好きにさせたほうがいいんじゃねえか?」
「そんなことを繰り返しても、決して彼の為にはならない!それによってさらに不幸の連鎖が起こるだけだ!全ての女性がそうであるとは限らない!シーカーにはそれを知って欲しいんだ!」
「くだらねえ!そう簡単にいくわけねえだろ!お前とこなんかより、俺達ギャングライダーズの入ったほうがシーカーの為だと思うぜ?そうすれば憎い女共を好き勝手にさせてやるのに」
「言ったはずだ。そんなことしてもシーカーの為にならないと!シーカーは渡さん!」
ギーツはクロスギーツにマグナムシューター40Xを撃った。クロスギーツはゾンビブレイカーを盾にして防いだ。二人の戦いは激しさを増していった。
思っていたより長くなってしまいそうなので次回に回します。
コテハン紹介
対魔ライダーゼロワン
本名:飛電新太
転生先:対魔忍
仮面ライダーゼロワンに変身する転生者。井河家とは古い付き合いで、アサギとさくらとも親しい。特にさくらからは思いを寄せられており、薬を打たれた彼女に思いを告げられ、食われた。それ以降、さくらと男女の関係となる。最近の悩みはさくらがよく誘って来て搾り取られること。実はごく一部の人しか知らないある秘密を抱えている。
転スラの雇われセイバー
本名:フレマン・ゲブラー
転生先:転生したらスライムだった件
火炎剣烈火に選ばれ、仮面ライダーセイバーに変身する聖剣使い。ソードオブロゴスという国の剣士で他の国からの依頼で雇用されるいわゆるレンタル剣士(他の聖剣使いも同様)。テンペストとは友好条約を結んでおり、彼はその大使でもある。シズさんの教え子(他の聖剣使いも以下略)で彼女が死んだ時は悲しんだ。リムルとは転生者同士な事もあってか親しい友人関係となっている。ちなみにマスターロゴスは普通にいい人。
ハイスクールリバイ
本名:天城ソロモ
転生先:ハイスクールDxD
仮面ライダーリバイに変身する半悪魔。セラフォルーの眷属で彼女によく振り回されている。彼は悪魔の始祖、ギフの遺伝子を持った家系の末裔で先祖帰りの力を持っており、それが制御できないのでセラフォルーの眷属となった。眷属になるその際に力の一部が具現化してバイスが誕生した。イッセーからは何故かライバル視されている。
ハイスクールバイス
仮面ライダーバイスに変身するソロモに憑いている悪魔。セラフォルーがソロモを眷属にする際に彼の力の一部が具現化し、誕生した。転生者じゃないのに何故か掲示板を使える。バイスは普段は普通の人間には見えないが、悪魔や魔王、眷属などは普通にバイスが見える。