仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ   作:Naniro

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ハクビネキとほむらのマミさん救出作戦(?)


41スレ目

ハクビとほむらは魔女が作りだした異空間の中を歩いていく。

 

「…いたわ」

 

その先にはまどかとマミが歩いていた。ほむらは二人を呼び止める。

 

「二度と会いたくないって言ったはずよ。それになんだか見かけない人がいるみたいだけど」

 

マミは不機嫌そうにほむらを突き放すと同時にハクビの存在に興味を持つ。

 

「初めまして、巴マミさんでしたっけ?私は仮面ライダーハクビという──」

 

「沙真矢さん…?」

 

「え…?」

 

まどかに名前を言われたハクビは動揺する。そして、ニンジャバックルを外して変身を解除する。

 

「あら?鹿目さん、彼女と知り合い?」

 

「私のクラスメイトです。帰国子女でかなり特徴的な話し方だったのでもしかしてと思って…」

 

「うっそでしょ…」

 

ラルバは一瞬で自分の正体を見抜いたまどかの洞察力に驚きを隠せずにいた。

 

「今回の獲物は私が狩る。あなた達は手を引いて」

 

「そうはいかないわ。美樹さんとキュゥべえを迎えにいかないと」

 

「その二人の安全は保障するわ」

 

「信用すると思って?」

 

マミはほむらのことが信用できないようだ。するとラルバが口を開く。

 

「えっと、巴さん、別に彼女は悪い人じゃないし、なんなら私も彼女と協力したこともあるんです!それか共同戦線っていうのはどうです?」

 

「沙真矢さんといったかしら?ごめんなさいね、人っていうのはそう簡単に信用できるものじゃないの。特にキュゥべえを傷つけた彼女のような人はね」

 

マミはそう言うと、魔法でリボンを出し、ほむらとラルバを拘束した。

 

「ちょっ!?」

 

「バ、バカ…!こんなことやっている場合じゃ…!」

 

「もちろん怪我させるつもりはないけど、あんまり暴れたら保証しかねるわ」

 

「今度の魔女はこれまでの奴らとはわけが違う…!」

 

「大人しくしていたら帰りにちゃんと解放してあげる。いきましょ、鹿目さん」

 

「は、はい…」

 

「ま、待って…!」

 

ラルバは呼び止めようとするがマミは聞く耳を持たない。さらに動けばリボンの締め付けが強くなってしまう。マミはまどかを連れておくヘ進んでいった。

 

「やっぱり…駄目なのかしら…」

 

「暁美さん…」

 

ほむらは悲しそうに下を向く。ラルバはどう声をかけていいか分からず、言葉を詰まらせていたその時だった。

 

コネクト プリーズ

 

「ハァアア!!」

 

突然、奇妙な音声と共にリボンが切り裂かれ、ほむらとラルバは解放される。

 

「大丈夫か?二人共」

 

「ハル兄!?」

 

「綺羅石さん!?」

 

なんと助けてくれたのはハルだった。ハルの右手には剣が握られており、その剣には握り拳のような装飾があった。

 

「どうして…!?なんであなたが結界の中に…!?」

 

「ていうかその剣何?」

 

「話は後だ。早く追うぞ!」

 

 

その頃、マミとまどかはさやかとキュゥべえと合流し、マミは魔女と戦闘を始める。使い魔達を蹴散らし、遂に魔女と対面する。リボンでの拘束を活用し、マスケット銃を巨大化させる。

 

「ティロ・フィナーレ!!」

 

巨大化したマスケット銃が魔女を撃ち抜いたその瞬間、魔女が脱皮し、蛇のような姿となり、マミに急接近し、口を開ける。マミは突然の事に反応が遅れ、そのまま硬直してしまう。そして魔女がマミの頭に噛みつこうとしたその瞬間だった。

 

ガルーダ プリーズ

 

ユニコーン プリーズ

 

クラーケン プリーズ

 

突如、三体の小さな赤い鳥、青い馬、黄色のタコが現れ、魔女に体当たりをした。魔女は赤い鳥達を睨みつけ、その瞬間、マミの姿が消える。

 

「!?」

 

魔女は突然マミの姿が消えたことに驚き、探し始める。

 

「こっちだ。変な蛇」

 

声のした方向を向くと、そこにはマミを抱えた魔法少女姿のほむら、ラルバ、そしてハルがいた。マミはハルを見て目を見開く。

 

「綺羅石くん!?」

 

「よっ!巴、まさかお前まで魔法少女だったとはな」

 

「え?ハル兄知り合いなの?」

 

「同じクラスなんだよ。それと巴、混乱しているようだけどここは俺達に任せろ」

 

「えっ、え?」

 

マミは混乱のあまり、言葉が出てこない。

 

「ちょっとハル兄、危険だよ」

 

「ラルバ、実はお前に今まで黙っていたことがある」

 

「え…?」

 

「俺も…仮面ライダーだ!」

 

ハルは服を少しはだけさせ、腰のあたりにある手の形をしたベルトが現れる。そして右手の中指にはめられた手の形が掘られた指輪をベルトにかざす。

 

ドライバーオン プリーズ

 

すると、黒い手の形を中心にベルトが浮かび上がり、ウィザードライバーが出現する。

 

「ハル兄、それって…!」

 

ラルバは目を丸くする。ハルは構わず、ウィザードライバーを操作し、ドライバーの手の部分が右手から左手に変わる。

 

シャバドゥビ タッチ ヘンシン~

 

すると今度は左手の中指にはめられた赤い指輪を変形させ、ウィザードライバーにかざす。

 

「変身」

 

フレイム プリーズ

 

ヒー ヒー ヒーヒーヒー!

 

そしてハルは指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザード フレイムスタイルへと姿を変えた。

 

「綺羅石さん…?」

 

「ハル兄…?」

 

「綺羅石君…?」

 

マミとほむらとラルバはウィザードの姿を見て唖然とする。

 

「なんだあれ…」

 

「赤い…人?」

 

「あれは…!」

 

まどかとさやかも目を丸くしており、キュゥべえは動揺していた。

 

「さあ、ショータイムだ」

 

【BGM:Life is SHOW TIME】

 

魔女は使い魔達を呼び寄せる。

 

「ラルバ、暁美、雑魚は任せる。俺はあの蛇擬きをやる!」

 

「わ、わかった!変身!」

 

SET

 

NINJA

 

「あとで色々話してもらうから!」

 

ハクビとほむらは使い魔達の相手をし、ウィザードは魔女と対峙する。

 

「俺が相手だ。蛇擬き」

 

「(怒)!!」

 

蛇擬きと言われた魔女はかなりご立腹の様子でウィザードに噛みつこうとする。しかし、ウィザードはそれを避ける。

 

「これでいくかな」

 

ウィザードは赤い指輪のフレイムリングを外し、青い指輪のウォーターリングに変える。

 

ウォーター プリーズ

 

スイー スイー スイー スイー

 

ウィザードは炎を操るフレイムスタイルから水を操るウォータースタイルにフォームチェンジする。

 

「「「変わった!?」」」

 

まどか達はフォームチェンジしたウィザードを見て驚く。魔女はそんなことは構わずウィザードに大きな口を開けて噛みついた。

 

「???」

 

しかし、噛んだ感触がなく、困惑する。

 

リキッド プリーズ

 

すると、歯の隙間から液状化したウィザードが出てきた。

 

「残念、俺を食えなかったみたいだな」

 

ウィザードの煽るような口調に魔女は目に見えてイライラしている。ウィザードは今度はランドリングに変える。

 

ランド プリーズ

 

ドッドッドッ ドドドン ドン ドッドッ ドン

 

ランドスタイルになったウィザードは右手のリングを変える。魔女はそうはさせるかと言わんばかりにウィザードに突っ込む。

 

ディフェンド プリーズ

 

ウィザードの前に岩の壁が生成され、魔女は岩の壁に顔面を強打した。

 

「おう…これは痛いな」

 

ウィザードはウィザーソードガンをガンモードにし手の部分を展開する。

 

キャモナ シューティング シェイクハンズ

 

ランド シューティングストライク

 

ウィザーソードガンから岩の弾丸が放たれ、魔女に当たった。しかし、魔女は口から脱皮する形で逃れた。

 

「ありゃ、これじゃダメか。なら…」

 

ウィザードはランドリングを外し、ハリケーンリングに変える。

 

ハリケーン プリーズ

 

フーフー フーフーフーフー!

 

「今度は緑に!どんだけ姿があるの!?」

 

「綺羅石さん…あなたは一体…」

 

ウィザードの形態の多さにさやかが突っ込み、ほむらは目を丸くする。ハリケーンスタイルにチェンジしたウィザードはウィザーソードガンをソードモードに変形させ、振るうと同時に強風を起こす。

 

「ハァアアアア!!」

 

「!?」

 

魔女は強風により高く打ち上げられた。その隙にウィザードは再びフレイムスタイルにチェンジする。

 

「ハル兄!」

 

「ラルバ?」

 

ウィザードの元にハクビがやってくる。どうやら使い魔達を全部倒したようだ。

 

「ハル兄ばかりずるいよ!」

 

「なら一緒に決めるか」

 

キャモナ スラッシュ シェイクハンズ

 

ROUND 1・2・3

 

FEVER

 

魔女は落下と同時にハクビとウィザードを喰らおうと口を開ける。ハクビとウィザードはそれぞれ、ウィザーソードガンとニンジャデュアラーを構える。

 

「「フィナーレだ/よ!!」」

 

フレイム スラッシュストライク

 

TACTICAL FINISH

 

ウィザードの炎の斬撃が魔女の顔面から縦半分真っ二つに切り裂き、そこからハクビの無数の斬撃が魔女を細切れにした。

 

ドォオオオオオン!!

 

流石の魔女もここまで切り刻まれては脱皮による再生もできず、そのまま爆散し、グリーフシードだけが残った。すると空間が歪み、結界が消滅。全員が現実の世界に帰還した。

 

「ふぃ~…」

 

ウィザードは一息つきながら変身を解除する。するとラルバがやってくる。

 

「ハル兄」

 

「ん?」

 

「掲示板って知ってる?」

 

「…!」

 

 

763:ハクビマギカ

皆さんに紹介したい人がいます。私の従兄です。

 

764:マギカウィザード

どうも、ラルバの従兄、ウィザードです。よろしく。

 

765:弦巻家の山羊さんメイド

ケイロウさんの言ってた通りでしたね…。

 

766:サポーター・キューン

あの魔女をあそこまで細切れにするのはちょっと引いたけど…。

 

767:素晴らしい世界の狸

>>766キューンニキ、あの魔女は本来ならマミさんを食い殺しちゃうんだよ。それを阻止したウィザードニキとハクビネキには拍手を送りたいくらいだ。

 

768:幻想郷の羊

さっきの技を是非キュゥべえにもやって欲しいくらいですね。

 

769:ヒーロー科のパンクジャック

>>768確かに

 

770:狼はモナドと共に

>>768同感だ。

 

771:乙女ゲーはパンダにも厳しい

>>768異議なし。

 

772:サポーター・キューン

キュゥべえ嫌われ過ぎだろ…。同情できんが。

 

773:ハクビマギカ

というわけでこれから巴さんの家で色々お話しすることになりました。ハル兄、逃げないでよね。

 

774:マギカウィザード

逃げないから制服を引っ張らないでくれ…。

 

 

◇巴宅◇

 

マミはまどか、さやか、ほむら、ラルバ、ハルを家に招き入れ、お茶を入れる為に少し席を外す。するとハルがハッと思い出したかのように右手の中指にコネクトリングをはめる。

 

コネクト プリーズ

 

現れた魔方陣に手を突っ込み、ドーナツが入った紙袋を取り出した。

 

「ふう、忘れるところだった」

 

「…ドーナツ?」

 

「ハル兄はドーナツが大好物なんだよね」

 

「そうなんだ…」

 

そしてマミが戻ってきて話し合いを始める。

 

「色々聞きたい事があるけど、まずは綺羅石君、あなたのそれはなんなの?」

 

「ん?あぁ、それは──」

 

「彼は強力な魔力を宿した人間、僕はゲートって呼んでるよ。そして彼は、ファントムというモンスターを体の中に封じ込めている。」

 

マミの質問に対し、ハルが答えようとすると、キュゥべえが割って入り、説明をした。ハルはキュゥべえに先に言われたのが気に入らなかったのか少し不機嫌そうにしながら詳しく説明をする。

 

「…俺は二年前、あるカルト教団の儀式に巻き込まれてファントムになりかけた。多くの人がファントムとなったり、死に絶えたりもした。だが俺は自分に宿ったファントムを抑え込んで魔力をコントロールすることに成功した。そしたらその教団は俺にこのドライバーを渡し、共に世界を意のままにしようと誘われた。多くの人の命を踏み弄った奴らの行動に俺は怒りを覚え、この力でその教団を壊滅させ、生まれたファントムもすべて倒した。それから俺はラルバを影で援護しながら戦ってきたというわけだ」

 

「ハル兄、そんなことがあったの…!?」

 

ハルの口から語られた話にラルバは目を見開く。

 

「…あなたも苦労していたのね」

 

マミはハルの境遇を聞いて同情するような目線を送る。するとキュゥべえが口を開く。

 

「でもまさか今どきゲートに出会うことになるなんてねえ…」

 

「キュゥべえ、どういうこと?何か知ってるの」

 

「…ゲートと魔法少女は本質は一緒なんだよ」

 

キュゥべえのその一言で緊迫した空気になる。ハルはキュゥべえを睨みつけながら詰め寄る。

 

「全てを話してもらおうか、魔法少女とゲート、それとお前の目的についてもな」

 

「宇宙の崩壊を阻止する為のエネルギーを回収するのが僕の目的さ。最初はゲートの人間がファントムになるときに発生するエネルギーを回収していたんだけど、それでは効率が悪かったからね。色々試した結果、魔法少女が絶望し魔女化する時、つまり、ソウルジェムがグリーフシードに変わるときのエネルギーが一番効率がよかったというわけさ」

 

淡々と目的を話すキュゥべえにラルバ、ハル、ほむらは顔を顰め、まどか、さやか、マミは愕然としていた。

 

「どういうことなの…、じゃあ今まで倒してきた魔女は、みんな魔法少女が魔女になったものなの…?キュゥべえ…!どうしてそのことを今まで黙っていたの!?」

 

「聞かれなかったからね。聞かれてもないことを言うことは無駄だろ?」

 

悪びれもしないキュゥべえの態度にラルバとハルは拳を握り締める。

 

「君達人間はいつもそうだ。そうやって怒ったり泣いたりして、訳が分からないよ」

 

「うるさい!!!」

 

キュゥべえがそう言った瞬間、マミが怒号を上げ、マスケット銃を取り出すとキュゥべえを撃ち抜いた。

 

「「「…!!」」」

 

その場にいた全員が目を見開く。するとマミは自分のソウルジェムを取り出す。

 

「鹿目さん、美樹さん…ごめんなさい…。私、とんでもないことに巻き込んでしまうところだった…」

 

「「マミさん…」」

 

「暁美さんはすべてを知っていたから、二人を魔法少女にしたくなかった…。そういうことだったのね…。ごめんなさい…」

 

「……」

 

「暁美さん、沙真矢さん、綺羅石君…。二人の事をよろしく頼むわ。そして、さようなら…」

 

「巴さん…?」

 

「巴…?」

 

するとマミは自分のソウルジェムに向ってマスケット銃を突きつける。

 

「マミさん!?」

 

「あなた…!何を!?」

 

「ソウルジェムが魔女を生むなら…、死ぬしかないじゃない…!!」

 

「ま、待って──」

 

バァン!

 

「マミさああああああああん!!」

 

マミはマスケット銃の引き金を引き、彼女のソウルジェムが砕かれ……ることはなかった。

 

コネクト プリーズ

 

「ふう……、いきなり自殺行為とか冗談きついぞ…」

 

「ハル兄ナイス!」

 

ハルがコネクトでマミのマスケット銃の銃身を掴み、射線をずらしたのだ。

 

「どうして…、どうして止めるのよ…!!」

 

マミがそう言うと、ラルバはマミに近づき、彼女の顔を平手打ちした。

 

パァン!

 

「え…?」

 

「少しは落ち着きなさいよ!何も今死ぬことなんてないでしょ!!」

 

ラルバはマミの胸ぐらを掴んだ。




次回、ハクビネキのスーパー説教タイム(?)

コテハン紹介

サポーター・キューン
仮面ライダーキューンに変身するサポーター。グレアニキの管理する掲示板のスレの管理人代理を務める形で初登場。裏方作業が好きでずっとスレに上がらなかった…というのは建前で本当はかなりの恥ずかしがり屋。

マギカウィザード
本名:綺羅石ハル
転生先:まどマギ
仮面ライダーウィザードに変身する少年。ハクビことラルバの従兄で巴マミのクラスメイト。二年前にあるカルト教団の儀式によってファントムになりかけたが抑え込むことに成功し、その教団が持っていたウィザードライバーによってウィザードとなった過去を持つ。ドーナツが大好物。飄々としているようだが、正義感は人一倍強い。
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