仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ   作:Naniro

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シーカーニキは脳筋と思われがちだが、ISの装甲などを利用して相手の死角をついたり、攻撃パターンの見て対策するなど実は意外と策士な面がある。現にセシリア戦で見切ったと呟くシーンはビットを操作しているときは本人は動けないという弱点に気付いたからである。


27スレ目

378:情報屋亡

シーカーがシャルル・デュノアの正体に気付きました。彼女の行動を見て疑念を抱いていたようです。

 

379:名無しのギーツ

やはり気付いてしまったか…。

 

380:素晴らしい世界の狸

確かに彼女の仕草って結構おかしいところあったよね。それでも気付かない一夏ってどんだけ鈍いんだ?

 

381:女神に追われる犬

多分、一夏の場合、恋人寝取られても気付かないぜ。んで気付いた時はもうすでに手遅れになりそう。

 

382:シローは元シャドウガーデン

否定できないというか、ガチでそうなりそう。

 

383:ありふれバッファ

俺は…、大丈夫だよな?

 

384:素晴らしい世界の狸

>>383バッファニキ、実は雫はヘルシャー帝国の皇帝、ガハルド・D・ヘルシャーから求婚されているよ。バッファニキ達がオルクス大迷宮にいる間にハイリヒ城にやってきて、雫の剣術を見て惚れたんだよ。ちなみに強者が弱者を虐げるのは当然という性格の武闘派だ。

 

385:ありふれバッファ

よしぶっ飛ばす。

 

386:トータスヴァルバラド

>>385思いっきりやってくれて構わん。あの皇帝は正直、気にくわない。

 

387:トータスガッチャード

>>385なんならバッキバキに心へし折っても構わないよ。

 

388:名無しのギーツ

>>386 >>387 お前ら皇帝に何の恨みがあるんだよ。

 

389:トータスガッチャード

別に?ただ遠回しに馬鹿にされたことがあるだけ。

 

390:情報屋亡

…学年別トーナメントが始まります。

 

 

学年別トーナメントに向けて準備が進められていく中、ちょっとした事件が起きた。なんでもラウラがセシリアと鈴を負傷させ、トーナメントを棄権せざるを得なくなったという。一夏はそれを快斗に説明していた。

 

「あっそ」

 

「いや他人事みたいに言うなよ!」

 

「んなこと俺には関係ないだろ。そもそも俺は一時的にここにいるだけでいずれここを去らなきゃいけねえんだ」

 

快斗は正式なIS学園の生徒ではないため、いずれここを去る彼にとってはどうでもいいことだった。

 

「なあ、さっきからあそこでこっち見てる女子がいるんだが…」

 

一夏のその言葉に快斗は振り向くと少し遠くから簪がこちらを見ていた。彼女は一夏を睨みつけているようだった。

 

「俺の目付け役だとよ」

 

「目付け役?それってどういう……」

 

「どうもこうも、あの女が自分からやりだしたんだ」

 

「…なぁ、なんであの人機嫌悪いんだ?」

 

「…さあな」

 

すると簪が2人に近づくと、快斗の手を引いて半ば無理矢理連れていく。

 

「快斗、行こう」

 

「ちょ、おい!」

 

一夏はその様子を呆然と見ていた。

 

(あいつ、快斗を名前で呼んでたな…。どういう関係なんだ?)

 

「おい、いきなり何しやがる!」

 

「……」

 

「ったく、だんまりか」

 

快斗はそのまま人気のない通路まで連れてこられた。そこで簪はようやく手を離してくれたが、ずっと黙ったままだった。

 

「お前、一夏に何か恨みでもあるのか?」

 

「え…?」

 

「図星か」

 

快斗はどうやら簪が一夏に対して良い感情を持っていないことを見抜いていたようだ。核心を突かれた簪は目を見開く。彼女は少し間を置いた後、話し出した。

 

「…実はね、私にも専用機が用意される筈だったの。だけど、彼、織斑一夏が現れたせいで彼の専用機が優先されて、私の専用機は凍結された。いつもそうだった。私はお姉ちゃんといつも比べられる。私が何か成せば、楯無の妹だから当然。何か失敗すれば、楯無の妹の癖にと…。誰も私自身を見てくれない…」

 

「それは一夏も同じことだ。世界最強の称号を持つ姉と比べられる時がある。最近転校してきたドイツの軍人は一夏を軟弱者呼ばわりしている。」

 

「彼も…なの…?」

 

簪は一夏も同じような扱いを受けることがある事を聞いて、目を丸くする。現に快斗はそれをこの目で見ているのだ。

 

「あぁ、俺にも姉がいた」

 

「快斗のお姉さん…。真由美さんのことだよね?」

 

「…なぜ知っている」

 

「快斗が話してくれたから。でも、快斗は覚えてないんだよね…」

 

快斗は一部の記憶が欠如している。かつて仲が良かった簪の事も忘れてしまっており、覚えているのは失った両親と憎い姉だけだった。快斗はそのまま話を続ける。

 

「あいつはIS操縦者で近所からも結構慕われていたよ。そんで俺はなんて言われてたと思う?姉からこぼれ出た不良品だとよ!ふざけんじゃねえ!!!

 

ドゴォン!

 

快斗は壁を強く殴りつける。彼は相当その事を根に持っているようだった。壁を殴った手から血が出る。

 

「快斗…」

 

「全く、一夏の専用機を優先して先に作っていたものを放棄とか、技術者としてあるまじき行為だと思わねえのか…」

 

「え…」

 

「なんでもねえ。ちょっと喋り過ぎたか」

 

快斗はそう呟くと、簪を置いてその場を去った。そして部屋に戻ろうとすると千冬に出くわした。

 

「珍しいな。お前が更識の為に怒るとは」

 

「単に放棄したのがムカついただけだ」

 

「フッ…、そういうことにしておいてやろう。それはそうとして、大角、お前も学年別トーナメントにも参加してもらいたい。ボーデヴィッヒとチームを組んでな」

 

「は?なんで俺があんな奴と」

 

「万が一の為だ。それとお前なら止められると思ったからだ」

 

「全く、あの軍人は血の気が多いな」

 

「お前も大概だろう」

 

「そうだった」

 

(自覚あったのか…)

 

 

トーナメント当日

 

「…というわけでお前と組むことになったわけだ。不本意だが」

 

「それはこっちのセリフだ仮面ライダー。お前みたいなやつなど教官の指示でもなかったらこっちから願い下げだ」

 

「1つ聞くが、なぜ一夏を嫌う?お前に何かしたのか?」

 

「奴が誘拐されたせいで教官はモンド・グロッソの二連覇を逃したのだ。奴のせいで…」

 

「は?しょうもな。お前が何かされたわけでもないのにか?一夏だって好きで誘拐されたわけじゃない。そんなのただの逆恨みだろうが、くだらん」

 

「なんだと!?」

 

「それにあいつにとって一夏は唯一の家族だ。家族の為ならば世界一の称号などどうでもいいというくらい一夏が大切だということだ。そんな簡単なこともわからんのか?」

 

「ぐぬぬ…」

 

 

451:名無しのギーツ

珍しいな、シーカーが説教をするなんて。

 

452:乙女ゲーはパンダにも厳しい

しかもあのラウラを論破している。

 

453:グレア司令官

家族を失ったシーカーにとって、思うところがあったんだろう。

 

454:ペンギン提督:好感度-100

家族を失う辛さを知っているからこそ分かるものがある、か…。

 

455:学園都市の梟

説得力があるな。

 

456:狼はモナドと共に

確かに彼女のあれは完全な逆恨みだな。誘拐犯を恨むならともかくだが。

 

 

「とにかく織斑一夏は私が潰す。お前は手を出すな」

 

「俺に命令するな」

 

ラウラと快斗ペアの相手は一夏とシャルルだった。

 

「快斗!なんでそいつと組んだんだ!」

 

「悪いな、ブリュンヒルデにこいつの目付け役を任されたんでな」

 

SET WARNING

 

「変身」

 

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「手加減はしないぞ」

 

ラウラは早速、一夏へ向っていき、シーカーはシャルルにギガントブラスターを撃つ。シャルルも負けじとシーカーに食らいつく。

 

「ぐぅ…!やっぱり大角君は強い…!」

 

「お前には一発ぶん殴ってやりたかった。こんな風にな!!」

 

すると、シーカーは一瞬でシャルルの懐に入るとパンチをシャルルに叩き込み、吹っ飛ばした。

 

「うわあああああああ!?」

 

シャルルは壁に激突し、シーカーは今度は一夏に狙いを定める。武器をギガントハンマーに変え、一夏に向っていき、振り下ろそうとした瞬間だった。

 

「手を出すなと言ったはずだ!」

 

「!?」

 

ラウラのシュヴァルツェア・レーゲンの武装の1つであるワイヤーブレードがシーカーに巻き付き、そのまま地面に叩きつけた。シーカーは上半身が地面に埋まってしまった。

 

「おい!パートナーに対してこんな扱いはないだろ!」

 

「知ったことか。私の獲物に手を出したのが悪い」

 

一夏がラウラを怒鳴りつけるが、ラウラは気にも留めない。

 

「こ、これは酷い…」

 

シャルルもラウラのやり方にドン引きしていた。すると、シーカーが地面から抜け出した。

 

「大角君、大丈夫?」

 

シャルルがシーカーに駆け寄る。だがシーカーは一夏とラウラの方に向かって走り出し、ギガントハンマーを振るった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウラに向って。

 

ドゴォン!

 

「ぐはぁ!?」

 

「えぇ!?」

 

一夏やシャルル、ラウラだけでなく、この場にいた全員が驚愕した。それもそうだ、だって味方を攻撃したのだから。

 

「貴様!どういうつもりだ!?」

 

ラウラが抗議するが、シーカーは聞く耳を持たず、ラウラに集中攻撃をする。一夏とシャルルはそれを見守ることしか出来なかった。

 

GIGANT STRIKE

 

 

ドォオオオオオオオン!!

 

「ぐああああああああ!!」

 

ギガントブラスターの必殺技がラウラに炸裂し、SEがあと僅かになる。

 

(馬鹿な…!私がこんな所で…!終わってなるものか…!)

 

するとラウラのISがドロドロに溶けだした。

 

「ああああああああああああ!!!」

 

「…!?」

 

「た、たすけ…て…」

 

シーカーもラウラの様子がおかしいことに気づいたようだ。そのままラウラはドロドロになったISに飲み込まれ、まるで千冬に似た形となった。

 

「なんだあれは?ブリュンヒルデの出来の悪いパチモンか?」

 

「大角君!そんな事言ってる場合じゃないよ!」

 

随分と余裕そうなことを言うシーカーにシャルルが突っ込んだ。

 

「この野郎!!」

 

すると一夏が千冬擬きに突っ込もうとし、シーカーに止められる。

 

「おい!得体の知れないもんに突っ込んでく馬鹿がいるか!!」

 

「離せ快斗!あれは千冬姉の剣だ…!」

 

「はぁ?あのパチモンが?」

 

「そうだ!あんなのは千冬姉に対する冒涜だ!うおおおおおおおおお!!」

 

「一夏!」

 

「おい待て!」

 

一夏は快斗の制止を振り切って千冬擬きに剣を振るうが千冬擬きに軽くあしらわれる。

 

「ぐああああああああ!」

 

「一夏!!」

 

「あーもう!世話が焼ける!!」

 

「大角君!?」

 

千冬擬きが一夏に剣を振りおろそうとした瞬間、シーカーがアームで剣を受け止めた。

 

「さっさとやれ!!一夏!!」

 

「悪ぃ!快斗!」

 

一夏は零落白夜を発動させて千冬擬きを斬り裂くと、中からラウラが排出された。一夏は彼女をキャッチする。

 

「助かったぜ。快斗」

 

「ふん、猪みたいなことしやがって。見ろ、お前の姉貴が睨んでいるぞ」

 

「あ…」

 

その後、千冬の拳骨が一夏に炸裂したのだった。

 

翌日

 

山田先生は神妙な顔つきをしていた。

 

「ええっと…、今日は転校生を紹介します。というか既に紹介は済んでるというかえっと…、そのぅ…、見てもらった方が早いですね。入ってきて下さい」

 

山田先生のおぼつかない説明にクラスはざわつき始める。すると女子制服を着たシャルルが入ってきた。

 

「シャルロット・デュノアです。皆さん、改めてよろしくお願いします」

 

教室が一瞬静寂に包まれた。すると快斗は何かを察したのか、耳を塞ぐ。

 

「「「えええええええええええええええ!?」」」

 

その瞬間、教室内が騒然とした。

 

「デュノア君じゃなくて、デュノアさんだったの!?」

 

「おかしいと思った!」

 

「あ、でも女子ということは大角君が…」

 

女子達が快斗を見ると、鋭い目つきでシャルロットを睨む快斗の姿があった。シャルロットは気まずそうにしている。

 

「あれ?そういえば昨日、男子が大浴場使っていたよね?」

 

「ということは…」

 

女子達の視線が一夏と快斗に集中する。すると快斗が怒号を上げた。

 

「誰がこんな性別詐称する奴なんかと入るか!!!」

 

(((いくらなんでも言い方が酷い…)))

 

すると、ISを纏った鈴が教室のドアを壊して入ってきた。

 

「一夏…何か言い残すことはあるかしら?」

 

「待ってくれ!これには訳が…!」

 

「問答無用!!」

 

「快斗もなんか言ってくれよ!」

 

「……(無言でそっぽを向く)」

 

「快斗おおおおおお!?」

 

鈴は一夏に向って衝撃砲を放った。その瞬間、ラウラがISを展開して一夏を守った。

 

「ラウラ!助けてくれたのか!サンキュー!」

 

だが次の瞬間、ラウラが一夏にキスをした。

 

「「「!?」」」

 

女子達だけじゃなく、快斗までも目を丸くした。

 

「ぷはっ…、織斑一夏!お前は私の嫁にする!異論は認めん!」

 

「「「えええええええええええええええ!?」」」

 

教室内は阿鼻叫喚に包まれた。

 

 

「大角君!」

 

快斗が振り向くとそこにはシャルロットがいた。

 

「大角君、その、騙してて本当にごめんなさい。でも一夏や大角君と仲良くしたかったのは、本当だから……!!」

 

「……失せろ」

 

快斗はシャルロットを冷たく突き放したのだった。

 

 

楯無の部屋がノックされ、ドアを開けるとそこには亡がいた。

 

「更識楯無」

 

「あら、何かしら?サイボーグ亡」

 

[蒸気を噴射しながらロボットみたいな踊りをする亡]※イメージです。

 

「貴方も私の事を影でそう呼んでいたのですか。地味にショックですよ…」

 

「冗談よ。それで今度は何なの?」

 

「これを…」

 

亡は一枚の画像を楯無に見せる。そこには複数のIS操縦者を引き連れる巨大な牛のような角を持つ人型がいた。

 

「…なんなのこれは?」

 

「女性権利団体の代表のようです。コードネームはBEROBA(ベロバ)。それ以外の事はまだわかっていません」

 

それをライブ映像越しに見ていたエースは目を見開く。

 

(ギャングライダーズのベロバじゃねえか…!!)




シーカーニキの女性に対する評価

箒:剣術に関しては、脅威と感じている様子。一夏の女難で間違えて木刀で頭を叩かれるため嫌い。

セシリア:嫌い。たまに高圧的になるところがあって気に入らない。あと香水臭い。

鈴:うるさい。一夏の女難で八つ当たりに巻き込むから嫌い。

シャル:一番嫌い。性別詐称の件もあるがあざとい性格が特に腹が立って仕方がない。

ラウラ:しょうもない奴。だがあの件であれほど憎んでいた一夏に惚れたことから尻軽な奴だと思うようになった。

楯無:初対面での行動から変態という部類に格付けしている。でも実力は確かだと認めている。

簪:妙に引っかかる奴。最近話したりすると頭痛がするようになった。というか、どこかで会った?記憶にそんな奴は……

本音:嫌いというより、苦手意識を持っていると言った方が正しいかもしれない。ただ、チョロそうではある。

千冬:世界最強というだけあって強いと認めている。一夏の誘拐事件に関しては家族としてそうなるのは当たり前と思っていた。自分の姉もそうだったら……

山田先生:実は意外にもそんなに嫌っていなかったりする。でもちょっと鬱陶しい時がある。別に威圧してるわけじゃないのに怖がられる。

いつか他の人の作品とコラボしてみたいと切実に思う。次はギンペンニキにしようか、それともグルービーニキにしようか…。
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